ガールボス シーズン1第7話のあらすじ&感想
第七話:「真夏のロングパンツ」
ソフィアはネットビジネスが絶好調ですが、目立ってきたのでやっかみコメントも増えだしました。
そこには他の店の名前をあげてあんたよりここがいい、という意見があり、ソフィアはそれを気にします。
初めての「有名税」
ソフィアはイーベイでの仕事が順調なんですね~。
1年前までゴミ箱あさってご飯を調達していたのに、今ではキャッシュカードで大金おろしてトラックも借りて、
店をたたむところから服の在庫を買い占めるまでになりました!
そして最初にビンテージジャケットを見つけた挙句、
店長に発破をかけられて勉強する契機になった古着屋にも出入りしているんですね。
店長と取り決めをして、寄付で入ってきた服を最初に見させてもらっているようです。
ネットの雑誌にも載りました!そのお陰で、「有名税」を払うことにもなったのですが・・・。
いますよね、どこの世界でも。
ちょっと目立ちだした人を悪評つけて評判を落とそうとする悪口屋。
ソフィアは印刷までして読んで憤慨しますが、
その中に「ヴィンテージなら“思い出屋”が一番!」というコメントを発見して、そんなことない!と怒ります。
売れるわけない真夏にロングパンツ、ソフィアが買い取り
アニーと一緒に思い出屋という店をみてみると、そこに出品されていた厚手のロングパンツに目をとめます。
「こんなのダサい」「夏なのに誰が着るの」とアニーと言い合いますが、ソフィアはちょっと考えて、にやりとしました。
アニーが何か考えている顔ね、と言えば、彼女はこうこたえます。
「このパンツを買うわ」
即決で50ドル!!
競争相手の「売れるわけないパンツ」を買ってどうするのかと思えば、
何とソフィアはそれをショートパンツにリメイクして150ドルで販売、売ってしまったのでした。
利益は100ドルですねえ~。
うーん、これは見事な手腕というべきか・・・・。リメイクもうまいんだよね、きっと。
ヴィンテージの保全と保護の人
そんなある晩、晩御飯にとソフィアがショートパスタのバター炒めを食べていると、来訪者が現れました。
ドアをあけると堅実な格好で真面目な顔をした女性で、彼女はゲイルと名乗り、自分は思い出屋だといいます。
ソフィアが納得し、ロングパンツをリメイクして売ったことに文句を言いに来たのかと聞くと、
そうではない、あれを買ったのは私よ、といってゲイルはソフィアがリメイクしたショートパンツを取り出すのですね。
ええ?とわけわからん顔になるソフィアを一瞥して、ゲイルは勝手に部屋に入ってきます。
そして、あなたはヴィンテージを台無しにしている、と糾弾を始めるのです。
服には歴史があり、それを切り刻んで台無しにしてはならない、
ヴィンテージの保全と保護の会があるが、あなたはその会に反することをしている、
やり方を変えないと会から目をつけられるわよ、とゲイル。
ソフィアは「私が儲けているから腹を立ててるの?」と聞きますが、
それは違うと首を振り、「あなたが歴史を抹殺しているからよ」と言います。
うーん、言ってることは理解できるけど、
自分がお金出して買ったものをどうしようとその人の勝手のような気がするんですが・・・・。
リメイクだって、認められている手段なわけですし。
ゲイル・・・超真面目ちゃん・・・?でも結構面倒臭い人・・・。
ソフィアは頭も回りますので、言いくるめられたりしませんでした。
しかしあまりダメだしが多かったので腹を立て、「私の何を知っているの?」と食って掛かり、
じゃあ分かり合うために話をしましょう、というゲイルを連れ出して夜の街に出て行きます。
「見せてあげるわ!」といって。
お互いの価値観
ソフィアはアニーの彼氏が働いているミュージックバーにゲイルを連れて行き、自分の顧客達を遠くから指して説明していきました。
私は客が欲しがるものが判るのよ、と。
「あなたが古いものを記憶に残したいならどうぞ、私は気にしないわ。
だけど私は新しいものを作るの」
ゲイルはちょっと考えたようでした。
この人は、タダ単に金儲けのためにヴィンテージ品を切り刻んで台無しにしているわけではない、と思ったのでしょうかね。
この後二人は酒を飲み、ダンスをして打ち解けます。
ゲイルのダンスが面白いんですよ(笑)
両手を突き出して、ずっとくるくる回ってるの!見てるほうが酔いそう~。
その夜、深夜にソフィアが得意先の古着屋で気に入ったドレスを買ったゲイルは気分もよく、
バスまでの時間を待ちながらソフィアの作ったパスタを食べ、色々と話します。
ゲイルの母親は幼少時に亡くなってしまい、服だけが遺されていたこと。
そして保存状態が良かったのでそれは母の匂いがし、彼女を大いに慰めたことなどですね。
ソフィアは、ゲイルがどうしてそこまで服の保全にしゃかりきになるのかを理解しました。
残されたドレス
翌朝目覚めると、早朝出発のバスにのるためにゲイルは既にいませんでしたが、
深夜に古着屋で一目ぼれして200ドル出して買ったヴィンテージのドレスをソフィアに残していっていました。
手紙には、「最後にわかりあえてよかったわ。楽しい思い出をありがとう」と書かれていたのです。
このドレスは絶対にリメイクさせない!と言っていたゲイルを思い出して、ソフィアもそのまま持っていたのですよね。
200ドルでゲイルが買った、ヴィンテージのドレスを。
しかし顧客から「パーティーにいくカクテルドレスがない!」というメールがきて、ソフィアはあっさりとゲイルを裏切ります(笑)
袖や裾を切り落としてリメイクしてしまったのでした!
リノの自宅で今日も服たちに挨拶をすることで一日を始めたゲイル、パソコンを開いて仕事をしようとして、
ソフィアの店であるナスティギャルが出品しているのに目を留めます。
それは、あの、ドレス・・・・。
自分が陶酔して、分かり合えたことやお礼も兼ねて彼女の部屋においてきた、夢のドレス・・・
の変わり果てた姿でした。
上品なゲイルが真顔で一言、
「あのクソ女!」
あ~あ、ソフィアったら・・・・。折角同業者の仲間が出来たのに・・・。
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