ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス シーズン1第5話あらすじ&ネタバレ感想

Netflixで配信されているオリジナルドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」。

 

今回はクレイン家の三女・ネリー(ネル)にスポットを当てた回でした。

 

正直、膝から崩れ落ちるレベルの恐怖で、見たあとはしばらく呆然としてしまいました…。

ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス第5話「首折れ女」あらすじ

子どものころから金縛りに悩まされ、そのたびに「首折れ女」が見えていたネリー。

そのことをカウンセリングに行った先でスタッフのアーサーと恋仲になり、二人はやがて結婚。しかしそんな二人に悲劇が降りかかる。そしてネリーは、過去と決別すべく「ヒルハウス」を再び訪れるのだが…。

■首折れ女

子どものころからネリーは「首折れ女」に悩まされていました。

 

ヒルハウスでの最初の夜。

眠っていたネリーがふと目を覚まして起き上がると、目の前には長髪で首が折れたような女の姿が…。

女は、耳をつんざくような声で叫びました。

あまりの恐怖に、悲鳴を上げるネリー。

 

怯える彼女を、両親は「悪い夢を見たんだ」「テオがふざけたのよ」となだめますが、

ネリーは「あれはテオじゃなかった。あの人はたぶん、首折れ女だよ」と反論。

 

両親はそれでもあまり信じていないようすで

「もう消えたんでしょ?また現れたらママたちの所へ来て。」

「追い払ってやる」

と言うだけでした。

 

その次の晩。

前日、寝室に「首折れ女」が現れたことから、ネリーは寝室で寝たくありませんでした。

…そりゃそうですよね。私だってあんなとんでもないモノが出る部屋で寝たくないです(笑)

 

ソファーで寝たいというネリーの頼みを聞き、ママもしばらく付き添って、一緒に眠ることにしました。

 

二人は並んで眠りますが、途中でママは目を覚まして、ネリーにキスをしたあと自室へ戻ってしまいました。

 

その後、目を覚ますネリー。しかし、体は金縛り状態で動きません。

動けないまま、目を丸くするネリー。

なんとそこには、ネリーに覆いかぶさるように、再び「首折れ女」が“出た”のです…。

ウソウソウソウソウソウソウソ…

と低い声でつぶやき続けている首折れ女。

 

この、ぼそぼそとつぶやく様子がかなり不気味でしたね…。

今回、いつもよりホラー色が強い気がする…序盤からかなりゾワゾワ来ます。

■アーサーとの出会い、そして別れ

大人になったネリーは、睡眠クリニックのカウンセリングを受診。

 

カウンセリングのスタッフ、どこかで見覚えがありますね…。

そう、のちにネリーの夫になるアーサーです!

これまでの話でも、ネリーの結婚式のシーンに出てきていましたよね。

 

カウンセリングで、睡眠時の“金縛り”についての悩みを吐露するネリー。

(子供のころからずっと、大人になってもなお悩まされていたのですね)

 

そんな彼女に、アーサーは金縛りが起こるメカニズムや、金縛り状態の時に幻覚を見るメカニズムについて説明したうえで

「睡眠検査をして、データをとる。それを使って脱出プランを練りましょう。金縛りになっても、パニックにはならない」

と提案します。

 

自分の症状や話が変ではないと知ることができ、かつアーサーが具体的な治療法を提示してくれたことに、安心したようすのネリー。

 

「コーヒーは飲む?」

という、アーサーの質問(治療に際する確認の目的)に対し

「もしかしてコーヒーを飲みに行こうって誘ってるの?」

とネリーが勘違いしたことから、二人は談笑。カウンセリングのあと、本当にお茶をしに行くことに。

 

そこから、二人は惹かれあうようになり、交際がスタートしました。

 

家族も交えての新年のパーティーで、アーサーはなんとサプライズでプロポーズ!

もちろんネリーの返事はイエス。

二人は、順風満帆でした。

 

しかし、ネリーは引き続き金縛りに悩まされていました。

二人で寝ているとき、金縛りにあうネリー。

しかし、アーサーがそれに気づき、すぐにフォローします。

 

「しばらくおさまっていたのにな、大丈夫だ。プランを思い出して呼吸を整えるんだ。こぶしを握って。いいぞ。灯かりをつけるよ。」

アーサーから声を掛けられ、パニックに陥らずに金縛りから「脱出」できたネリー。

 

ネリーが幼少期にお母さんと寝ているときも「首折れ女」は襲ってこなかったし、誰かと一緒に寝ていれば襲われずに済むのかも…?

 

その後、ネリーとアーサーは結婚。

二人はLAに引っ越しました。

 

ところが、そこでも金縛りにあってしまいます。

 

またアーサーが目覚めて

「久しぶりだな。ほら、落ち着いて。灯かりをつけるよ。」

と声をかけ、灯かりを付けようとアーサーはベッドから立ち上がります。

 

は~よかった、アーサーが灯かりを付けてくれれば安心だ~!

と思っていたら、まさかの事態に。

 

なんと、ベッドから立ち上がったアーサーが、数歩動いて硬直!

そのまま倒れてしまいます。

 

え~~~!嘘だろ~~~!!!

 

当然、パニックになるネリー(そりゃそうよ。私もパニックです)

でも、ネリーは依然として金縛り状態で、動くことができません。

窓辺にはあの「首折れ女」の姿が…。

 

その後、ネリーはなんとか自力で起き上がり、アーサーのもとに駆け寄りますが、彼は動きませんでした。泣き叫ぶネリー。

 

…いや~。誰かと一緒に寝ていれば「首折れ女」には襲われないのではと思いましたが、そんなことはなかったですね。強すぎ&怖すぎる。

 

というか、新婚ほやほやでこんな事件が起きてしまったネリーとアーサー、不憫すぎますよね…。

自分がネリーの立場だったらと考えると、辛くてたまりません。

 

自分が子供のころから悩まされていた「首折れ女」のせいで、愛する人を亡くしてしまった。

決してネリーのせいではないけど、もし私がネリーだったら

「私が、今まで“首折れ女”をどうにかできなかったせいだ。そのせいで、愛する人を亡くしてしまった」

と、自責の念に駆られてしまうかもしれません。

うーーー、ツラい!!

■モンタギュー先生とのカウンセリング

アーサーが亡くなり、ネリーは別の医師(モンタギュー先生)のカウンセリングを受けるように。

 

ネリーは、アーサーを殺したのは「首折れ女」だと考えていました。

子供のころから何度も自分の前に姿を現していた「首折れ女」。

ヒルハウスを出て、おばと暮らしているころも、しばしば彼女を見ることがありました。

アーサーが襲われるまでは、2年ほど彼女の姿を見ることはありませんでしたが、彼女は戻ってきて、あろうことか愛する夫を殺してしまった…。

 

「ご主人は動脈瘤で亡くなったんですよね?ということは、彼の死と彼女とは無関係では無いですか?何かを責めたくなる気持ちはわかりますが…」

と、ネリーの話を信じようとしないモンタギュー先生。

「責めるべきはひとつ、ヒルハウスです。安心してください、信じてとは言いません」

と、ネリーはあくまで諸悪の根源があのヒルハウスであると主張しました。

■壁の落書き

子供時代のネリーは、おもちゃの部屋で一人遊び。

その最中にティーセットを見つけます。

お星さまが描かれたカップを気に入ったネリーは、大家のダドリーおばさんに見せに行きます。

 

ダドリーおばさんは

「誰のものだったか分かった。」

と言って、ネリーに写真を見せました。

 

ティーセットのもとの持ち主は、ジャクリーン・ヒル

彼女の母・ヘイゼルがこの家の持ち主だったのです。

 

ダドリーおばさんは、年老いて寝たきりになったヘイゼルの世話をしたことがありました。

「ときどき意味の分からないことを言ったの。“ジャクリーンにお星さまのカップを”とかね。これのことだったんだわ」

と、当時を思い出すダドリーおばさん。

 

「このカップ、私がもらっていい?」

とネリーに尋ねられ、おばさんは

「ええ、いいと思うけど、ママたちに聞いて」

と答えました。

 

ネリーは、ママにティーセットを見せに行きますが、ママはとても腹を立てているようす。

それもそのはず、家の壁の一部がビリビリに破られていて、破いたところには“ネル”と落書きがされていたのです。

ママは、ネリーが落書きをしたと考えたのですね。

 

しかし、ネリーは壁を破ったり、落書きしたりなんてしていませんでした。

 

「わたしじゃない。きのう中庭でチョークを使って遊んでたけど、壁に書いたりしていないよ」

ネリーは身の潔白を主張しますが、母は信じようとしません。

 

二人の口論の声をきいて、テオも駆けつけますが、二人は「謝りなさい」「やってないもん」の押し問答。

 

そのうち、ママは頭痛がしてきて、頭を抱えます。

そして

「二人で綺麗にしなさい。私が戻るまでに終わらせるのよ。後で見に来るから」

とテオとネリーに伝え、その場を立ち去りました。

 

「書いてない、本当だよ」

そう主張するネリーの言葉を聞いて、テオは手袋を外し、壁の落書きに触れました。

誰の仕業かわかったのか、

「そうだね、やってない。」

とだけ言うテオ。

ネリーは、テオの能力に驚きました。

 

「なんで怒るんだろうね、また新しく壁紙を張るのに。」

そう言ってテオが壁紙をはがすと、“ネル”の他にも文字が書いてありました。

“come home Nell”(帰ってきて ネル)

 

壁の文字を見て、テオとネリーは顔をしかめました。

 

壁の落書き、かなり不気味ですよね…。

古い洋館の壁に、クレヨンやチョークで落書きがされているって、それだけで怖い!

(“引っ越し先の家に隠し部屋があって、クレヨンで壁にびっしりと落書きがされていた”…っていう有名な怪談がありますよね。それを想起してしまいました)

 

帰ってきて ネル”ってどういうことなんでしょう?

ヒルハウスの亡霊が、ネルを呼び戻しているのかな…。

■兄・姉との決裂

場面は変わって現在。

ネリーは雨の中、ルークに呼び出されて彼を車で迎えに来ていました。

「リハビリ施設に空きが出たから送ってくれ」と頼まれていたのです。

 

施設に入ってリハビリをしようというルークの姿勢を「立派だ」と褒めるネリー。

 

しかし、ルークの頼みは「施設まで送ってほしい」ということだけではありませんでした。

 

彼のもう1つの頼みは、とんでもない内容でした。

「施設に入る前に、もう一度だけクスリでハイになりたい。そのほうがやる気が出ると思う」

 

「でも、あそこにいる売人に俺は借りがある。だから俺の代わりにヤツからクスリを買ってきてくれないか」

というのです。

 

当然、ネリーは拒否。

 

しかし

「これっきりだ。本当にやめる。ただ、施設に入る勇気を出すために必要なんだ。信じるだろ?いつだって俺はお前を信じてきたじゃないか。子供のころも、大人になってからも。」

というルークの声に押されて、クスリを買いに行ってしまいます。

 

ネリーは

「ずっとルークを信じてきたけど今わかった。私がどんなにツラくても誰も気にしていないんだ、って。」

と落胆。

 

ルークは、ネリーが買ってきたクスリを、車内で早速使いました。

しかし、ネリーは上の空のようす。

それもそのはず、車の窓越しに「首折れ女」が見えていたのです。

 

ネリーはその後帰宅し、精神科でもらった薬をトイレに流してしまいます。

 

後日、ふたたびモンタギュー先生のカウンセリングへ。

ネリーは先生に、ルークをリハビリ施設まで送った話をしました。

 

「彼が施設に入ってすぐ体調を崩して、4日目に気分がよくなった。あんなひどい痛みは初めてでした。双子の絆なんて信じないでしょ?」

と話していましたが、ネリーが数日体調を崩し、体がひどく痛んだのは、ルークがクスリ断ちをして“離脱症状”がでていたからではないでしょうか。

その後4日目にルークが再びクスリを使ってしまって、その影響で“双子の絆”によりネリーも気分がよくなったのではないでしょうか…?

 

だとしたら、数日で脱落してしまったルークには、情けないというかなんというか…複雑な気持ちになりますね。

「これっきりだから」とネリーに言っていたあの約束はなんだったのか…。

まあ、薬物はそう簡単にやめられるものではないという恐怖もありますね。

 

話を本編に戻します。

 

「処方した新しい薬はきいていますか?何か問題は?」

とネリーに尋ねるモンタギュー先生。

先生には、ネリーが動揺しているように見えていたのです。

事実彼女は、ルークからあんなことを頼まれたことによって、かなり動揺していました。

 

その後、テオがネリーの部屋にやってきます。

テオは、ふさぎこんでいるネリーをビーチに連れていき、一緒に気分転換をしようと考えていたのです。

 

ネリーは、ルークとの一件についてテオに打ち明けますが、

「うそ、冗談でしょ。あたしに電話してよ。そんなの依存症患者の助けにならない。」

とテオから叱られます。

 

その後、ネリーはテオに

「ねえ、あれやってくれる?良いって言ったじゃない」

と頼み、半ば強引にベッドの枕や、アーサーが倒れて死んでしまった床にテオの手を触れさせます。

 

テオが嫌がっても、無理やり彼女の能力を利用しようとしたネリー。

しかし、テオは部屋のものに触れても、何も感じ取ることはできませんでした。

テオは、ネリーの態度に激怒。

 

「今感じるのは、あんたがどうかしちゃったんじゃないかっていう不安な気持ちだけよ

 

こんな生活はダメ。あんたと美術館やビーチに行って一緒に泣きたかったからで、こんなふうに召使いみたいに扱われるとは思わなかった」

 

そうネリーに怒りつつも

「新しい医者の治療はどうなってるの?4カ月前よりひどいわよ、ヤブ医者ね。全然結果が出ていないし、どう考えてもヤブだよ。東海岸に戻ったほうが良い。ここに一人でいるよりもね」

と彼女の身を心配するテオ。

 

(新しい医者の治療の成果が出ていないのは、ネリーが処方された薬を飲んでいないせいもあるんじゃないですかね…あとは、モンタギュー先生があまり真摯に話を聞いていなさそうっていう問題もあるけど。)

 

しかしネリーは

「ここでルークを待つ」

と、東海岸に戻ることを拒否。

 

テオが

「ラリった彼を泊めるの?施設に行く途中であんたにヘロインを買わせたのよ。姉さんにそのこと知らせた?」

と唖然としたようすで言うと、ネリーは逆ギレしたような様子で笑って

「自分は隠し事しておいて、私には姉さんに知らせろって言うの?もしバレたら居候できなくなるもんね」

 

「人には厳しいね。自分には甘いくせに。自分が一番可愛いなんてかわいそうだわ。居候の分際で、私に説教なんてしないでよ。」

と言い放ちました。

 

ここで言う「隠し事」というのは、テオがこっそりスティーブンの著書「幽霊屋敷ヒルハウス」の印税を受け取っていたことですね。

テオはシャーリーの家に居候していますが、シャーリーはスティーブンがヒルハウスをネタに本を書いたことに激怒しており、印税なんて受け取らないと断固拒否していました。

そんなシャーリーに、テオがこっそり印税を受け取ったことがバレれば、テオはシャーリーの家に居候できなくなる…というわけです。

ネリーは、テオの「隠し事」について知っていたのですね。

 

…にしても、ネリーが言い放った言葉はあまりにもひどい。

テオは呆れて部屋を出ていってしまいます。そして、一人泣き出すネリー。

 

人は、うつ状態になると普段は口にしないであろうヒドい言葉が口をついてでてきてしまうと言います。

「うつ病患者からヒドいことを言われても、“病気が彼にヒドい言葉を言わせているのだ”と割り切らないといけないよ」という話を聞いたことがあります。

ネリーも、アーサーを亡くしてうつ状態で、そんな状況にあったのではないでしょうか。

■スティーブンとの“対決”

ルークやテオと、溝ができてしまったネリー。

しかし、それに加えてスティーブンとの溝もできてしまうこととなります。

 

ネリーは、スティーブンが自身の著書について話す講演会へ。

最新の著書についての講演会だったのに、参加した客からの質問は「幽霊屋敷ヒルハウス」や、スティーブンの家族に関するものばかり。

「幽霊屋敷ヒルハウス」は、相当なヒット作だったのですね。

 

そんな中、ネリーが質問のため挙手します。

「あれはネリーじゃないか?」とざわつく会場。

スティーブンのファンであるお客さんばかりだから、彼の妹であるネリーも有名人というわけですね。

ネリーは、衝撃的な質問をしました。

「なんでみんなに嘘をつくの?ここにいる人から30ドルもとって、なぜ自分が信じてもいない話を聞かせるの?」

スティーブンの制止を無視し、ネリーは続けます。

 

「住んだ家のせいで。兄さんは皆の前で、霊魂や幽霊の話をしている。お金をとって、少しも信じていない話をね。

 

私やママやルークをイカれてるって思ってるのに、なぜそれを外で語るの?私には“夢”とか“妄想”とか言い聞かせるくせに。」

 

「私の兄さんなんだから、私を守る義務がある。でもいつもひどいことを言って、私を信じない。

 

それなのに、自分だけ大金を稼いだ。理由を教えてよ。他には何も頼まないから。これだけよ。どうしてなのか教えて」

 

講演会が終わったあと、スティーブンは

「これは僕の仕事だ。ここはオフィスと同じで、仕事中なんだぞ。職場で恥をかかせるな」

とネリーに詰め寄りました。

 

しかし

「そっちはあんなこと書いておいて!」

と、ネリーの怒りはおさまりません。

 

彼女のようすがおかしいこと、出版して6年もたっているのに今更文句を言ってきたことから、スティーブンは「薬をやめたのか?」と察します。

 

さすがお兄ちゃん、鋭い!

ルークに対して心配していたときもそうですが、スティーブンは表現方法こそヘタだけど、基本的には弟や妹たちを心配している様子が見られますね。

 

ただ、本当に表現方法がヘタなんだよな~。そこはパパ似ですね。

パパもスティーブンも、弟や妹の話を信じようとしない。

「それはきっと勘違いだよ。そんなことよりもう寝なさい」

みたいな感じ(笑)

 

でも、今回ばかりはスティーブンもネリーにキレていましたね。

「お前はいままでも色んなものにハマってきた。キリスト教や東洋医学、水晶や抗うつ剤…新しい治療だろうが、僕の人生をぶち壊すな。時と場所を考えろ。こんなのは迷惑だ」

とキッパリ言っていました。

そりゃ、自分の大事な仕事場であんなことをわめかれては、たまったもんじゃないですよね。

■モンタギュー先生の、とんでもない提案

後日、ふたたびモンタギュー先生とのカウンセリング。

 

ネリーは

「兄と対決したわ、言われた通りに」

「ファンの前で兄を非難した。すごい顔してたわ。気分がよかった」

と、得意げに話します。

…が、顔はどうみてもやつれているというか、様子がおかしい。

 

先生も

「対決という言葉は使っていませんよ」

「建設的じゃありませんね」

となだめますが、ネリーは

「大丈夫、薬は飲んでます。自立した生活をしてる。こんなの人生で初めてよ」

と、先生の言葉を制すように矢継ぎ早に話しました。

 

「本当に薬を飲んでいますか。お兄さんたちと対決しても何も解決しません。」

と先生。そして、とんでもないことを提案しはじめます。

 

「自分の過去と向き合わねば。何を話しても同じです。母親や子供時代の話、症状の話、夫の話、すべて必ず1つのことに行きつく。ヒルハウスです。」

 

「たかが家ですよね。ただの建物がそこまで人に影響しますか?長い年月が経った今そこに行ってみたら、怖がるものではないと分かるはずです。

 

26年も人が住んでいないのだから、もはや家ですらなく、残骸・廃墟でしょう。きっと落書きやほこりだらけだ」

 

なんと、遠回しに「ヒルハウスに行ってみてはどうか」と勧め始めたのです!

このドラマの視聴者全員の声を代弁しますね。

 

いや!!!!バカ!!!!お前、何言ってるんだ!!!!!

 

ネリーも、さすがにヒルハウスに行くのはちょっと…というようすで尻込みしますが、

先生は

「ご主人は今のあなたを見て、何と言うでしょう。あなたに、どんな生き方を望むでしょう。」

とダメ押しの一言。

 

あくまでも先生的には

・ネリーがうつ状態にあるのは、ヒルハウスの呪縛に縛られているからだ

 

・でも、たかが建物でしょ?今行ってみたら、そんなに怖がるものじゃないってわかるはず

 

・だから、ヒルハウスに行ってみたらどうだい?

という考えのご様子。

 

もう一度言いましょう。

 

いや!!!!バカ!!!!お前、何言ってるんだ!!!!!

 

ここまで見てきている視聴者側としましては、ネリーがヒルハウスを訪れてしまったことにより、命を落とすという展開になることはわかっているわけですよ。

その戦犯、お前かい!!!!

 

先生は、ヒルハウスがどんなに恐ろしいところか分かっていないんですよ…。

だって、ママが死んでるねんで…

犬なんていないはずなのに、夜には犬の鳴き声がするねんで…

地下室には謎のミイラみたいな男がいるねんで…

首折れ女も出るし…

こう列挙していくと恐怖のフルコースですよ!

そんな屋敷に行けっていうのかい先生は!?行けって、言うの、かい!?

 

ネリーお願いだ!先生の言葉に耳を貸すんじゃない!

今からでもヒルハウスに行くのはやめてくれ~~!!!

■モーテルでの記憶

…という視聴者の我々の思いもむなしく、ネリーはヒルハウスに行ってみることに決めてしまいます。。

 

途中で立ち寄ったモーテルで、ネリーは昔のことを思い出していました。

 

子どもの頃、騒動があってヒルハウスから逃げ出したあの日に泊まったのがこのモーテルだったのです。

 

一家の父は、子どもたちを連れてモーテルに逃げてきました。

そして「パパはママを迎えに行ってくるから」と言って、子どもたちを残してモーテルを一旦後にしました。

 

何が起きているか分からず、動揺する子どもたち。

議題はもちろん「一体ママに何が起きたのか」でした。

しかし、スティーブンは何も見ていなかったし、テオも「よくわかんない」と口をつぐみます。

(ただし、テオは逃げる際に父に手をつかまれて、その際に何かビジョンが見えていたはずです。かなりパニック状態に陥っていましたからね。でも、それをみんなに話しても動揺させるだけだし、信じてもらえないかもしれないから黙っていたのかな)

 

ルークは

「ママは痛そうにしていた」

「僕とネリーは、赤の部屋でアビゲイルやママとお茶会をしていたんだ。」

と話し、ネリーも

「あれはママじゃなかった。」

と意味深な発言。

 

双子には一体何が見えていたんでしょうね…。

 

当時のことを思い出しながら、一人コーヒーを飲むネリー。

(アーサーと出会った頃は二人たのしくコーヒーを飲んでいたのに…と思うと、そのシーンとの対比で胸が痛みます)

 

砂糖を7つ並べて

「1234567…」

と、ルークから教わったおまじないを唱えました。

 

その後ネリーは眠ってしまい、目を覚ますとまた金縛り状態に。

パニックに陥るネリー。

天井には、はりつけ状態のルークの姿が…

部屋のドアノブもがちゃがちゃと音を立て始め、どう考えてもヤバい状況です。

 

こんな幻覚(?)を見てしまったから、ネリーはルークの身を案じて、兄や姉に電話をかけまくることとなったのですね。

 

場面はふたたび子どもの頃。

モーテルに子どもたちを置いて出ていくときに父は「すぐに戻ってくるから」と言ったものの、父が戻ってきたのは夜が明けてからのことでした。

 

戻ってきた父は血まみれ、手は包帯でぐるぐる巻きの状態。

 

「ママを見つけられた?大丈夫だった?」

と言うネリーに対し回想

「ああ、見つけたよ。今は大丈夫だ」

と返す父。

(“今は”ってどういうことでしょう…もう亡くなってしまったから、痛くもツラくもないから大丈夫ってことかな…)

ネリーは血まみれの父をじっと見つめますが、父は

「ペンキだよ」

とだけ返しました。

(んなわけあるかーい!!)

 

その後、モーテルには警察が。父が呼んだのです。

父は警察で事情聴取を受けることに。

子どもたちのもとへは、叔母さんが来てくれることになりました。

 

父がまた自分たちを置いて行ってしまうことに不安を覚えるネリー。

そんな彼女に対し、父は懐中時計を預けて

「これを持っていなさい。パパもできるだけ早く戻るから」

と伝えました。

■ネリーの決意

場面は変わって現在。

ネリーが目を覚ますと、時刻はもう昼の2時。

寝すぎたことに焦りながらも、ネリーは慌ててスティーブンやシャーリーに電話をかけました。

このあたりは、1話のシーンと繋がりますね。

 

スティーブンは仕事中だったため、電話を無視。

シャーリーも電話に出られず、ネリーは留守録を残しました。

 

この時の留守録は

「電話ちょうだい、うまく説明できないけど混乱しているの。ルークが心配。最近話した?電話して」

というものでしたが、ネリーがどんな状態だったのかがわかると“うん、そりゃうまく説明できないし混乱するわな…”って感じですよね。

 

金縛り状態にはしばしば陥っていたものの、今回見た幻覚は“天井にはりつけになっているルークの姿”だったわけですから。

 

その日の晩、モーテルの廊下の自販機で水を買うネリー。

しかし、突然廊下の電気が消え、

 

目の前に首つり死体がドン!!!

 

 

いやいや、こんなのお化け屋敷じゃん!!!

いきなりすぎてビックリしました…。

 

腰を抜かして、その場にへたり込むネリー。

パニックになりつつも部屋に戻ると、スティーブンから

「さっきは出られなくてすまない。ルークが心配なんだよな?施設に聞いてみたら、無事だってさ。90日間クリーンな状態が続いているって。話したいことがあるなら明日行く。お前が心配だ。本当だよ」

という留守電が入っていました。

(ネリーを心配したシャーリーが、スティーブンに連絡をとって、ルークの安否を確認させた…というくだりがありましたね)

 

ルークの身に何も起きていないことがわかって安心し、涙するネリー。

時計を見ると、時刻はもう深夜1時9分になっていました。

ヒルハウスに行こうと思っていたのに、深夜になってしまったことにネリーは動揺します。

 

しかし

「大丈夫よ。もう先延ばしはだめ。夜に行ったって平気、ただの残骸。ただの廃墟よ…」

と自分に言い聞かせて、ヒルハウスに向かうことを決意しました。

 

今からでも遅くない!やっぱりヒルハウスに行くのはやめようよ~~!

というか、森の中のただの廃墟だったとしても、深夜にそんなところに行くのは怖いよ!

ねえ、やめようよネリー!今ならまだ間に合うから~~!!!

■ヒルハウスで見た幻覚

…という視聴者の我々の思いもむなしく(二回目)、ネリーはついにヒルハウスに到着。

 

門には「Hell House(ヘルハウス)」という落書きが。

どうやら近所でも幽霊屋敷として有名なようですね。

門の鎖を解いて、車で中に入るネリー。

 

そして車内から父に電話をかけました。

(このシーンも、1話にあったシーンと繋がっていますね)

 

「首折れ女が出たの」

と話すネリーに

「スティーブンのところに行きなさい。私は明日の朝、LA行の便でそっちに行くから。」

と伝える父。

 

ここで、ヒルハウスの灯かりがついたのがゾッとしましたね!

まるでネリーを迎え入れているかのよう…。

 

ヒルハウスの玄関の灯かりがチカチカしていたのは、第2話(シャーリー回)でシャーリー宅にある家の模型の玄関の灯かりがチカチカしていたことと繋がりますね。

…となると、シャーリーのもとにもヒルハウスから何らかの“使者”が来ていたのだろうか。。

 

もし自分なら、ヒルハウスの灯かりがついた時点で「やっぱりこの家はヤバいな」と思って引き返しますけどね。

でも、ネリーさんは家に足を踏み入れちゃうんですよね~~!もう~~なんでなの~~!

 

ヒルハウスに足を踏み入れたネリーが見たのは、驚くべき光景でした。

そこでは、子ども時代の自分の兄弟たちが、かくれんぼをして遊んでいたのです。

 

シャーリー(子どもの姿)は「ママのところに行こう」と、ネリーの手を引いて連れていきます。

 

一見、懐かしい光景の中に戻ることができて感動的なシーンにも見えますが、その後にカットインされるシーンで「ああ、いま私が見ているのはホラードラマだったわ」と引き戻されます。

 

ネリーが見ているのは幻覚で、現実の彼女は暗い部屋の中、一人で手を伸ばして歩いているというのがわかるのです。

つまり、ヒルハウスに住むなんらかのモノに、幻覚を見せられて操られている…って感じでかな。

幻覚を見せて相手を混乱させるなんて、アベンジャーズのスカーレット・ウィッチみたいな能力ですね!

 

シャーリーに手を引かれ、家の中を進んでいくネリー。

するとそこには、壁に「“Welcome home Nell”(おかえりネル)」と落書きするママの姿が…。

 

ネリーはママとの再会に涙。

落書きについてネリーが

「ごめんなさい。私は描いていない」

と言うと

「知ってるよ」「みんなね」

「そんなこと知ってたわ、みんなずっと前からあなたを信じていた。さあ、寝る支度をして。着替えは引き出しの真ん中よ」

と、テオ・シャーリー・ママが口々に言いました。

 

なるほど。

現実のネリーは、落書きのことがけっこうトラウマになっていたのかもしれませんね。

「自分の言い分を誰も聞いてくれない」と思わされた一件だったのかも。

そのトラウマを拭うような“美しい幻覚”をネリーに見せて、操ろうという魂胆なのか…!?

 

ママに言われるがまま着替え、下の階に降りるネリー。

そこには、ネリーの披露宴のときの姿の兄弟たちや両親が立っていました。

 

「すごくきれいだよ、今まで悪かった」

「あなたの言うことを信じればよかった」

「あのときの件か、ごめんね。あんたが正しい」

「あなたは自慢の娘よ、ネル」

スティーブン、シャーリー、テオ、ママが口々に美辞麗句を並べます。

 

なんとそこには、実際の披露宴にはいなかったルークもスーツ姿で立っていました。

「信じてくれてありがとう。ネリーのおかげでクスリを断つことができたんだ」

なんていう、現実とはかけ離れたセリフ付き。

 

一見、感動的なシーンのようですが、そこはかとなく気持ち悪い!

まるで、甘い香りで虫を誘って食べてしまう、毒々しい食虫植物のような印象をうけるシーンです…。

 

ネリーの数々のトラウマや心の傷を癒すような言葉ばかりですもんね。

彼女を釣ってやろうという企みが見て取れます。

 

極めつけが、アーサーです。

 

「やあネル。会いたかった、ものすごく。」

そうアーサーに言われ、涙を流すネリー。

 

そして二人は、披露宴のときと同じようにダンスをしました。

 

もう、なんでしょう。

ものすごく怖いのに、感動もしてしまって泣けるという、今までにない感情!(笑)

■首折れ女の衝撃的な正体とは…

しかし、さめざめと泣きながら見ていると、また恐怖に引き戻されます。

現実のネリーはもちろん、アーサーと踊ってなんかいませんでした。

廃墟のようなボロボロの屋敷の中を、一人クルクルと踊りながら移動していたのです。

 

でも、ネリーにはアーサーが見えていた。

彼女はアーサーにキスをしますが、目を開けると彼は消えていて、代わりにアビゲイルがいました。

(幼少期のルークが、ヒルハウスでよく目にしていた謎の女の子ですね)

 

ママに「お茶会をするわよ」と言われ、らせん階段を昇っていくルーク(子供の姿)とアビゲイル。ネリーもそれについていきます。

螺旋階段の先はバルコニーのようなつくりになっていて、そのすぐ側にあるのは例の「開かずの間」である「赤い部屋」です。

 

手すりには、第3話で家の整理中にママが気にしていた「」が。

 

ネリーがバルコニーの手すりから下を見ると、下の階にはアーサーがいます。

それに気を取られていると、いつのまにかネリーの手には輪っか状になった縄が握られていました(まるで自殺に使うような縄です)。

(もうこのあたりから怖くてブルブルしていました)

 

そんなネリーの首に「あなたものよ」と言ってロケットペンダントをかけるママ。

(幼少期のネリーに、ママは「私のロケットペンダント、あなたが大きくなったらあげるわね」と約束をしていました)

 

首に違和感を覚え「ママ…?」と怯えたようすのネリー。

ですがママは「大丈夫よ」と言うだけ。

 

恐ろしいことに、ネリーはいつの間にか縄を首にかけて、手すりの外側に立っていました。

パニックになり手すりにすがるネリー。

 

ママ!」と、助けを求めるネリーに対し、ママは

「起きる時間よ」と優しく微笑んで、彼女の頬にキスをしました。

 

次の瞬間、ネリーは落下。首つり自殺のような状態に。

 

と、ここで気づかされます。

 

今までネリーを悩ませていた「首折れ女」は、首を吊った彼女自身の姿だったのだと…。

 

タイムスリップするように、過去の自分のもとへどんどん「落ちていく」首つりネリー。

 

ウソウソウソウソウソウソウソ…」とつぶやいていたのも、叫び声をあげていたのも、この事実を受け入れられない首つりネリーの声だったのですね。

…というところで、今回は終了です!

とにかく怖かった

今回、いままでのエピソードとは比べ物にならないレベルで怖かったですね…。

今までのエピソードの中でネリーは「自殺」として片付けられていましたが、こんな恐ろしい目に遭っていたとは。

 

テオがネリーの遺体に触れたとき、大声で泣きわめいてへたり込んでしまったのも納得です。

 

ネリーがヒルハウスの中で幻覚に操られるシーンは、怖いけどなんだか泣ける要素もあって、不思議な感覚になりました…。

 

それにしてもヒルハウスの呪い(?)の力が強すぎる。

5話までで、クレイン家の5人の子どもそれぞれをフィーチャーした話が一周しましたが、今後どんな展開を見せるのか楽しみですね!

1 COMMENT

Ryo

わたしも最近見始めて、ハマってしまいそうです。
続きが読めないのが残念、、、

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