SUITS/スーツ シーズン1第9話のあらすじ
第九話:「敵と味方の境界線」
シェルターの住宅プロジェクトを手がけるルシールは法律事務所にとって大きな顧客ですが、
彼女のプロジェクトから財産が盗まれる事件が発生し、
それは投資会社のパーキンスという男性が横領したのだと思われます。
ルイスに詰問されたパーキンスは発作を起こして亡くなってしまい、
ハーヴィーとルイスはお互いを責めます。
マイクはハーヴィーの顧客のお金が盗まれた件を担当しますが、
盗んだ相手は社長の娘のローラでした。
彼女は父の会社は汚染水を流していると激怒しています。
SUITS/スーツ シーズン1第9話の感想
アメリカのドラマって複数の話が絡み合いながら進むことが多くて、
毎度上手に題名つけるよな~って感心してしまいますね。
今回は敵と味方の話です。
ルシールの手がけるプロジェクトの財産が盗まれた事件では、
会社が一丸となって戦っているのですが、
その中でも金融犯罪に詳しいルイスは張り切ります。
しかしこれがうまくいかないんですよね・・・。
まずは重要証人であるパーキンスを詰問し、
彼が発作を起こしたことによって亡くしてしまいますし、
ならばとパーキンスの妻を証人にしようとしたハーヴィーの邪魔をしてしまいます。
更に別の証人を見つけろ、
とハーヴィーに言われて相手方の女性を買収ギリギリの行為で誘うんですよね。
それは女性が寝返ったことで判明し、
ジェシカには
「次に何かあれば会社を辞めてもらう」
と宣言されてしまいます。
ルイス・・・まあよく言えば、情熱的で上昇志向が強い、
悪く言えば悪徳で情緒不安定な上に執拗ですよね。
普段通りにことが運ばず、何をやっても裏目に出るので彼は今回可哀相です。
*
さて、マイクはハーヴィーの顧客である社長の、娘について調査していました。
どうやら娘が父の会社から200万ドルを盗みだしたようです。
マイクは娘のローラに会いにいきますが、
彼女は父の会社が汚染水を流していること、
それは人体に危険であることを放した上で、
盗んだお金は返さずに寄付する、といいます。
秘密情報を全て知っていることを不審に思ったマイクがきくと、
「私はハッカーなのよ」と。
ナンだ、この子、格好よい~!!
マイクは何とか親子を仲直りさせ、
盗んだ金を返させて父との仲を取り持とうとしますが、うまくいきません。
その内ローラはマイクのことを調べあげ、
ハーバード卒業生ではないこと、従って弁護士資格も持っていないことを発見します。
「手を引かないとこれをバラすわよ」
そういってマイクを脅すんですね。
マイクは手を引こうとハーヴィーに言いますが、ハーヴィーは首を振ります。
「そんなのただの脅しだ。本当は仲直りしたいから父は娘を告発しないし、娘も金を使わないんだ」
と。
ハーヴィーの方もうまくいかず、
投資会社の社長であるマズロが横領の犯人で、
パーキンスは生贄だったことに気がつきますが、
そこからどうしようもありません。
ルイスの失態で和解金は750万ドルに減ってしまい、
ジェシカは今日中に何とか案が出なければ、和解案を受け入れると言い出します。
1億5000万ドル盗まれて、その和解金が750万ドルって・・・酷いよね。
マイクとハーヴィーはお互いの案件で意見を交わしますが、
マイクはしばらく考えた末、思いつきました。
そしてローラのところへいくんですね。
「君は父の会社の汚染ばかりを言っているけれど、お父さんは謝罪も賠償も既にしている。
他にもたくさんの慈善事業が潰されようとしているんだ。
世の中をよくしたいって本気で言うんだったらそれを態度で示すべきだよ」
マイクの説得がどうローラの心に響いたのかがイマイチ判りませんでしたが、
とにかくローラはハーヴィーたちの件を手伝ってくれることにしたんですね。
マイク達では出来ない守りの堅い銀行にハッキングして、横領したお金を探したのです。
ルイスはさすがに落ち込んで射撃場で銃を撃ちまくってました。
これが全部的にしっかり当たってるんですよね。
怖いな、この人、銃うまいのか・・・。
そこに迎えにいったハーヴィー。
あれだけぼろくそにルイスを罵ったのに、君が必要だといいます。
ルイスもちょっとは自尊心を回復させ、
ハーヴィーとマイクがローラの強力で集めた証拠を見てくれました。
やっぱり餅は餅屋なんですよねえ・・・。
金融犯罪に強いルイスにはからくりがわかり、証拠を集めることが出来たのです。
結果、大勝利でした。
ルシールから盗まれたお金は全額戻りましたし、
投資会社のマズロは辞任が決定しました。
ルイスとハーヴィーとマイクの協力タッグは素晴らしく、
これがチームワークってもんだよなあ!という感じでしたね。
しかし折角仲良くなっていい雰囲気だったのに、
最後にルイスはハーヴィーがルシールとハグをしているところをみて誤解します。
抜け駆けして自分だけの手柄にしたのだと思ったのですね。
そんなことはないと否定するハーヴィーですが、執拗にルイスは疑います。
それでまた元の雰囲気に戻ってしまったんですよ・・・。
ルイス・・・バカ。
ローラは本物の犯罪捜査で自分も加わり、
しかも慈善事業の手助けをすることが出来たので何か考えることがあったのでしょう、
マイクを助けてくれることにしました。
何とハーバードのコンピューターに入り込んで、
その卒業者記録を改ざん、マイクの名前、席次、社会番号も入力した上で
本物の学位証明書まで手に入れてきました!!
すっげーな、この人!!!
「失くしたっていったら送ってくれたのよ、だからそれは本物」
そういって学位証明書を渡しながら微笑むローラ、
マイクは困惑しながらも、秘密がばれる恐れが少なくなったことにホッとします。
ハッカーって本当、このコンピューターの世の中では無敵ですよね。
そんなことも出来ちゃうんだもんね。
これでマイクは記録上はハーバードの卒業生となり、
弁護士資格も手に入れたことになりました。
うわ~・・・・。うらやましい。
私も、ハッキングの勉強しようかなあ・・・。
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