ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス シーズン1第4話あらすじ&ネタバレ感想

Netflixで配信されているオリジナルドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」。

 

今回はクレイン家の次男・ルークにスポットを当てた回でした。

ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス第4話「双子だから」あらすじ

薬物依存に悩むルークは、リハビリ施設に入所していた。そこで出会った患者の女性・ジョーイに支えられ、彼女を信頼するようになったルーク。

そんな中、ジョーイが失踪してしまい、ルークは翻弄されることになる。彼に待っていたのは、悲しい結末だった…。

そして、彼の元には、子供のころから恐れていた存在である「山高帽の男」が現れる。

ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス第4話のネタバレ&感想

■薬物依存のリハビリ中のルーク

今回は、クレイン家の次男・ルークがメインのお話です。

 

物語は回想シーンから始まります。

「そいつは地下にいて、僕のシャツを破いた。でもパパたちは僕の話を全然信じない。君がいることも信じてくれないんだ。僕を信じるよね?」

 

ルークが、例の地下室で襲われた事件を話していた相手は、あの“アビゲイル”でした。

彼が、庭の森でたびたび見かけている謎の少女ですね。

 

ルークは、自分の話をみんなに信じてもらえない。

これが今回の話の軸になってきます。

 

場面は変わって現在。

ネリーの死の90日前、ルークはロサンゼルスにあるサンダーソン・リカバリーセンターにいました。

薬物依存に悩む人々のための、リハビリ施設です。

 

ルークは患者たちのミーティングで、自分と同じく薬物依存に悩んでいる男性の話を聞いていました。

 

軍隊にいたときに見た少女の遺体の幻覚に悩まされ、クスリに逃げて依存症になり、挙句の果てに、幻覚に怯えるあまり自らの手で目をつぶしてしまった…という男性。

 

その話を聞くルークの顔は青白く、げっそりとしていました。

(まさに「薬物依存症の患者」という顔でしたね)

 

それからしばらく経って、ネリーの死の2日前。

 

なんと、ルークは90日間クリーン(=薬物絶ち)の状態を達成することができ、表彰されていました。

彼の顔色は以前とは比べ物にならないほど健康的。

患者仲間の女性・ジョーイも、彼が表彰されたことを喜びます。

 

ルークは

「クリーンな状態がこんなに続いたのは初めてだ。じゃあ話すよ。」

と、患者たちの前でスピーチをします。

 

■双子だから

場面は変わって回想シーン。

 

お気に入りのツリーハウスにいるルーク。

(第1話でルークは「家の中は好きじゃない(だからツリーハウスにいるんだ)」と話していましたね)

 

いつものように絵を描いていましたが、この日描いたのは地下室にいたミイラのような男の絵。

彼を襲ってきた、あのミイラですね。

 

父にその絵を見せるも

「ママとよく調べたけど、誰もいなかった。子供には想像上の友達や悪夢はつきもの。」

と、ミイラの存在を否定されてしまいます。

 

その後、両親とネリーと一緒に家の中のものを整理している際、ルークは

「その帽子ちょうだい」

と、山高帽をほしがります。

 

父が

「これは大人の帽子だ、ほしいかい?じゃあ大人にならないとな。大人は現実と想像を区別できるんだ。さあどうする?」

と話すと、ほほ笑むルーク。そして、山高帽をかぶせてもらいました。

 

父がルークに

「気に入った?」

と聞くと、

 

ネリーが

「ものすごくね」

と答えました。

「双子だからわかるの」

と言うのです。

 

双子っていろいろ通じ合ってると言いますもんね。

というか、ネリーとルークって双子だったんですね(そこ!?)

私が見落としていただけかな!?たしかに年齢は近そうだなあと思っていましたが。

だから二人は寝室も一緒だったんですね~。

 

あと、お父さんはルークの話を信じなさすぎですよね。

ルークの、というか、子どもたち全員の話を信じていない節がありますけど…。

「大人は現実と想像を区別できるんだ」と諭すシーンは「お父さん、違うんです!ルークの言うことを信じてあげて!」という気持ちになりました。

ウソじゃないもん!ほんとだもん!(©「ト〇ロ」のメイちゃん)

 

その後、家のものを整理しながら話している両親。

母は急に

いまデジャブに襲われた

と、見えたデジャブについて詳細に話し始めます。

 

「テーブルが2つ、読書スペースが4か所、収納棚になめし皮、母と父は椅子に向かい合って座っていて、子どもたち3人が部屋の中央で遊んでいる。子供の本は下段だから、車いすの男の子も手が届く…収納棚となめし皮は確かよ」

 

デジャブを見る直前に、母は整理の途中で見つけたショールを羽織っていました。

まさかテオのように、母も何かに触れるとビジョンが見える…という能力が少しあったのでしょうか?

それで、昔ヒルハウスに住んでいた住人のことが見えた…ということなのかなと推測します。

■ルークとジョーイ

場面は変わって現在。

ルークは施設の部屋で、患者仲間のジョーイと話していました。

 

「ステップ4の“恐れずに過去の棚卸をする”というのが苦手なんだ。いつもここで、クスリに逃げて逆戻りさ」

そう悩みを話すルークに

「ステップ4が怖いのは普通よ。秘密は吐き出したほうがいい」

と助言するジョーイ。

 

ルークは、過去に両親や兄弟から盗みを働いたり、彼らを傷つけたりしてしまった経験について話しました。

 

ルークの話を聞いて、ジョーイは

「お母さん以外は今も生きているのだから、挽回できるわ」

と話しますが、ルークは

「俺はもうバカをやりすぎたよ。」

と諦めモードです。

 

その後ルークは、ジョーイのようすがおかしいことに気づきます。

それを指摘しますが、ジョーイは

「ここにいて悩みなんかあるわけないでしょ」

とだけ返します。

 

彼女について「君は9ヵ月もクリーンだ。無敵だよ」と称えるルーク。

 

そこに施設スタッフのペイジが消灯時間を知らせに来て、ジョーイは自分の部屋に戻りました。

 

ペイジはルークに

「お兄さんから電話があった。無事の確認よ。明日、表彰されたことを話したら?」

と話しますが、

「どうかな、信じてくれないよ。家族はいつもそうだから。」

とルークは返します。

 

ペイジは

「そうかしら。あなたを送ってきた女性は味方って感じだった」

と言うと、

「それは双子だから」

とルークは答えました。

 

※スティーブンからの確認の電話というと、ネリーの死の直前のことですね。

第1話で、

 

シャーリーがネリーからの留守電を聞く

(「うまく話せないけど、混乱してどうしたらいいのかわからない。ルークが心配だわ」というメッセージ)

 

 

心配したシャーリー、ルークの無事を確認するよう、スティーブンに頼む

 

 

スティーブンが施設に電話、ルークは施設にいて90日間クリーンだと確認

 

という描写がありましたね。

 

その晩の深夜0時過ぎ、ルークがうなされて飛び起きると、なんと部屋の中にネリーがいるのが見えました。

ネリーは「行って」と一言だけ残して、跡形もなく消えてしまいました。

ネリーの幻覚が見えたことに、ルークは戸惑います。

■ヒルハウスの伝声管

場面は変わって、回想シーン。

 

子どもの頃、ネリーとルークは家にある伝声管を使ってたびたび遊んでいました。

 

この日は、上の階にいるネリーが、下の階にいるルークに向かって、伝声管を使ってボタン(家の整理中に、母からネリーがもらったもの)を3枚送りました。

 

1枚、2枚と、伝声管から落ちてくるボタンをもらった山高帽でキャッチするルーク。

しかし、いつまでたっても3枚目のボタンが来ません。

 

ルークはネリーを下の階に呼び、

「つっかえてるんだよ。何かと一緒に落とせばそれと一緒に落ちてくるんじゃない?アビゲイルが教えてくれた、庭にある綺麗な石がいいんじゃないかな。」

と話します。

 

その後、かなり遅れて最後の1枚のボタンが落ちてきました。

そのときです。

伝声管から「クララ…クララ…」としゃがれたおばあさんのような不気味な声がしたのです。

 

「上に誰かいたのかな?」と戸惑うルークに

「ルーク、怖いんでしょ。わかるんだ、私も怖いから」

と共感するネリー。

(そりゃ怖いよね。私も怖いよ!)

 

下の階にネリーを残し、ルークは上の階の伝声管の様子を見に行ってみました。

(勇気があるなあ)

しかし、上の階の部屋には誰もいませんでした。

 

「やっぱりだ、誰もいないよ。たぶんだけどテオがふざけたのさ。」

そう言いながらルークが伝声管を眺めていると、部屋にいないはずのおばあさんの姿が映り込み、再び「クララ」と不気味な声がしました。

ルークは驚いて「ネリー!ネリー!」と叫びながら部屋から逃げ出しました。

 

こんなこと言ったら元も子もないですけど、ヒルハウスで起きた怪奇現象、いったいいくつあるんでしょう(笑)

不気味な現象、起こりすぎですよね!

■ジョーイの失踪

場面は現在に戻り。

ネリーの幻覚が見えた翌朝、ルークが目を覚ますと枕の下に置手紙がありました。

 

その後のミーティングで、ジョーイが深夜に施設から抜け出したことが知らされました。

 

「流されないことが大切よ。新入りは特にね。そのために、最初の1年間は施設内で親密な関係にならないように勧めているの。リハビリ中は特に、距離が近くなりすぎるから。」

と話すペイジ。

 

ルークは

「彼女とは恋愛関係じゃない、友達だ。友達なしでリハビリを乗り切れと言うのか?」

と反発しますが

 

「違うわ。起こりがちな問題を指摘しているだけで、あなたのことじゃない。リハビリを他人に頼って、寄りかかりすぎてしまうことがよくあるのよ。相手も同じ患者なのに。」

とペイジは話します。

 

苛立ったルークは「頭を冷やしたい」とミーティング室を出ていき、自分の部屋に戻りました。

 

9カ月もクリーンな状態のジョーイを、彼は尊敬・信頼していたし、彼女にとても支えられていたんでしょうね。

だから、ペイジにあんなことを言われて「俺たちはそんな関係じゃないし、そんな問題は起こらない」と、ムカっと来てしまったのでしょう。

 

その後ペイジがルークの部屋を訪れると、彼の姿はありませんでした。

机の上には、ジョーイが彼に宛てた置手紙が。

そこには「捜さないで」と書かれていました。

 

そう、ルークはジョーイを探すために施設を抜け出したのです。

 

ルークは施設を抜け出した後、外にある公衆電話を使ってネリーに留守録を残しました。

 

「昨日また起こったんだ。あれだよ。分かるだろ?だからお前が心配で。

 

携帯は持ってないし、今は外出中だけど、夜には帰るから施設に伝言を残してくれ。

 

友達を探さなきゃいけないんだ。心配するな、俺は大丈夫だ。

 

ただお前が無事か確かめたかった。じゃあ」

 

…この留守録メッセージ、ネリーがシャーリーに残したメッセージとなんだかよく似ていますね。

 

ネリーのメッセージでは

「うまく話せないけど、混乱してどうしたらいいのかわからない。ルークが心配だわ」

と言っていました。

二人は、お互いの身に何かありそうだと感じ取る力があったのでしょうか。

 

外のベンチに座り、あたりを見回すルーク。

ホームレスたちがたむろし、クスリの売人もうろうろしている、治安の悪いエリアです。

 

おそらくルークは「ジョーイがここにクスリを買いに来るだろう」と目星をつけたんでしょうね。

それで、彼女が来ないかどうか待ち伏せしてみることにしたのでしょう。

 

あたりにはクスリをやっている人の姿もあり、ルークはついじーっと見つめてしまいます。

(クスリをやりたい…という考えが脳裏をよぎったのでしょうか)

しかし、野犬にほえられて我に返ります。

■山高帽の男

場面は変わって、回想シーン。

犬の鳴き声が響く晩。

(「ヒルハウスの周りには犬なんていない」と大家のダドリーさんが行っていたのに、おかしいですよね…)

 

寝室にいるルークは、部屋の外に何か気配を感じ、起き上がります。

 

寝室から出てみると、そこにはものすごく背の高い男の姿が。

杖をついていますが、よく見ると足元は浮いていて、浮遊しながら1つ1つの部屋を確かめて回っているようでした。

 

ルークは、男にバレないように慎重に寝室に戻って、ベッドの下に隠れます。

すると、男がついに寝室に入ってきました。

 

ベッドの下から、男のようすを伺うルーク。

男は、ルークが父からもらった山高帽をかぶりました。そしてその後、寝室を出て行こうとしました。

(山高帽を探して、屋敷をさまよい歩いていたんでしょうかね)

 

ベッドの下でずっと息をひそめていたルーク。

安心して、大きく呼吸をしてしまいます。

ですが、その呼吸音を聞いて、男がルークの方向に戻ってきてしまいました。

ベッドの下を覗き込まれ、悲鳴を上げるルーク。

 

…このシーン、静かな長回しで、じわじわと恐怖が迫ってくる感じがして怖かったですね!

ものすごく背が高い「山高帽の男」、ネットで少し前に流行った都市伝説「スレンダーマン」を思い出しました。

■信じられるのは、ネリーとジョーイだけ

場面は現在に戻り。

ルークは、ベンチに座ってジョーイが来ないか待ち続けていました。

すると、クスリの売人らしき人物と一緒にいるジョーイを発見。声を掛けます。

 

「ルーク…なんでここにいるってわかったの」と驚くジョーイに

「いつも買う場所だろう」と返すルーク。

やっぱり、ルークは分かっていたんですね。

 

泣き出すジョーイをなだめながら、ルークは

「ジョーイを見つけた。20分でそっちに戻るよ。」

と施設のスタッフであるペイジに電話をかけます。

 

ところが、ペイジは

「ここはホテルじゃない。本気で直したい人が、部屋が空くのを待っているのよ。あなたたちは自分の部屋を捨てて勝手に出て行ったのよ」

と、二人が戻ってくるのを拒否。

 

「頼むよペイジ、安全で落ち着ける場所に彼女を連れていきたいんだ」

そう懇願するルークですが、ペイジは

「悪いけど、自業自得だわ」

と、きっぱり断りました。

 

「探さないでとメモを残したのにどうして…ごめんね。あなたは戻るべき。私の道連れになることは無い」

と謝るジョーイ。

 

「金はなんとかする。とにかく今夜、泊まれる場所を見つけよう。俺はずっとそばにいるから、君はまたクスリを抜くんだ。」

とルークは話しました。

 

ルークは一文無しでしたが、ジョーイは少しばかりお金を持っていたので、それでタクシーに乗ることにしました。

 

「探しに来るなんて思わなかった」

と言うジョーイに

 

「妹にそうしろと言われたんだ…直接じゃないけど」

と返すルーク。

 

昨晩、部屋でネリーの幻覚を見たとき、ネリーは「行って」と言っていましたが、それはジョーイを探しに行けという意味だとルークは考えたのですね。

 

「双子だから、子供のころから通じ合っている感じなんだ」

と、ルークはネリーとのエピソードを話します。

 

「昔足の骨を折ったとき、数分後にネリーから電話がきて”テレビを見てただけなのに急に足首が痛くなった”と言われた。すごく痛くて、その後1時間も冷やしたらしい。本当の話さ。」

 

双子について、痛覚などの感覚がリンクするという話は(オカルトかもしれませんが)たびたび聞く話ですね。

 

ルークは、他の家族とは違っていつも自分を信じてくれるネリーを信頼していました。

そして、ネリーと同様、自分のことを信じてくれるジョーイのことも信頼していました。

だから、危険を冒してまでもジョーイのことを探しに行ったのでした。

 

…すると、突然震えだすルーク。彼を心配するジョーイに対し

「ああ、ただすごく寒いだけだ。」

と返します。

 

…もしや、ネリーと感覚がリンクしている状態なのでしょうか?

時系列から考えると、ネリーが父と電話をして、こっそり一人ヒルハウスを訪れたのはこの晩のことだと考えられます。

ヒルハウスは、テオ曰く「家じゅうが寒い」。

ネリーがこの時ヒルハウスの中にいたとしたら、遠くにいるルークはその「寒い」という感覚がリンクして、震えだしたのではないでしょうか。

■兄を頼りに行くも…

そうこうしているうちに、目的地に到着したルークとジョーイ。

 

「俺が話している間は下がっててくれ、君の眼を見たらバレる。いいね。彼女は鋭い人だから。」

そう言ってルークは玄関のチャイムを押しました。

 

中から出てきたのは、スティーブンの妻・リーでした。

ルークは兄にお金を貸してくれないかと頼みに行ったのでした。

 

「突然で驚いたわ。それで今日は…元気なの?」

と少々訝しげに尋ねるリーに

「ものすごく調子がいい。90日もクリーンだ。外出許可が出てね。兄さんはいる?」

と返すルーク。

 

ですが、第1話でもあったとおり、二人は別居中。もう1ヶ月もその状態が続いていました。

 

別居の事実を知るも

「俺は本当にクリーンだ。言った通り90日間もね。…金を借りたいんだ、ホテル代だよ。それがだめならここに泊めて」

と本題を切り出すルーク。

 

「またそれなの。もう何度も同じ事を繰り返してきた。そんなことできないわ」

とリーは呆れます。

今までも、こうやってルークが施設を抜け出したり、お金をせびりに来たりしたことが何度もあったのでしょうね。

 

「わかった、じゃあ、兄さんの住所を教えてほしい」

と引き下がったルークに、リーは住所を教えました。

そして

「今は留守だと思う。彼が何と言おうと、あなたはよく頑張ったと思うわ。直接スティーブンと話をするべきよ。私には何もできない。手に負えないわ。」

と伝えました。

■「もう少し人を疑え」

2か月前。

ルークとジョーイは、スティーブンとリーの家で食事を共にしたことがありました。

 

ジョーイとルークは、施設についてのことを笑顔で話します。

 

リハビリ初期は脱落しやすいから、売人と連絡しないように携帯を没収されること。

入所して30日間は、スタッフの許可がないと電話が使えず、破ると“見せしめの罰”(おもちゃの電話を首にかけて丸一日過ごさなければならない)が下されること。

 

二人の話を、リーは楽しそうに聞いていました。

 

そして「ルークからあなた(スティーブン)は作家だと聞いています。血筋でしょうね。ルークにも文才がある」と話すジョーイ。

スティーブンは、アビゲイルについてのエッセイを書いていたのです。

 

スティーブンもこのことは知っていて

「ああ、アビゲイルだろ。僕の本にも書いた。ルークが書けば俺ほど非難されないだろう」

と皮肉っぽく返しました。

 

ジョーイは、ルークの名前でエッセイを出版するように勧めていました。

そうすればルークも、スティーブン夫妻のように家が持てる…と。

 

「こんな素晴らしい家をあなたたちは手に入れてすごいわ。あとはお子さんだけね」

というジョーイの言葉に、目を合わせて押し黙る夫婦。

 

…もしかしたら、子どもに関しての考えの不一致とか、不妊とかで悩んでいたのかもしれませんね。

それが原因で、このすぐ後くらいに別居したのかもしれません。

 

子どもについての問題はデリケートなのに、それを悪気なく聞いてしまうジョーイは、ちょっとデリカシーないんじゃないかなと感じてしまいました。

 

即座に「君(ジョーイ)は今回のリハビリが初めて?」と話題を変えるスティーブン。

 

ジョーイが「いいえ。ある意味リハビリ依存症かも」と返すと、スティーブンは

 

「ルークも初めてじゃない。今回は違う結果になると思っているのか?思うにイカれた人間は、同じことを何度も繰り返す」

と、かなりトゲのあることを言いました。

 

ジョーイは反発。

「どのリハビリもそれぞれ違う。日々の欲求も、ミーティングの内容も。でも今回は特別よ。

 

私たちはお互いに支えあっている。だからあなたから見れば繰り返しのようでも、これはイカれた行為じゃない。

 

何度でも同じ努力を繰り返す。

 

たとえ結果的に途中で脱落して依存症に戻ったとしても、繰り返しだからってあきらめない。

 

一歩ずつ進む。回復を目指したときに、苦しい道のりは覚悟してるんです」

と、真剣に話しました。

 

食事を終え、スティーブンはルークと二人で話をします。

そしてルークに対し

「彼女に好意を抱いているんだろうけど、もう裏切られるのはうんざりだから。お前も少し人を疑え。」

と助言しました。

 

ルークは

「心配ないよ。彼女は良い人間だし、いい影響を受けてる。」

と返しますが

 

「良い人間でも、大切に思ってる相手でも、裏切ることはある。お前は良いやつだし、愛してる。だから…な?」

と、改めて彼女に注意するように伝えるスティーブン。

 

兄の態度に、ルークは失望。

「30日クリーンでいたのに、絶望させてくれてありがとう。ふざけるなよ」

と、怒りをあらわにしました。

 

このシーンを見て、スティーブンって父親似なんじゃないかなと感じました。

スティーブンも父も、ルークの言い分をろくに聞こうとしませんよね。

確かに、ルークのことを大事には思っているんだろうけど、彼の考えを認めたり、共感したりしようとしない。

代わりに、一方的なアドバイスばかり押し付ける。

 

愛しているのは確かなのかもしれませんが、表現方法下手すぎですよね。

スティーブンの言葉にはかなりトゲがありましたし…。

 

ルークは、ジョーイを支えにして信頼することで、やっと長期間クリーンな状態を達成できたのに、兄にその心を折られるようなことを言われては、たまったものではなかったでしょう。

■裏切り

場面は現在に戻り。

ルークは、リーから教えてもらったスティーブンの住所に行きました。

スティーブンは不在だったものの、ルークは部屋に忍び込み、盗みを働きます。

カメラ、iPad、食料…これらを盗んでルークが部屋から出ると、なんとスティーブンと鉢合わせ。

 

「やあ兄さん、これは誤解しないでくれ」

と弁明するルークに、

「なんでここがわかった。…200ドルやる。iPadは必要だから返せ。カメラは売って良い。」

と伝えるスティーブン。

ルークは200ドルだけ受け取り、カメラとiPadは返して帰りました。

 

このシーンは、第1話でも出てきましたね。

第1話で見たときは、まだルークがどんな人物なのかわかっていなかったので

「兄の部屋に忍び込んで盗みを働くなんて、どうしようも無いやつだな」

という印象を持ってしまいましたが、

 

ルークの背景(信頼する友人であるジョーイを助けるために行動し、お金がなくホテルにも泊まれないから仕方なく忍び込んだ)というのを知ってから見ると、ちょっと同情してしまう部分はありましたね。

何にせよ、盗みはダメですけどね!

 

「鉢合わせしなかった?」

と心配するジョーイに、

「これで2泊はできる。食料も持ってきたよ。」

と、200ドルを手渡すルーク。

 

「あと数ブロック歩けばホテルにつくよ」と言うルークに対し

「そんなにトイレを我慢できそうにない。その辺でしてくる。すぐ戻るね。…ルーク、熱があるの?」

とジョーイ。

 

ルークは相変わらずとても寒がっていて、なのに脂汗をかいていました。

そして、腕や足の筋肉が痛むと言っています。

(やっぱり、たぶん今頃ヒルハウスに居るネリーと痛覚などの感覚がリンクしているのでしょう)

 

ジョーイは

「ねえほんと、ありがとう。見つけてくれて。うれしかった」

と言ってルークにキスをして、

「すぐ戻るね」

と、暗がりの中に消えていきました。

 

しかし、しばらく経ってもジョーイは返ってきません。

ルークが「なあ急ごう、ジョーイ?」

と声をかけても返事なし。

 

ルークは、彼女に200ドルを手渡したままであることに気づき、状況を察しました。

ジョーイはルークを裏切って、金を持ち逃げしたのです。

 

…結果的に、言葉にトゲはあったけどスティーブンの言っていたことが正しかったのですね。

おそらくジョーイは、持ち逃げしたお金でまたクスリを買うのでしょう。

 

ジョーイを探している最中、何度もあの「山高帽の男」を見かけるルーク。

男を見かけると、逃げるようにその場を立ち去りました。

■ネリーの死

90日間クリーンな状態が続いて、表彰されたあの日。

ルークはこんなことをスピーチで話していました。

 

「いままではステップ4の“過去の棚卸”でつまづいていた。俺は子どものころ怖がりで、大きくなれば度胸がつくだろうと期待してた。だけど、年を取るにつれて別のものが怖くなるだけ。」

 

「俺が6歳のとき、母は自殺した。子供たちはみな、おばに引き取られた。

 

俺はまだ小さかったから、死を理解していなかった。だから母が帰ってくるのをずっと待ってた。

 

その頃毎晩、車のライトが見えるたびベッドから起き上がっていた。

 

その車から母が出てきて、母が自分を連れて行ってくれると期待していたんだ。

 

でも車は通り過ぎていく。俺の希望が奪い去られるようだった。」

 

「当然母は戻ってこなかったけど、子供のころ怖かったもの(山高帽の男のことでしょう)が戻ってきた。

 

そいつを消したくて、初めてクスリに手を出した。そいつを消したくて。

 

1週間や1カ月、クスリを絶ったこともある。

 

でもそいつが忍び寄ってくるのを感じて、またクスリに手を出してしまった。」

 

「家族はこの話を信じていない。俺を信じないんだ。

 

仕方ない、俺が何度もウソや盗みをして裏切ったからだ。俺は誰かに裏切られないように願うよ。

 

ケースワーカーのペイジやここのみんな、そして、いつも支えてくれる特別な人(ジョーイ)に感謝するよ。

 

依存症患者は一人で苦しまないで。話は以上だ、ありがとう」

 

スピーチの日は希望に満ち溢れていたのに、信じていたジョーイに裏切られ、どん底のルーク。

街を一人さまようルークは、暴行を受け、追いはぎにあってしまいます。

顔はボロボロ、寒いのに上着を取られて半袖のTシャツで過ごす羽目に。靴も奪われてしまっていました。

 

「1234567…」とブツブツ数を数えながら右往左往するルーク。

その近くに、山高帽の男が忍び寄ります。

振り返るたびに近くにいる、山高帽の男。

ルークは必死に「妄想だ…妄想だ…」とつぶやき、自分に言い聞かせます。

 

…ネリーの「首折れ女」といい、ルークの「山高帽の男」といい、執念すごすぎません?

彼らが子供のころからついてまわっているんですよ?

なんでそんなについてくるんですかね…ルークが恐怖のあまり、クスリに逃げてしまう気持ちも理解できます。

(もちろん、薬物乱用はダメゼッタイですけどね!)

 

ルークは施設スタッフのペイジに電話。

「彼女は逃げた、彼女を救えなかったんだ」

と伝えます。

 

するとペイジが

「電話を待ってた、あなたに知らせたいことがあるのよ」

と返します。ペイジの目の前には、スティーブンが。

知らせたいこと”って、ネリーの死についてだろうなあ…と、見ている側としては察しがつきますね。

 

でも、そんなこと知る由もないルークは

「わかってる、俺がバカだったよ。でもクスリはやってない、本当だ。それに寒くて凍えそうだ。腕や足も硬直している。寝る場所が必要なんだ。ソファでも床でも構わないから、そこに戻らせてくれ」

とペイジに助けを求めます。ペイジは、彼を迎えに行くことに。

 

ルークは、外のベンチでまた数を数えて、落ち着こうと努めます。

この「1から7の数を数える」というおまじないのような行動は、彼が子供のころからやっていることでした。

 

子ども時代、寝室で

「また首折れ女を見た。ママもパパも信じてくれない、全然。夢だって言われたけど本当にいるの」

と怯えるネリーに、

「わかってるよ。いいこと教える。」

と、おまじないを教えるルーク。

 

箱の中から取り出したのは、綺麗な石7つ。

 

「石を7つ、こうやって並べるんだ。ママ、パパ、スティーブン、シャーリー、テオ、ネリー、僕。

 

7人家族だよ。1つずつ触りながら、声に出して数える。それでもう安全だ。

 

すごく怖い時は何度も何度もやればいい。必ず数えるんだよ」

 

ルークは、大人になった今でも、恐怖に駆られた時はこのおまじないをしているのでした。

迎えを待ちながら数を数え、右往左往するルーク。

 

そんな彼の背後には、あの「山高帽の男」が…。

ルークが数を数えながら前進すると、男もスーッとついてきます。

(この動きが不気味ですね…男は浮遊しながら移動するから、ザ・おばけって感じの動きなんですよ…)

 

そしてついに、ルークのすぐうしろに来た男。

ルークが振り返ると、そこには山高帽をかぶった母が立っていて

「うちに帰って来なさい」

と言ったかと思うと、母の目がまぶしく光りました。

 

まぶしさに、手で顔を覆うルーク。

手を顔からどけてみると、そこにあったのはヘッドライトが灯っている一台の車。

スティーブンがペイジと一緒に迎えに来てくれたのです。

 

スピーチでルークが「子供のころ、母が迎えに来ないかと、窓から車のヘッドライトが見えるたびに起き上がっていた。でも車は通りすぎていくだけだった」という切ないエピソードを話していたじゃないですか。

でも、そんな彼の元に、今度こそ本当に迎えが来たんですよ…!

 

ルークも迎えが来たことに感慨深くなったのか、嬉しさと申し訳なさで泣きながらスティーブンに抱きつきました。

「本当にごめん。彼女を救おうとしたけど、救えなかったんだ。それにすごく寒くてたまらない。

 

腕も足もすごくこわばってるんだ。まるで離脱症状みたいだけどクスリはやっていなんだ。

 

でも同じ感じなんだ。信じてくれるだろ?」

そう話すルーク。

 

ですがスティーブンから告げられたのはまさかの事実でした。

そう、ネリーの死です。

 

あまりのことに、唖然とするルーク。

「どうして」と彼が尋ねると、スティーブンは「自殺したらしい」と答えました。

 

しかしルークは

「違う…違うよ。自殺じゃない」

と返しました。

 

…というところで、第4話は終了です!

いったいネリーに何が起こったのか

ネリーとは双子だから、さまざまな感覚がリンクしているルーク。

だからこそ「彼女の死因は自殺じゃない」とわかったのでしょうね。

じゃあ、自殺ではないのならなぜネリーは命を落としたのでしょうか…?

 

ネリーについては、前回テオが彼女の遺体に触れて、おそらく死因に関するビジョンを見ていましたよね。

テオはビジョンを見て、大声で泣いてその場にしゃがみ込んでしまっていました。

 

一体ネリーに何が起きたのか…もう少しで明らかになりそうですね。うーん!次の話が早く見たい!

 

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