スクリーム・クイーンズ シーズン1第13話のあらすじ
第十三話:「最後の赤い悪魔」
最終話は今までのシャネル目線から変更してヘスターやマンチの目線で語られます。
最後の赤い悪魔の正体と、それまでの過程、登場人物のその後が明かされるのです。
スクリーム・クイーンズ シーズン1第13話の感想
ヘスターの自己紹介で始まりました。
どうやらやっぱり最後の赤い悪魔、バスタブで生まれた双子の女の赤ちゃんはヘスターだったようですね~!
2015年の秋から冬に赤い悪魔騒動が起こり、物語は既に2016年の1月で殺人犯が捕まったことによって大学は再始動、カッパもゼイディが会長、グレースが副会長、ヘスターが書記で再出発したようです。
ヘスターって、赤い悪魔だったんじゃないの!?
と思ったら、今回はそのヘスター目線でどうやって赤い悪魔になったのか、どうやって裏工作したのかが語られるのですね。
バスタブで女子学生が死んだ後、マンチに子供をどうにかしろと渡された女子学生は、罪の意識に耐え切れずに自殺をしてしまったのでした。
その自殺した学生の姉がジジであり、彼女は最初双子を妹に代わって預かりますが、妹を失った悲しみで3年間も泣き通しだったそうです。
しかし治療と投薬の成果があって、悲しみを怒りへと変換することが出来た結果、双子に殺人方法を教え込む養母になってしまったのですね。
双子、つまりへスターとブーンは施設で精神疾患患者達にまじって暮らすことを余儀なくされます。
学校へもいかず、友達も作らずに復讐のことだけを考えさせられたのでした。
ブーンはゲイということにしてDDCにもぐりこむことを考えたので、ヘスターはどうやったら変人扱いされて人を遠ざけられるだろうと考え、周囲の人から嫌われるように変態の様子を学び、脊柱変形の人からギブスを取り上げてそれを使うことにしたわけです。
・・・この子、多分相当自頭は賢いですよねえ。
観察力にも優れているし、客観的に物事をみれていますよ。環境さえ違えば学歴の良い美人になったはず・・・。
双子は高校も行っていないので大学に入学は出来ず、ブーンなどは「大学生だ」とDDCで自己申告していただけだったそうです。
ってかブーンが学生じゃなかったのなら、マンチには判ったはずでは!??
ヘスターは考え抜いた脊柱変形のギブスが役に立ち、学歴詐称はマンチに見抜かれていたにも関わらず、大学が障害を持つ生徒にも優しいという立場を示すためだけに合格を貰ったのでした。
うーん、大人の事情ってやつか・・・だけどこれで殺人犯を招き入れてしまったってことですよね。
そこで2015年の冬、ヘスターが眼球をヒールで打ち抜かれて倒れていたあの夜に戻るのです。
ヘスターは自分の頭のレントゲンをとり、どの角度でどれくらいヒールを打ち込めば目に影響がないかを確認した後で、自分でヒールを目に打ち込んでいたのでした~!
恐ろしい子っ!
まーじで恐ろしい子!復讐の鬼って、彼女のことを言うのですね。
そして順調にシャネル5番を陥れますが、ゼイディとグレースはヘスターの願書をみてしまっていたので中々騙されず、あんたが赤い悪魔なんでしょ!といいつのるのです。
だけどヘスターはしっかりと対策を練ってあったのですね。
俳優を雇って実の両親として演技をさせ、彼らはCIAで任務についていたので両親だとばらすことが出来なかった、と話をでっち上げます。
その上でシャネルの5番の両親にもあらかじめ話をつけ、あなた達の娘が殺人犯であること、その責任を取りたくなかったら赤の他人のふりをすることをすすめました。
5番の両親は2番の親と同じく娘に相当手を焼いていたらしく、ヘスターの話にのるんですよ!
「早く縁を切りたかったの。うちの娘は最低よ」って!
・・・育てたのはあんた達でしょうに。あんたらのほうが最低だよ・・・・。
ですので、KKTに呼び出された5番の両親は、娘の前で「この子はジジという女性から預かった子で、養子よ」と断言するのです。
泣き崩れる5番。
そこに登場した警察署長になっているデニスが話を聞き、短絡思考的に5番を逮捕します。
だけどヘスターはそこで終わらせず、今度は3番も殺人犯だと言い出すのです。
理由はチャールズ・マンソンの実の娘であること、父との手紙のやり取りで友達を殺せと示唆されていたことなどでした。
3番はきっぱりと人は殺してない、と言い切るのですが、ヘスターは精神科医にかかせた診断書で3番は実は二重人格であり、もう一人の人格の「ヘレン」が殺人を犯したことは記憶にない、あんたがサムを殺したんだ、と言い切るのです。
自分は記憶はないけれど、二重人格なのかも、と不安になった3番も、これまた頭のよくないデニスに逮捕されてしまいます。
やれやれ、やっと終わったかと思ったら、ヘスターはまだやめませんでした。
次はシャネルを指差して、この人も殺人犯よ!と糾弾するのです。
シャネルは仰天しましたが、ミセズ・ビーンを殺したのは間違いなくシャネルですし、前会長のメラニーの殺害未遂もしっかり皆が見ていたので、これはあっさりと受け入れられます。
「あなたが赤い悪魔だとは思ってないわ。
だけどあなたは連続殺人に乗じて邪魔な新入生の見習いを始末しようとしたでしょう」
とせめるヘスターに、シャネルも言い返せず。デニスが逮捕して、三人は大学から去るのでした。
ヘスターは超満足そうな笑顔です。
そして半年が経ち、次はマンチ学生部長の目線です。
彼女は本を書いたそうで、それがベストセラーになって人生が上々というところでした。
書いた本は「ニュー・ニュー・フェミニズム」。
要するに女性のほうが男性より偉いという本だそうです。・・・アホらしい。
そしてマンチによると、チャドはデニスと付き合っていたらしく、何と結婚も考えていたそうです。
だけどデニスはFBIに転職するからと別れを切り出したそうで。デニスがFBI?きっと赤い悪魔の犯人を捕まえたという実績からなのでしょうけれど・・・・。アホらしい!
だけどマンチはヘスターが犯人だと知っていたようですね。書記として今は地味な格好で普通の大学生をしているヘスターに近づいて、言うのです。
「あなたでしょ」と。
「私はあの赤ちゃんの顔を覚えているの」と。
マンチは、私にも良心というものがあること(マジか!)、学生達の死は私にも責任があること、そして犯人は殺人の責任を負う必要があることを述べ、「だからあなたを告発するわ」といいます。
ヘスターはにっこりと笑い、なら私もあなたを告発する、と返すのです。
自分の母の死を偽装したこと、そしてマンチの元夫を殺した罪で、と。ヘスターもマンチが元夫を殺した事実を知っていたのでしょうね。
「私には輝かしい未来があるし、育った環境のせいで今までが悲惨だったけれどこれからは違うの。
あなたもベストセラー作家として上昇したいんじゃないの?」
と脅すのです。
マンチは簡単に同意して(なんて小さな良心だ!!)、二人はお互い黙っておくということで意見が一致します。
ヘスターが罪もない新入生も全員殺したのにゼイディとグレースだけは殺さなかったのは、入学してKKTにいった最初の夜に二人が親切にしてくれたから、という理由でした。
ほんのちょーっとしたことで・・・人生は変わるのね・・・学んだわ。
人には親切にしましょうね、皆さん。もしかしたら、
連続殺人犯の標的から外してくれるかもしれませんよ。
シャネルと3番5番の裁判では、本当は陪審員達は無罪に丸をつけていたのにも関わらず、それを知らないシャネルが罵倒しまくったので、怒り心頭で有罪に丸を書き換えてしまいます。
父が金持ちなのよ!と喚くシャネルに、裁判官は「ご両親は法的にも君を見捨てた」と告げ、君達は人間として最低だと叱ります。
そして3人は、精神疾患の施設送りになってしまったのでした。
シャネルは悟ったそうですよ。
「私たち、社会に適合できていない」って。
最初のうちこそ施設で3人は悲嘆にくれていたのですが、その内満足しだします。
ここでは人気者でいる必要がなく、SNSも無視できる、そして何より男のためにやせ我慢する必要なし!と今まではしなかった食事をきちんと取るようになるのです。
3番はレズの看護師といい関係になったし、5番は薬で情緒が安定し、シャネルと親友になったそうですよ。皆楽しそうでした。
満足そうな笑顔で、自分のベッドに横になるシャネル。何か物音がした、と思って一度起き上がりましたが、気のせいだったとまた横になります。
するとその時、自分の真上で赤い悪魔がナイフを掲げて彼女を見下ろしていました。
シャネル、絶叫~っ!!
・・・・・。
・・・・。
はい、ここでスクリームクイーンズのシーズン1は終わりです~!!!
最後に施設で出てきた赤い悪魔はシャネルの夢なのか、現実なのか、現実だとしたら誰なのかが気になりますが、とにかく終わりです~!!
ヘスターは母親の復讐と自分を不幸にした成長環境を終わらせることに成功し、マンチは大学の運営者としても作家としても成功しました。
ゼイディとグレースは普通の優秀な大学生として、大学生活を楽しむのでしょう。
ヘスターかあ・・・・。
そりゃ最初から怪しさ満開でしたけれど、本当に頭の良い人間だったんですよねえ。
ちょっと可哀相なところもありましたが、文字通り、自力で幸福を(微妙ではありますが)掴んだわけですよね。うん、アッパレと言っていいと思います。
ホラードラマ・・・なはずですが、笑えるところも多く、全く怖くなかった、というのが感想です(笑)
シーズン2も若干気になりますが・・・もうバカばっかりは疲れるからいいかも。
とにかく、最後まで、ありがとうございました!