サバイバー:宿命の大統領 シーズン1 第4話のあらすじ&感想
第四話:「四方の敵」
わずか3時間の睡眠ののち、職務に戻ったトムのもとにまたミシガン州からの悪い知らせが。
インタビューを見たロイス知事が、
罷免されたならトムは正当な大統領ではないと住民の行動を制限していました。
これにより本日開催される抗議集会で混乱が予想されることから、
エミリーが特別顧問として集会に立ち会い監視することになりました。
エミリー、首席補佐官の座をアーロンに奪われ婚、
約者からのプロポーズも断ったので仕事にまい進するつもりですね。
続いてコクラン大将からアルサカールの首謀者ナサールが発見されたとの報告が入ります。
軍部は潜伏先を掴んでおり爆撃を進言しますが、
未だ潜入捜査官が潜伏先に居る可能性があるため、
トムは攻撃をせず監視をつづけるよう指示しました。コクラン大将はおおいに不服そうです。
ちょっと前までは潜伏捜査官だったのにね~。
といまだジャックの印象がとれないキーファー・サザーランドです。
専用機でミシガンに降り立ったエミリーを州警察を引き連れたロイス知事が包囲します。
知事はエミリーに皆を連れて帰るよう言います。
エミリーは大統領命令だと引き下がりませんが、
知事はトムを大統領とは認めないとはっきり宣言します。
面倒臭いおっさんですね。でもこういう人物はどの組織にもいるものです。
副長官にマクリーシュ議員が爆発時に離席していたことを伝えるハンナですが、
容疑の証拠にはならないと聞き入れてもらえません。
ハンナはマクリーシュ議員の自宅を訪ね、彼に写真を見せ説明を求めます。
彼の答えは買い物中に子供を見失った妻からの電話に応えていたというものでした。
なーんだ。と思いましたが、ハンナは裏を取る手筈を整えていました。
ホワイトハウスでは新しい報道官カーターがマスコミの質問に答えていましたが、
彼もトム同様前任者がテロの犠牲者となったため次官補佐から繰り上がった人物。
もう応答はしどろもどろです。
頭を抱えたアーロンから「何とかしてくれ。」と頼まれるセスでした。
ミシガンではロイス知事がテレビに出演し、
トムのことを「ニセ大統領」とさんざんこき下ろしていました。
トムとアーロンはアレックスにロイス知事について意見を求めます。
弁護士でファーストレディですもんね。
彼女は法律により反逆の危険性がある場合、州兵は政府管轄にできると言います。
アーロンはさっそく動き出しますが、
アレックスは現職の知事の権限を奪うことは前例を作ることになるとトムに警告します。
トムは覚悟の上で軍に指示を出すのでした。
トムはナサールが潜伏している施設があるアルジェリアの大統領と交渉をしていました。
しかし、アルジェリア側は国内にナサールは居ないと主張し交渉は平行線のまま終了してしまいます。
ミシガンの空港に軍が到着します。
エミリーが渡したトムからの電話に出たムニョス大将は
「政府管轄とする命令は拒否します。」とまさかの反旗を翻します。
彼もロイスの手先でした。
背水の陣のトムでしたが、エミリーが考えがあると申し出ます。
彼女を信じ、その場を任せるトム。
セスの指導の甲斐もなく相変わらず稚拙な応答のカーター報道官。
ついには途中でその場から逃げ出してしまいます。
セスは思わず壇上に上がり、
「ミシガンの件はカーター大統領の支持率とは関係ない。
イスラム嫌悪が国民の権利を侵害した事件なのです。」
と立派な受け答え。かっこいいぞ!
抗議集会の代表者と連絡をとり、
市庁舎ではなくロイス知事のいる空港で集会を開くことを提案するエミリー。
プラカードを手にしたイスラム系住民が空港に押し寄せます。
エミリーはロイス知事に不当な逮捕を止めさせれば大統領と話す場を設けると持ち掛けます。
作戦本部ではコクラン大将がトムの指示を待たずに攻撃をしようとしていました。
大統領の命令なしに行動を起こしたことを責められた大将は
「外交で失敗し国の危機を迎えた以上やるしかない。」と勝手な理屈を打ち立てます。
さらに
「奴らは我々の家で人を殺した。抹殺するためなら多少の犠牲は仕方ない。」
と主張を曲げない大将。
「台所にヘビが現れたら首を落とすでしょう。」という例え話にうなずくトムは、
「ここは私の台所」
と前置きした上でコクラン大将を解任しました。かっこいいぞ!
アーロンはセスに報道官の職を打診します。
表向きは今日のマスコミへの対応が良かったからと言うことでしたが、
感の良いセスは自分がイスラム系だからだと見抜きます。
アーロンはイスラム系のセスが要職を得ることがトム政権にとって利点があると踏んだのでしょう。
キンブルの指摘する通りの策略家です。
セスは「僕みたいな誰かをあたってくれ。」と軽く流します。
マクリーシュ議員の通話記録を入手したものの、怪しいところがなかったのを調べたハンナは転属を申し出、
マクリーシュを犯人に仕立てたかったと認めます。
しかし副長官に転属はもう少し考えるように諭されました。
エミリーはロイス知事をトムに会わせるため専用機でワシントンDCに連れて来ます。
機内で「カークマンは思いやりがあり物分かりもいい。」とロイスに話していたエミリーですが、
タラップを降りたとたんトムはロイスを反逆罪で逮捕してしましました。
トム、コクラン大将を解任して変な勢いがついてしまったのでしょうか??
エミリーも戸惑っていました。
セスの元を訪れたトムは、報道官にセスを押したのは実は自分だと明かします。
「尊敬する人物に任せたい。君が必要なんだ。」との頼みに職を引き受けるセス。
そして彼は報道官としてマスコミの前に立つのでした。
夜、ベッドで恋人スコットとの思いでに浸るハンナに非通知の電話。
出ると女性の声で「ルーム105でマクリーシュのことが分かる。」とのメッセージ。
ですよね!
マクリーシュの出番がこれで終るとは思っていませんでしたよ!
潜入捜査官の遺体がアルジェリアのアメリカ大使館の前に置かれていたとの知らせが入ります。
作戦本部に行ったトムはアルジェリアへの攻撃を命じます。
う~ん。これは良くない展開ですね。
コクラン大将に「だから言ったじゃん!」と言うチャンスを与えてしまったようなものです。
今回はトムがいささか強硬な態度に出ることが多かったように思います。
コクラン大将の解任や、ロイス知事の逮捕が今後の政権運営にどのような影響を及ぼすのか気になります。
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