2016年からはじまり、Netflixでシーズン3まで観られる「クレイジーエックスガールフレンド」をご存知ですか?
主人公のレベッカをはじめとした、欠点だらけの最高に魅力的なキャラクターたちが、恋愛や友情、家族などの問題に果敢に挑んでいくハチャメチャラブストーリーです。
ドラマの随所でキャラクターたちの感情を思いっきり表現したミュージカルが流れるのですが、
このミュージカルシーンがとても面白くて、しかもいい曲ばかりなんです。
キャラクターたちは必死に歌ってるのですが、それがユーモアたっぷりに面白くみえてしまうのが、このドラマの最大の魅力です。
主人公レベッカ・バンチを演じるのは、
レイチェル・ブルーム
主人公のレベッカは、ハーバード卒でのエリート弁護士で仕事ばかりの毎日を送っていましたが、陰では抗うつ剤などの薬を大量に服用していて、精神を壊しかけていたんですよね。
たまたまマンハッタンで初恋の相手ジョッシュ・チャンに再会して、冷たい街の中にジョッシュの太陽のような暖かさが身に染みて、
自分にいま必要なのはジョッシュのような暖かい人や場所だと感じて、彼の住むウェスコビーナに引っ越しちゃうんです。
そんな精神を壊しかけてるエリート弁護士レベッカ・バンチを演じるのは、レイチェル・ブルームです。
レイチェル・ブルームはバンビみたいな丸い目がチャームポイントで、本当に可愛い女優さんなんです。
しかし可愛いだけでなく、このドラマの脚本を務めるなど、俳優以外の才能も発揮しているパワフルな人なんですよ。
2016年にはこのドラマでゴールデングローブ賞のベストアクトレスを受賞しています。
コメディとホラーの要素のバランスが難しかったと語る
クレイジーエックスガールフレンドは、基本的にはコメディドラマなのですが、ストーリーにはホラー的な要素も加わっています。
レベッカは、ジョッシュに会って、すぐに彼のために引っ越しをしますし、そのあとはほとんどジョッシュのストーカーになってしまいます。
またレベッカと友達ポーラは、ジョッシュに近づくためにハッキングや不法侵入などを繰り返します。
毎回これで最後と決めるのですが、結局またやっちゃうですよね。
(不法侵入するときのレベッカとポーラの黒づくめの衣装が、めっちゃ可愛い)
レベッカはとても純粋で、自分の気持ちに真っすぐなのですが、それが時に周りの人から見ると理解できないことだったりするんですよね。
レイチェル・ブルームはインタビューの中で、コメディーとホラーの要素のバランスをとるのが難しく、何度か脚本をリライトしたと語っています。
またストーカーシーンでは、レベッカに可愛らしく瞬きをさせるなど、シリアスに見えすぎないよう工夫をしたそうです。
確かにクレイジーエックスガールフレンドは、フレンズのようなハッピー要素だけのドラマではないです。
そこは好き嫌いが別れるところだと思いますが、人間の良いところ、良くないところを両方が描かれていることが、このドラマ深みを与えているのではないかなと思います。
個人的に独特な雰囲気を持つ素晴らしいドラマだと思います。
ジョッシュ・チャンを演じるのは、ヴィンセント・ロドリゲスIII
レベッカと再会してから、ロックオンされストーカーされてしまう、哀れなジョッシュ・チャンを演じるのはヴィンセント・ロドリゲスIIIです。
このドラマで顔を知られるようになりましたが、それ以前は舞台役者として活躍していたようです。
ミュージカルシーンが多いドラマなので、歌唱力や舞台での演技経験を買われてのキャスティングだったのかもしれませんね。ヴィンセントは特にダンスシーンが素晴らしいなと、個人的には思います。
ジョッシュの子どものような無邪気さや、人を疑わない素直な性格が、大好きです。
前向きでポジティブな雰囲気は、ヴィンセントの人柄そのものなのでは?と思ってしまうほど笑顔がキュートすぎて毎回癒されます。
クレイジーエックスガールフレンドは、楽しいキャラクターがたくさん出てくるドラマです。
どのキャラクターも何かに悩んでいて、自分に足りないものを手に入れるために、一生懸命です。
今までいろいろな海外ドラマを観てきましたが、このドラマ程愛おしいキャラクターに出会ったことは、ないかもしれません。
おそらくどのキャラクターもピュアで、子供らしい無邪気さを共通して持っているからだと思います。
何人かはそうじゃない陰険なキャラクターもいますが、そうなるには様々な過去があったからなんですよね。
みんな優しく、助け合っている姿にほっこりします。
ミュージカルドラマが好きな方は、ぜひクレイジーエックスガールフレンド、観てみてくださいね!