“シンス”と呼ばれるアンドロイドが人間の代わりにあらゆる役割を担う世界で、意識を持ってしまったシンス達と彼らを取り巻く人間たちを描いたドラマのシーズン2です。
ヒューマンズ シーズン2 第1話のあらすじ&感想
レオ達仲間と別れ、単独行動するニスカはベルリンに居ました。
一人でクラブに行くニスカ。踊るでもなく、飲むでもなくただ音楽を感じる彼女に一人のドイツ人女性が声を掛けます。
「不愛想で態度も悪いから・・・イギリス人?」という聞き方はどうなんでしょうか。
製作者もイギリス人だからいいのかな。
ニスカって美人だからすぐナンパされますよね。
前の彼女ならナンパ相手を殺しかねませんが、ホーキンス家との触れ合いで成長した彼女はなんとその女性と一夜を共にします。愛情というよりは実験ですね。
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ベルリンの街で“意識のカギ”を起動するニスカ。
しかし、彼女の周りにいるシンスは何ら変わりません。起動は失敗だったのかと落胆するニスカ。
しかし、地球の裏側、ボリビアの掘削場で鉱物の採掘をしていた一体のシンスが目覚めます。
彼は作業を中止し、地上に上がり空を見つめ微笑むのでした。
どうやら意識のカギは全てのシンスに効くものではないようですね。でも、意識を持ってしまったとばれたらそのシンスは廃棄されてしまうのではないでしょうか。
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6週間後、ホーキンス一家は新居へ引っ越していました。
驚いたことに新居にはシンスが居ました。ローラのシンス嫌いは治ったようですね。
しかも、シンスの見習いとして人間が!人間にも仕事を与えるという政府の政策のようですが、何とも本末転倒な話です。
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ミアは、再びアニータと名乗り、海辺のカフェで働いていました。
普通のシンスの振りをしつつ、つかの間海辺の風を感じ、微笑むミアでした。
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ノッティンガムの化学工場で働く一体のシンスがまた目覚めました。
へスターという名のそのシンスは逃走を図ります。当然追われるへスターですが、手にした携帯電話に「助けに行く。」というメッセージが入ります。レオ達かな?
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ローラとジョーは夫婦カウンセリングを受けていました。しかもカウンセラーもシンスです。
ジョーがミアと肉体関係を持ったことでまだ揉めてたんですね。
「あんなことをしたのは孤独だったからだ。君の気を引きたかった。」と言うジョー。
ローラの答えはありません。
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ミアが働くカフェの店長、エドはナイスガイですが、お店は経営難で、しかも母親が病気です。
見かねたミアは帳簿を見て、試算してしまいます。
思わず「助けになりたかった。」と言ってしまうミア。
エドに欲望はないはずと指摘され胡麻化します。
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メッセージを受け取ったへスターを待っていたのはやはりレオとマックス、そしてボリビアで目覚めたテンでした。
テンは簡易シンスで英語が搭載されていないそうです。自分に何が起きているのかよく分らないへスターに事情を説明するレオとマックス。
そこにへスターを追う一組の男女が現れますが、へスターはレオ達と行くことを選びます。
追っ手はホブ教授の手先でしょうか。車のそばで待ち伏せしていた他の追っ手と揉み合ううち、テンがスナイパーに撃ち殺されてしまいますが、レオ、マックス、へスターは辛くも逃げ出しました。
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ニスカはニュースで意識を持ったシンスの様子を見て、「行くところが出来た。」とガールフレンドに別れを告げます。レオ達に合流するのでしょうか?
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サンフランシスコで人工知能の研究をする女性のもとにマイロという実業家が訪れ、自分のもとでシンスの意識について研究して欲しいと言います。
「それは不可能よ。」と一蹴する女性ですが、彼女が作成したAIは「何故嘘を?」と問います。
ということは、彼女もAIが意識を持つことについて何か知っているのですね。
この女性研究者モロー博士を「マトリックス」シリーズのキャリー・アン・モスが演じてます。
このドラマで初めて名前を知っているキャストが出てきました。
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レオ達の車には追っ手の仲間が潜んでいました。
追っ手の情報を聞き出そうとするレオですが、口を割らないので人質として隠れ家に置くことにしたようです。
そこへミアが帰宅します。
ミアはへスターのように意識を持ったシンスを助けることは危険だとして反対します。
しかしレオはミアが人間のもとで働く方が危険だと言います。それぞれ自分の今後を模索している彼らでした。
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マイロの会社、クオリア社を訪れたモロー博士はアーティという目覚めたシンスに引き合わされます。
マイロの目的は意識を持ったシンスの量産。そしてその研究をモロー博士に依頼したいようです。
モロー博士がアーティに感情を聞いたとき、「孤独です。」と答えたのが気の毒でした。
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新居に引っ越したものの、しっくりこないホーキンス家の面々。
そこへジョーから「会社をクビになった。」とのバッドニュース。
ジョーの仕事もシンスに奪われたのでした。
早朝、ホーキンス家の呼び鈴が鳴ります。訪れたのはニスカでした。
作シーズンでファイトクラブでの殺戮を知ったローラ達は警戒します。
ニスカは
「人を殺した裁きを受けに来た。でも、意識を持つ者として人間と同等の権利を主張したい。」
と言います。これってローラに弁護を頼みたいっていうことですよね。
しかもあの事件を明るみにするということは意識を持つシンスの存在を公開することにもなります。
前シーズンであんなに引っ張った意識のカギをあっさり開放してしまってちょっとびっくりの第一話でした。
ホーキンス家はまだ意識を持ったシンス達に振り回されそうですね。
へスターやモロー博士のような新キャラも登場し面白くなりそうです。