BONES -骨は語る- シーズン12 5話のあらすじ
第五話:「家庭教師の真実」
ブレナンの本がオーディオブックになりますが、ブレナンはそのナレーターの声が気に入らず、
自分でナレーションを担当すると言い出します。
犯罪が多発地域でショットガンに打ち抜かれたと見られる死体が発見され、
メンバーは捜査に乗り出しますが、
行方不明だった父が目の前に現れたことでオーブリーは気もそぞろ、食欲すら失ってしまいました。
BONES -骨は語る- シーズン12 5話の感想
ショットガンに至近距離から撃たれたとみられる遺体が発見され、
ジェファソニアンに運ばれます。
顔が撃たれているために複顔が難しく、身元調査は難航すると思われたのですが、
遺体に残る片目からコンタクトレンズが見つかり、身元が無事にわかります。
それは名門のプリンストン大学の医学部を目指していた、
優秀で美男子の苦学生、オースティンという男性でした。
本日のインターンはフィッシャーなんですね。
ネガティブで精神不安定、しかしとても賢いこの男は、私は結構好きです。
ネガティブさが斜め上なのが面白いのですよね、
そして同じく優秀な人ばかりで構成されたジェファソニアンでは彼もまあ普通の人扱いなので、
そのギャップに面食らうのも面白いです。
よく自分を大きく見せるために嘘をつく癖があり、
今回もきっとそれで痛い目にあうのでしょう。
うふふ、楽しみです。
オースティンは学費を稼ぐために、
塾で教師として働き家庭教師もしていました。
子供たちには好かれていたようですが、何と言うか、
この生徒達の親が最悪なんです~・・・。
美男のオースティンにセクハラをしたり、
ハーバードを目指している息子に別の大学をすすめたからと言って平手を食らわしたり。
しかも自分のストレス発散のために夫の前でわざわざオースティンにべたべたし、
夫と殴り合いをするはめにもなったり。
「痛い」親が多いのですよ!
ものすごいストレスがたまっただろうな~・・・可哀相に。
今回、オースティン殺害事件を調べている中でジェファソニアンに起こった事件は二つです。
一つ目はクモが大嫌いなカムの研究室で、
ジャックがクモを逃がしてしまったこと。
そしてブレナンの小説は低俗で安っぽいとフィッシャーが批判したことです。
クモ、大変ですよ・・・。
私も虫は大嫌いなので、カムの気持ちは嫌というほどわかりました。
ジャックはカムの部屋で逃げ出したクモに気がついて、
何度も彼女の部屋を訪れてはカムを不審がらせます。
しかし結局悲劇は起きるのですよね~。
何と、カムの髪の毛にクモは潜んでいたのです!!
それが、彼女の顔の上を這ったのですよ~っ!!!
うっぎゃあああああ~!!
ちょうど一緒にいたアンジーも大絶叫、
カムにいたっては精神崩壊のレベルでした。
二人はジャックの殺害を決意していましたが、そうですよね~。
あれは殺されても文句言えないわ。
ジャックはそれ以降、徹底的にカムを避けました(笑)が、
勿論捕まって、「いつかあなたに復讐するかもね」と笑顔で言われてしまうのです。
めちゃくちゃ恐怖ですよね、それって・・・。ジャック、ご愁傷様です。
そしてフィッシャー、やっぱりやってくれましたね。
ブレナンの前でブレナンの著作を批判するなんて勇気があるというか、
無謀というか・・・。
さすがに憮然とするブレナンです。
遺体の様子からアンジーが描き出した図では、
ショットガンではなく、
違法に銃身を短くしたソードオフショットガンが使われていたことが判りました。
そしてそのソードオフショットガンを持っていたのは、
オースティンのルームメイトであるペニーという男です。
しかしFBIに連行されて事情聴取を受けたペニーが言うのは、
ソードオフショットガンはオースティンに没収された、ということでした。
オースティンの遺体から、死亡前に殴り合いがあったことや、
塾にも血痕があったことなどがわかり、捜査は一気に進んでいきます。
対象に上がってきたのは、
オースティンを友と慕う生徒のジェイコブでした。
オースティンが金持ちの傍若無人の親たちに腹をたてて塾も家庭教師も辞めるといった時に、
親愛の情から憎悪に変わったのですね。
そして、ジェイコブは塾の階段からオースティンを突き飛ばして死亡させ、
遺体を車で運んで空き地に放置し、
オースティンが持っていたソードオフショットガンで撃ったということなのでした。
親愛の情を持っている人のほうが、激昂したときには怖い、
それがよーく判った話でした。
生徒達はそもそもそんなに悪くなかったんですよ、
親に問題が多かっただけで。
結局自分の息子の将来を、親が潰した形になりましたね。
息子は殺人犯になってしまいました。
逃亡犯である父がいきなり目の前に現れたオーブリーは、
父に一枚の写真を見せられます。
そこにうつっていたのは年配の女性と可愛く笑う少年の姿でした。
逮捕しようとするオーブリーに、父は言うのです。
「妻子がいるんだ。なのに口座が凍結されて困っている。助けてくれ」
オーブリーは悩みに悩みまくります。
あんなに食欲大魔神なのに、ちっとも食べなくなるくらいに、彼は悩みました。
父のことは信用できない、だけど本当に子供がいるなら、
彼には自分のような思いを味わって欲しくない、と。
だけど最終的に、オーブリーは決心するのです。
やっぱり父は犯罪者なのだ、と。
そして自分は違う。
だから父を見逃すことは出来ない。
父は逮捕するが、この親子は自分で支援しよう―――――
だけど、父を逮捕した後で、ブースが告げるのです。
写真の母子について調べたところ、お前の父とは何の関係もないと判った、って。
結局オーブリーの父は嘘をついていたのですね。
誤魔化されずに職務を実行したオーブリーは格好良いです!!
この息子なら、人の情にほだされる、
と思ったのでしょうけれど、酷いですよね、こんなやり方。
だけど結局オーブリーの勝ちでした。
そしてフィッシャーです。
事件が解決して研究所から帰るときに、彼はブレナンに呼び止められます。
そしてある話をされるのです。
それは昔、ブレナンの著作を出版している出版社に、
ブレナンの大ファンから作品が送られてきたことがあるという話でした。
「ストーリーはむちゃくちゃで読めたものではなかったけれど、法医学的な描写はとても正確だった、そしてとても言葉遣いが印象的な作品だったのよ」
ブレナンが話している間、どんどん顔色が悪くなるフィッシャー。
彼が何か言おうとすると、ブレナンはにっこりと笑って言います。
「あなたが書いた報告書とその作品を比べてみたの。それで判ったことは・・・あなた、かつては私の大ファンだったのよね」って。
はい、フィッシャー陥落~。
ブレナンはこれは皆には黙っていると約束します。
フィッシャーったら、構ってちゃんなのでしょうか?
敢えて嫌われることをして存在を主張するなんて・・・まるで小学生ですよ!
自分の著作のオーディオブックのナレーターに不満を持っていたブレナンでしたが、
自分がナレーターをする、という案はどうやら破棄したようです。
というのも、吹き込んだ自分の声を聞かせたときの周囲の顔色が悪かったからだと。
人の顔色が読めるようになったのだねえ、ブレナン!!
それってかなりの成長ですよね。
だけど6歳の娘が寝る前に読みきかせる本、
殺人の本はやめたほうがいいと思うよ!
反対するブースとブレナンの言い合いも面白かったです。
今回も、とても色濃い事件と捜査でした。