スクリーム・クイーンズ シーズン1第11話のあらすじ
第十一話:「ブラックフライデー」
一年で様々な商品が大安売りされるアメリカのブラックフライデーを楽しみにしているシャネルは、シャネル軍団を引き連れてお買い物にいきます。
しかしモールで赤い悪魔に襲われ、もうこれ以上は我慢できないと、ついに反撃に出ることを誓うのです。
一方ずっと事件の取材を続けてきたピートには、ある秘密がありました。
スクリーム・クイーンズ シーズン1第11話の感想
いよいよラスト近くなってきて、皆神経が張り詰めて若干おかしくなっているようです。
前回ジジの頭部がディナー皿で見つかったのに、警察が一向に捜査に来ないことをいぶかしんでグレースと父のウェストンとピートが警察まで行ってみると、
赤い悪魔がいつまでも捕まらないことに業を煮やした市長によって警察署長以下全員首という事態になっていました。
殺人犯がいるのに警察がいないのか!?と愕然とする一同。
シャネルは最初そんなことは気にしてませんでしたが、自分がハロウィーンの次に楽しみにしているブラックフライデーの買い物中に赤い悪魔に襲われたことで、ぶち切れます。
シャネル3番と5番、6番のヘスターが逃げる中、彼女だけはモールの中に残って、赤い悪魔と戦う決意をするのですね。「私はカッパの会長よ!」と。その心意気は褒めてあげたい。
しかし実際に赤い悪魔がボウガンを持って登場すると、護身術を習っているわけでもないシャネルは太刀打ちできず、肩を打たれてしまいます。
もう一本放たれようとしているボウガンに怯えますが、悪魔に対して暴言を吐きまくるシャネル。
「とどめを刺せばいいわ!このババア!」
・・・・言うねえ!
だけどここで、微妙~な助っ人登場です。KKTで寮母になっていたデニスは、何と誰もいない警察の所長に立候補して採用されたようですよ。
私は署長よ!といいながら出てきて、赤い悪魔とシャネルに向かって喋りまくります。
そうこうしている内に赤い悪魔は警官の一人を殺し、逃げてしまいました。
デニスが警察署長って・・・・世も末じゃん。この人バカですよ、言っちゃわるいけど・・・。
肩を怪我しただけで済みましたが心底腹が立ったらしいシャネルは、KKTの全員を集めて会合を開き、
「赤い悪魔はマンチに違いないわ。だから戦うのよ!先にマンチを殺しましょう!」
といいます。ゼイディだけは仰天して「そんなのダメよ」といいますが、何とグレースはシャネルに賛同しました。
シャネル軍団は当然賛成なので、ゼイディは反対一人ということで黙り、皆はどうやってマンチを殺すかの作戦を練ります。
そこでフグを飼っているというヘスターが、フグの毒をマンチに飲ませるために、マンチの好物である特製のジュースを作りました。
それを持っていったのはシャネルとグレースですが、マンチは喜んでごくごくジュースを飲んだのに死にません。フグの毒って1滴でも死ぬそうなんですが・・・マンチ、すげーな。
グレースとシャネルは元気いっぱいで喋りまくるマンチの姿をみて呆然としています。
マンチは結局フグの毒では死なくて、イライラするグレース。しかし部屋にきたピートは「殺人は殺人だよ。マンチが死ななくて良かったんだ」と彼女を諭します。
うーん、ゼイディとピートは冷静ですね。そうだよ、もしマンチが犯人でも殺していいってことにはならないんですよ~!
グレースはピートといい感じになりますが、今はどうしてもその気にはなれないこと、だけどマンチを殺害できたらその気になるかも、というのですね。
・・・相当追い詰められているのか、グレースのキャラが変わったようで見ているこっちも困惑です。
しかしピートは「やめろ」と一刀両断。
君は純粋なのに、それでは殺人犯と同じだよ、といいます。
考え込むグレースは、その通りだと思ったのでしょう。次の殺害計画を、とKKTのメンバーが集まったときに、「もうやめよう」と言い出すのです。
しかしシャネル達はそれを不服として、グレースのKKTからの強制退会を決定してしまいました。
グレースは憤然としましたが、もういい、とゼイディを誘ってKKTを出ようとします。
ところがまともだと思っていた、最初はマンチ殺害に反対していたゼイディが、「シャネルに賛成だよ」と言い出すのですね。
「マンチを殺さなきゃ。絶対犯人だし、やらなきゃこっちが危ない」
うえええええ~っ!!?どうしたの、ゼイディ~!!
こんな混乱期でも殺人は悪としてきっぱり「ダメよ」と言っていた人なのに、いつの間にマンチ殺害へ傾倒していたのでしょう!・・・ちょっと、ショック。
ショックだったのはグレースも一緒で、彼女はゼイディと別れてKKTを出るのでした。
グレースが抜けた後もマンチ殺害に動くKKTのメンバーは、今度は美容機械を使って凍えさせて殺す方法をとります。
しかし氷点下の機械に27分もいれても、マンチは生きていたのでした。
毒はダメ、凍死もダメときて、シャネルのイライラは爆発寸前です。
ピートはDDCのチャドに呼び出され、ブーンの遺言によってブーンのものが何点かピートに贈られるということを聞かされました。
ピートは「ブーンとは友達ですらない」とそれを拒否しますが、チャドにしつこく問い詰められ、とうとうブーンとの関係を話すのです。
何とブーンはピートの情報源だったこと、DDCの中のことをブーンから情報提供してもらっていたことを話しました。チャドはそれで納得しますが、こっちは仰天です。
えー・・・ピートとブーンは繋がってたの!?だってブーンは赤い悪魔の片割れで殺人犯ですけど!それって重要じゃないの!?
その後大学の寮に戻ったピートが荷造りをしていると、誰かから電話がかかってきました。
ピートは「罪悪感がある」とか「もうかけてくるな」とか相手にいい、電話をきった後にクローゼットの中にある赤い悪魔のコスチュームを見つめています。
・・・・・もしかして、ピート君、あんた赤い悪魔の仲間になったことがある・・・?
ピートが荷造りを終わらせた頃、父と話してピートへの愛を確信したグレースが、覚悟を決めたわと部屋へ訪れます。
しかしグレースがやっとその気になったのに、今度はピートが拒否し始めるのですね。いぶかしく思うと同時に傷つけられたグレースは、ピートに「どうしたの?」と聞きます。
「僕は君にはふさわしくない、素晴らしい男なんかじゃないんだ」というピートは、グレースの問い詰めについに答えました。
「君を抱けないんだ。だって僕は、人を殺したから」
何だって~っ!??
やっぱり赤い悪魔の仲間として動いてたんだーっ!??
愕然とするグレース。この回はここで終わりです。
ここら辺までくると、登場人物がかなり減っている上に白人で18歳くらいの女の子に当てはまる人が少ないのですよね。
赤い悪魔の双子の女の子は誰なのか、ピートは誰を殺したのか、後2話で明らかになります~!