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クローク&ダガー シーズン1第1話のあらすじ&感想
第一話:「ファーストコンタクト」
幼少時、湖の中に落ちて身内の死を体験した二人は、育ってから運命的な出会いをすることになります。
手の中に光の剣を作ることが出来るタンディと、人を闇で包み込むことが出来るタイロンは森のパーティーで出会い・・・。
大切な人の死
・タンディの場合
タンディはバレエを習う、踊りが好きな白人の女の子です。
金髪に大きな瞳が可愛い子ですが、どうやら母親の調子が悪いようですね。
バレエが終わっても迎えがこないので、自分で父親の会社に電話をして迎えに来てもらうのですね。
しっかりした子ですが、雨の中でバレエの練習をしているのは・・・切ない。
バレエの先生も皆がちゃんと帰ったか確認しろよ~!
やっと迎えに来た父も、待たせたとか風邪引いてないかとかの言葉はないし、ちょっとイライラ。
まあしかし彼女は幸せそうな子です。
父は車の中で仕事の電話をしていますが、それで運転が大丈夫かとちょっと心配そうですね。
その時、大きな湖の上にある何か機械が大爆発をおこしたのです。
それに気をとられ、トラックとぶつかる寸前の車!
父親はハンドルをきってトラックとの衝突はさけられましたが、何とそのまま湖に車ごと落ちてしまうのですね。
湖に沈んでいく車の中で気がついたタンディは、父を呼びますがびくともしません。
足元にはどんどん水が浸入し、恐怖に駆られます。
その時、後から落ちてきたトラックが車にのしかかり、さらに潰されそうになるのです。
絶対絶命ですよ~!ハラハラ(汗)
・タイロンの場合
まだ小学生にもなってなさそうな黒人の男の子はタイロン。
彼は兄のパーカーを勝手にきて兄とその友達のところにいき、会話に入ろうとしますが兄に追い返されます。
兄とその友達はステレオを車から盗む話をしているのですが、タイロンの兄はそれを断って帰るのですね。
友達に弱虫とバカにされている兄をみて、タイロンは自分が代わりにと車の鍵を無理やりあけて入り、ステレオを盗み出します。
それを持って帰ろうとすると兄にみつかり、それは返しにいこう、といわれるのですね。
素直に頷いたタイロンですが、そこを警察に見つかりました。
追いかけられる二人は湖の埠頭にたどり着きます。
兄はタイロンを庇い、これは返しにいこうとしていたんだ、といいますが、
その時湖の沖で何かが大爆発、その音に驚いた警官が兄に狙いをつけていた拳銃を発砲してしまい、兄は撃たれてしまったのです。
そのまま湖に落ちた兄を追ってタイロンは湖に飛び込んでいきます。
2次爆発の影響で・・・
タンディもタイロンも湖の中で大切な人を失って、自分も溺れかけていました。
そこに最初に爆発した何かが更なる爆発をおこし、一瞬の閃光に包まれます。
タンディが上を見上げると黒いもやもやが振りそそいでくるところで、タイロンが下をみるとキラキラと輝く光がありました。
二人はお互いに手を伸ばして―――――繋がるのです。
現代、高校生のタイロンと犯罪者のタンディ
タンディは美しく成長しました。
しかしその美貌を武器にして、クラブでVIPの男性客を捕まえては自宅にいき、
薬で男を眠らせてセックスフレンドの男と二人で洗いざらい盗んでしまうということをしていたのですね。
高校にはいっていないようです。
お父さんが亡くなったあと、病気のお母さんと二人で暮らし、
可愛くて素直で踊りが好きなタンディは変わってしまったのでしょう。
しかも彼女は住むところもないようで、工事中の教会に忍び込んでそこを寝床にしています。
化粧も落とさず、ただ着替えただけで毛布に包まって眠ってしまいました。
一方のタイロンは犯罪に手を染めることなくまともに成長し、高校では強豪のバスケ部に在籍しているようです。
大会には両親もきていましたが、タイロンは白人の相手選手に何度も悪質な反則をされるのですね。
しかし審判は見てみぬふりです。
小さい頃、自分を庇って死んだ兄は警官に撃たれて死んだことを何度も訴えましたが、
警察ではそんな警官はいない、兄の体は銃殺されたようには思えないと認めてもらえませんでした。
それもこのファウルを審判が無視するのも、黒人だからなのでしょう。
むかつく~!マイノリティの、しかも子供だったらこんなに悔しい思いをするものなのですよね。
辛い・・・。
結局タイロンは重なる嫌がらせにきれて相手を殴ってしまい、退場になります。
夜、そのことで喧嘩をする両親の声を聞きたくなくて、ヘッドフォンをつけて寝転がるタイロン。
彼は苦渋に満ちた顔ですね。
屋根裏に隠した盗品とお金
タンディはお母さんが住む家にたまにいき、盗品で売らなかったものや売れたお金などを鞄にいれて隠しています。
洗面所の天井裏ですね、母親が留守のときを狙って財産を管理しているのですね。
しかし前夜に盗んだものが買い叩かれ、思った金額にはなりませんでした。
そのためまた盗みをする必要があるタンディは、仲間の男に「森で大きなパーティーがあるらしい」と聞きます。
彼女は金持ちはいないだろうけれど、自分よりは恵まれた境遇にいる高校生たちから巻き上げようと考えます。
一方、タイロンも学校で「バスケ部の州大会進出を森で祝うことになったわよ」とチアリーダーの女の子に誘われ、最初はいかないつもりだったようですがいくことにしました。
タンディとタイロン、再会
森では高校生達がビールを飲んで踊り、ナンパをして楽しんでいます。
そこに一人で近づいていったタイロンは、後ろから女の子にぶつかられてビールをかぶってしまいました。
謝る女の子は金髪の白人で、美人。
タイロンに謝り、自分の帽子をとってビールをふき取ってくれます。
タイロンは名前を聞きました。「私はタンディよ。あなたは?」
おおー!出会いましたね。お互い小さい頃の記憶はないのかな?初対面のような出会いです。
そこにタイロンを誘った女の子が来たので、離れるタンディ。
タイロンはそのあと、自分の財布がなくなっていることに気がつきます。
そしてハッとするのですね。さっきビールをかけられて、服を拭いてくれて・・・・あの子だ!と。
見回すとその金髪の女の子は、別の男に同じことをしていました。
「そこの金髪の子!」と思わず叫んだタイロンに気がつき、彼女は全力で逃げ出します。
が、タイロンは高校生の男の子。
それもバスケ部ですからねえ・・・当然、追いつかれますよね。
墓場でパワー発動!
タイロンはタンディを追いかけ、墓場まで走っていきます。
もう少しで手が届く、というとき、ぱっとタンディが振り返って二人の手がふれました。
その時、二人の手の中で光がうまれ、爆発して二人はふっとびます。
起き上がった二人の手は、タンディのは光が、タイロンのは黒いもやが出ていました。
呆然とする二人はお互いに、「何をしたの!?」と聞きあいます。
その時、タンディはハッとするのです。
「もしかして・・・あなた、あの時の子?」
彼女には記憶があったのですね!砂浜、嵐のあと、と単語を繋ぎ、二人は見つめあいます。
するとタンディの手の中の光が強くなり、一瞬目が見えなくなったタイロン。
気がつくと、タンディの姿はありませんでした。
タイロンの変化
その夜、タイロンは自室に戻ると、いつものように下着だけの姿になって自分のベッドに寝転がります。
驚くことばかりで疲れきっているようですね。
ぐっすり寝た、と思ったタイロンですが、翌朝目が覚めてみると知らない場所でした。
しかも寝たときの格好で、シーツにくるまれて。
ワケがわからず困るタイロンですが、とにかくと自分が目覚めたビルの屋上から下へと降ります。
そしてそこで、車に荷物を積み込みながら電話をする男に気がつくのですね。
その男は赤毛で頬に傷がある、タイロンの兄を射殺した警官にそっくりでした!
しかし兄の遺体が見つかったときに、そんな警官は存在していない、とはっきり警部に言われていたのです。
これはどういうことだ?と混乱していると、男はまたかかってきた電話に出てこういいました。
「風紀課のコナーズだ」と。
ってことは、やっぱり警官は存在して、兄は射殺されたんじゃん!!むっかー!!(怒)
タイロンは愕然としますが、やはり怒りがこみ上げます。
下着姿でお金なしなのでタクシーにも乗れず、何とか走って家に帰ってからは、パソコンでコナーズのことを調べるのでした。
捕まったタンディ
前回泥棒した金持ちの男は有名なバレエのチケットをたくさん持っていましたので、
それも盗んだタンディは転売できないと知って自分で見にいくことにしました。
やっぱり踊りは好きなんですよね。
結局席は盗難によって書き換えられていたのでタンディは座れなかったのですが、舞台裏に潜んで舞台をみたんですね。
しかしそれを見張っていたのが盗られた男とその仲間です。
タンディを路地裏に追い詰め、逃げられないようにしてレイプしようとするのです。
タンディは必死で抵抗しますが力で敵わず、もうだめだと思ったその時、彼女の手の中には光るナイフが現れました!
男は刺され、彼女は助かります。
・タイロンはワープしまくる
刑事のことを調べ疲れて眠ったタイロンは、また飛んでいました。
次に目覚めたところはどこかの車のトランクの中です。
今回は服をきて寝ていたので良かったですね(笑)
学習して裸で寝なかった!次はもっと学習して、財布もポケットに入れとけ~。
何とタイロンはコナーズ刑事の車のトランクに飛んでしまったようです。
トランクの中には麻薬が!刑事は密売もしているのですね。
なんてヤローだ、絵にかいたような悪徳警官だな!
トランクが開けられると同時に麻薬をぶちまけ、逃げるタイロン。
刑事はびっくりしましたが銃をとって追いかけます。
追い詰められたタイロンの首をつかむ刑事ですが、その時、刑事の心情がタイロンの中に流れ込んできました!
謝ってタイロンの兄を銃殺してしまったあの時、叔父に電話をしてもみ消してもらう、と話すコナーズ刑事・・・。
そうだったのか!
ハッとしたタイロンは彼の手から逃げ、銃をよけながら布に倒れこみます。
そして布を慌てて外したら、そこは自分の部屋でした。
・・・・あぶなーい!戻ってこれたんだね、ギリギリで!!
二人はそれぞれの危機から脱出し、お互いのことを思い出します。
タイロンは幼いタンディが砂浜に残していったバレエシューズの片方を、
タンディは砂浜で倒れていたときにタイロンの体の下から抜き取って着て逃げた元々タイロンの兄のパーカーを、
それぞれ胸にして相手のことを想っていました。
能力はちょっと違うようですが、二人とも誰かの手に触れると相手の思い出を見ることが出来るようですね。
タンディも母と手をとったときに幼少時の記憶を見ましたし、タイロンは刑事の記憶をみましたものね。
さて、これから二人はどうなっていくのでしょうか。