SUITS/スーツ シーズン1第2話のあらすじ
第二話:「弁護士の条件」
ハーヴィーがシニアパートナーになるための条件として与えられたプロボノをマイクに振りますが、
マイクは初めてのことだらけで右も左もわからない状態です。
一度はくじけますが祖母に激励されて何とか頑張るのでした。
トレヴァーはマリファナ入りのスーツケースを返して欲しくてマイクに取り入ろうとしますが、
マイクは断固拒否の姿勢です。そんな中、ついに裁判が始まりました。
SUITS/スーツ シーズン1第2話の感想
人の世話をしない、一匹狼だとジェシカが言うのはこれなのねーと思うほど、
ハーヴィーはマイクを放置します。
出来て当然とばかりの色々言いますが、
マイクは何も判っていないのでそりゃあ大変だったでしょう。
こればかりはマイクに同情・・・。
初めてのケースであるプロボノはナンシーという女性が
上司からセクハラをされた挙句に首になった事件でした。
セクハラは民事ですから賠償金だけですが、
夫を亡くして女手一つで子供を育てているナンシーにマイクは同情し、
何とかしたいと頑張ります。
書類の作り方から判らないんですよね、そりゃあ当然ですけど。
なんせハーヴィーが教えてくれないので。
そこはドナがカバーしてますが、
ドナにさえ「厳しすぎよ」と諭されるハーヴィーです。
まるでお母さんに叱られる子供ですよ、
本当男性ってどんな立場の人でもしっかりした女性の前では子供ですね。
初日にさっさと帰ろうとしたマイクに
レイチェルというパラリーガル(事務方)が呆れて注意します。
すぐ首にされるわよ、って。
そしてマイクはルイスというやり手の弁護士に、新人教育を受けるのです。
ここで目の前で「去年の一番の新人だった」という男性を首にするんですよね。
ルイス的には会社の厳しさを示す教育であったわけですが、
それを目の当たりにしたマイクはびびります。
自分もへましたらルイスに首になるんだって思ったからです。
呆然としながら帰宅したマイク。
すると自分の部屋でくつろぐトレヴァーを発見しました。
うおっ!トレヴァー、無事だったのか!
私はびっくりしましたよ。
だって請け負った仕事、マイクが逃げたから出来てませんよね?
そしてマイクが鞄につめたマリファナをまだ持っているので、
きっとトレヴァーは殺されたかぼこぼこにされたか、と思ってたんですよ。
どうやら無事だったようです。
マイクはトレヴァーから部屋の合鍵を奪い返し、
トレヴァーを追い出します。
ここは格好良かったですよ!
やっぱりダメなものはダメだからね。
ハーヴィーにも約束したし、ここは頑張り時ですよ。
マイクは毎日頑張りますが、調査は一向にすすみません。
一度問題の会社を退職した人で女性がいれば、
もしかしたらセクハラの被害者かもしれないと思って探したのですが、
会社は情報を開示せずに裁判になってしまいました。
レイチェルに手伝ってもらって徹夜して過去の資料を漁り、本番に臨みます。
マイクは同行を許されたので初めて裁判所へいくのですね。
ここでハーヴィーの底力をマイクは見ます。
裁判は勝ち、会社はマイクの望む資料を出すことになりました。
やったー!
だけどここからが長かったんですね。
まず過去のセクハラ被害者であるジョアンナを探し出し、
ナンシーの件で証言をしてくれと頼みます。
やっとオッケーを貰ったのに、
証言当日にそのジョアンナが逮捕歴があったことが判ります。
会社側は当然それを責め、ジョアンナは落ち込んで証言を拒否すると言い出しました。
証言なしじゃ負ける、もうダメだ、と思ったマイクはすっかり落ち込んで、
マリファナ入りのスーツケースをもって会社を出ようとするのです。
辞めるつもりでした。
だけど追いかけてきたハーヴィーに叱咤されるのですね。
「お前は自分の力のなさを認めるのが怖いからやめるんだろう。ルイスや俺のせいじゃない」。
そういわれて凹むマイクは、
自宅でマリファナに手を出しそうになりますが、
何とか耐えておばあちゃんに会いに行きます。
おばあちゃんは寝ていましたが目を覚まし、優しくマイクを呼びます。
「もう辞めたいんだ」
可哀相に・・・マイク~!
新人教育がほぼない状態で、
しかも弁護士ですらないのにそれを周囲に悟られてはいけないのですから、
あの環境は本当に苛酷でしょう。だけどおばあちゃんは激励するのです。
「首にならない限り、自分からはやめないで」
頷くマイク。
彼は決心し、とりあえずマリファナが詰まった鞄を持ってトレヴァーの部屋へいきます。
そこにはトレヴァーの彼女のジェニーもいましたが、
マイクはマリファナを見せて鞄を返し、
「これで貸し借りはなしだ」といいます。
彼女の前で犯罪行為をばらされてうなだれるトレヴァー、ざまあみろ~!
この彼女はとても良い感じの人なので、
トレヴァーなんか捨てて欲しいです、個人的に。
マイクはついでにと、
トレヴァーが自慢していた2000ドルのスーツを6着持っていきます。
そうそう、弁護士は外見が大事ってハーヴィーに言われたもんね。
その頃、どうせルイスが僕を首にするよ、
とやけっぱちになったマイクに言われたことが気になっていたハーヴィーは
トイレでルイスを捕まえ、
「俺の部下を脅すなんて」と詰問します。
それに笑ったルイスは種明かしをするのです。
マイクの目の前で首にした男は弁護士ではなくて郵便配達人だ、と。
あれは新人教育の一環で、それでこそ新人から甘えがなくなるのだ、と。
あれは演技だったのですねえ~・・・。
マイク、かなりショック受けてましたけど。
その言葉をきいてハーヴィーは思いつき、
翌朝、過去のセクハラ被害者のジョアンナに会いにいきます。
「君は会社に雇われて、被害者の演技をしたんだろう」
なんてこと、ジョアンナはお金で雇われた偽の被害者だったんですねえ。
そこまでやる?あの会社・・・。
それを見破ったハーヴィーは凄いですね。
結局勝負のその日、ジョアンナとの会話、
会社との契約や振り込まれたお金などの証拠をつきつけ、
これは詐欺だから民事ではなくて罪になりますよ、とマイクは相手の会社を糾弾します。
勝利です!
マイクは被害者のナンシーの為に、
社長の謝罪、カウンセリングを受けること、
ナンシーの首以後の給料の支払いと復職、さらに昇給まで言うのです。
目を白黒させる相手の弁護士と社長を前に、ハーヴィーが付け加えました。
「子供に学費の心配をさせちゃいけないんじゃないか?」
マイクは頷いてこれもと付け加えるのです。
「25万ドルを慰謝料として払うこと」
完全勝利ですよね~!!
なんとナンシーは弁護士による無料奉仕で2000万円以上の慰謝料と辞めてからの給料を貰い、
職場に戻れる上に昇給まで手に入れました~!!
相手が出て行ってから、緊張をとくマイク。
ナンシーと喜んでハグしあいます。
それを見ているハーヴィーの顔がいいですね。
彼は依頼人を脅してでも勝ちを手にしますから、
依頼人と手に手を取り合って喜んでいるのが新鮮だったのでしょうか。
二人はいいチームになりそうです。見ているこちらも爽快でした。
マイクの初勝利に、乾杯~!
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