SUITS/スーツ シーズン1第10話のあらすじ
第十話:「無敗の弁護士」
ボストンから強く油断がならない弁護士が乗り込んできて、
ハーヴィーに面とむかって喧嘩を売ります。
石油会社が原因で地元の住民にガンが多発している案件ですが、
石油会社は無敵の弁護士を雇いました。
いつでも一歩先をいく彼にハーヴィーは振り回されます。
そして事務所では敵対する法律事務所にこちらの情報が漏れているという事件が発生し、
内部調査が宣言されました。
そこで捕まったのはレイチェルで、
彼女はルイスによって首にされてしまいます。
マイクはレイチェルのために自ら調査を始めるのです。
SUITS/スーツ シーズン1第10話の感想
いるよね~、こういうやつって・・・。
と思うような男が、冒頭から出現しますね。
マイクの同僚でアソシエイトの一人のジミーです。
事務所社外秘の情報が漏れ、内部調査が始まるとジェシカが述べたあとで、
同僚達を犯人扱いしていくやつです。
ああ、見てるだけで腹立つ・・・。
さて、ハーヴィーに新たな敵がおとずれました。
石油会社のせいでガンが発症した人々が集団で訴えを起こしており、
マイク達の事務所は原告側として戦っています。
弁護士は代表のジェシカです。
そこにボストンからやってきたという弁護士トラヴィス・タナーが、
「ここの最高と勝負をしたい」と言い出すのです。
昔の古傷をえぐられて挑発され、
ハーヴィーは勝負を受けることにしたんですね。
ジェシカも割合あっさりとハーヴィーに譲ります。
きっと彼の中では特大の傷なのでしょうねえ。
野球、好きなだけではなかったんだな。
選手だったんだね、ハーヴィー。
ハーヴィーは何とかして相手の弁護士の手を読もうとしますが、
何をしても相手に一歩先をいかれてしまうのです。
どんどん追い詰められるハーヴィー。
マイクがそこで、提案しました。
「ハーヴィーとタナーは似ているんでしょ。
だからいつも行動が読まれるんだよ。
自分ならしない、と思うことをすれば、相手を出し抜ける」。
その言葉でハーヴィーはひらめきます。
原告側を落ち着かせるため、勝つためには融資が必要なんですよね。
ガン患者の皆さんは仕事を失い、治療のためにお金もありませんから。
だからハーヴィーが融資をうけるために担保を出してくれ、
とジェシカに頼むシーンがあるんです。
だけどジェシカははっきりきっぱりと断ります。
まあ、その厳しい態度!
これぞ大手法律事務所の代表なのですよね。
賭けはしないのよ、と彼女は言うのです。
ハーヴィーのことは信頼も信用もしていますが、
それとこれとは別、会社を守らなくてはならないから、
会社の金は使わせない、と断言するのです。
経営者に必要な判断力って、こういうのを言うんでしょうねえ~・・・。
しみじみ。いやあしかし、
ほんと私は強い女性が大好きです~。惚れ惚れ~。
さて、ハーヴィーはマイクの言葉でひらめきがあり、
自分がいつも使っている探偵が盗聴したタナーと石油会社の会話を買い取ります。
またこの探偵さんが別嬪なんですよ!!
ハーヴィーは彼女とも関係があったみたいですけれど、
いやあ、素敵な怪しさを持つ女性です。
最初は偽証はしない、と探偵の盗聴をとがめたハーヴィーですが、
タナーの冷酷ぶりに使うことにしたのです。
・・・とはいっても、結局ははったりだけでした。
偽証するならタナーと同じだよ、
と非難するマイクに言うんですね。
「使わないよ。だけどヤツは使うと思っているだろう。
だって俺がヤツなら、これを証拠に使うだろうからね」
って。
マイクは呆れますが、念のため聞きます。
「僕がいったアドバイスはどうなったの?」と。
自分らしくないことをやれ、というアレですよね。
するとハーヴィーはけろっとした顔で言うのです。
「だから、やったよ。担保の100万ドルは自腹を切ったんだ」
うえええええええ~っ!!?
この人、1億円以上自腹切ったのおおおお~っ!??
確かに普段のハーヴィーなら絶対やらないことなのでしょう。
しかしそうまでしても、彼は勝ちたかったし、
原告を守りたかったんですね。
マイクはハーヴィーに言います。
「ちょっとは嬉しいだろ?それが感情だよ」
マイクが出て行った後で、にやつくハーヴィーは一人で呟きます。
「ちょっと、嬉しい」
・・・かわいいやつめ!!!
大勝利です。
和解案では一人2万ドルだったのに対し、
勝ったことで一人200万ドルまで金額が跳ね上がりましたから。
200万円と2億円では全然違いますよね。
恐るべし、ハーヴィー・スペクター!
さて、情報をライバルの法律事務所に流したとして捕まったのはレイチェルでした。
それがマイクがルイスへと運んだ書類の中に、
証拠となるファックス送信記録があったことで捕まったため、
レイチェルは事務所とルイス、マイクに激怒しています。
マイクは潔白を訴えましたがどうしようもなく、
自分で犯人探しをすることにしました。
ここでやっぱり協力してくれるのがドナなんですね~。
さすが、長年ハーヴィーと一緒にいるだけあって一筋縄ではいかない烈女ですが、
レイチェルのため、と言ったら協力をしてくれるのです。
ドナ、あなたって本当に素敵・・・。
赤毛、最高。
マイクはドナに教えてもらってIT情報部へといきます。
そこで働くベンジャミンという男性に情報を教えてもらうため、
完全記憶能力をフルで発揮、
無事に社員コードをベンジャミンから聞きだしたのはルイスだと教えてもらうのです。
ルイスが犯人だったんだ、と思い込んだマイクはどうにかしようと焦りますが、
当のレイチェルは事務所を見限って敵対する法律事務所へ面接に行きますし、
ドナにはハッキリと否定されてしまうのです。
まあ確かにルイスは腹黒いかもしれませんが、
事務所への忠誠心はすごいものがありますよね。
だからそれは納得です。
結局、犯人はそのIT情報部のベンジャミンによって暴かれたのです。
ルイスの名をかたってレイチェルのコードを聞き出し、
罪をなすりつけたのは、同僚のジミーでした。
・・・・・・って、やっぱりお前かーっ!!!
同僚を次々と疑ってはせめていたあの同僚でした。
ああ、感じ悪いやつって、やっぱり何かしてるんですよね。
彼はそのコードがレイチェルのものだとは知らなかったそうですが、
だれかに罪をなすりつけたくてやったようです。
マイクの説得によってジミーは自白し、
レイチェルは事務所に戻ってこれることになりました。
しかしルイスが間違いを認め、戻ってきて欲しい、
といったときにレイチェルの怒りがハッキリと形になるのです。
「最初に謝るべきです」
「昇給してください」
「ロースクールに行くときには、その学費はこの事務所が持ってください」
次々と要求し、ルイスに飲ませるんですね。
いいぞー、レイチェル!もっとやれ~!
と応援したのは私だけではないでしょう。
とにかく、濡れ衣が晴れてよかったです~。
しかしここのアソシエイトは顔ぶれがどんどんかわりますね・・・。
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