優雅で破天荒な老後生活をエンジョイする方法を知ることができるグレイスアンドフランキー。
ジェーン・フォンダやマーティン・シーンなど豪華な実力派キャストと、フレンズの製作スタッフがタックを組んでいます。
穏やかだけれど、ぶっ飛びなストーリー展開のホームドラマ「グレイス&フランキー」、とってもオススメです。!
今回はフランキーとソルの息子、心優しいバドとコヨーテについてご紹介します。
この二人、本当に優しいんです。こんな息子いたら毎日でも実家に呼びたくなるだろうな、と思いますが、フランキーは優しすぎる性格にたまに困った顔をしてます。
なんともぜいたくな悩みですね。
バドは、ソルと同じ事務所に勤める優秀な弁護士
バドはフランキーとソルの長男で、ソルと同じ事務所で弁護士の仕事をしています。
しっかり者の性格で、いつも何かしらの後始末を任されます。
話のはじめの方はあまり存在感がありません。
しかしフランキーやコヨーテ、マロリーなどのキャラクターが困った時には必ず側にいてアドバイスをしたり、助けてあげたりするんですね。
そういう出来事が積み重なって、どんどん印象的なキャラクターになっていきます。
目立たないけれど、実は誰かの力になっているキャラクターって、とても好きです。
バドを演じるのは、バロン・ヴォーン
フランキーの息子バドを演じているのは、アメリカのコメディアンで、俳優でもあるバロン・ヴォーンです。
コメディアンとしてのキャリアが長いようですが、グレイスアンドフランキーのバド役で、俳優としても脚光を浴び始めているようですね。
バロンは2017年には、ミステリーサイエンスシアターというアメリカの歴史あるコメディー番組に出演し、注目を浴びています。
ドラマの中でも会話のテンポがやたらいいなーと思っていたのですが、コメディアンとしての才能がドラマの中でも確実に発揮されていますね。
バロンはグレイスアンドフランキーのインタビューで、もし両親が熟年離婚をしたり、同性愛者だったら、どうしますか?と聞かれています。
その質問に対し、自分のグランマが恐らく同性愛者で、離婚してしまい、その後疎遠になってしまったと答えています。
ドラマの中だけの話だと思っていましたが、案外身近な話なのかもしれません。
バドの魅力が楽しめるのは、シーズン1エピソード3「夕食会」
そんなバドの魅力が存分に楽しめるのは、シーズン1エピソード3「夕食会」です。
離婚を切り出されて苦しんでいるグレイスやフランキーを気にせず、ロバートとソルが勝手に子供たちを呼んで夕食会をするんですよ。
もちろんバドも呼ばれて、行くわけです、仕方なく。熟年離婚には納得いかないけれど、ロバートとソルを祝福してあげないとと、優しいから考えるんです。
けれど同じく招待されたブリアナに
「ぶっちゃけ、こんなの間違ってるでしょ?
お母さんたち、めっちゃ悲しんるのに、夕食会でケーキ食べてる場合じゃないじゃん」
と裏でデザートのケーキとコーヒーを準備している時に言われるんですよね。
それで目が覚めて、バドがテーブルに戻って、「ケーキなんか食べてる場合じゃない!!」とロバートとソルに啖呵をきるのが、なんと気持ちがいい!!
ロバートとソルは、幸せで浮かれすぎちゃったんですよね。
結局そのケーキはグレイスとフランキーにもっていってあげるんです、バドは優しいなーとつくづく感じるエピソードでした。
ちょっと頼りない次男、コヨーテ
コヨーテは小さな家に住んでいる、アルコール依存症を治療中の臨時教員です。
バドと比べると子供っぽさがかなり残っているのですが、私はそこもコヨーテの魅力なんじゃないかなと思います。
ギターや子供の面倒が得意で、場の雰囲気を柔らかくする雰囲気があって、恐らく一緒にいると楽しくて癒される人なんだろうなと想像します。
バドと比べられたり、ブリアナにいじめられたり、いろいろ大変だと思うけれど、がんばってほしいなと思います。
コヨーテを演じるのは、イーサン・エンブリー
フランキーとソルの次男で、ちょっと頼りないコヨーテを演じるのは、12歳からコマーシャルやテレビ番組などに出演しているイーサン・エンブリーです。
イーサン・エンブリーはギターがよく似合うし、どこか音楽的な魅力を感じる人だな~と、ドラマを観ながら感じていたのですが、やっぱり歌が上手でした。
1995年に出演した青春コメディ番組、「エンパイアーレコード」で人気が出て、今も根強いファンに支持され続けていますよ。
コヨーテは、これからのエピソードで1番注目したいキャラクター
キャラクターの中で、一番影が薄くて、あまりストーリーに絡んでこないのですが、これから一体どうなっていくのか1番気になるキャラクターです。
アルコール依存症の会で出会った、すごーく可愛い彼女がいるのですが、その子と一緒に住むためにサンディエゴを離れるようです。
彼女も依存症なので、支えあいながら幸せになってほしいです。
実はバドもコヨーテもフランキーとソルの実の息子ではなく、養子なんです。
しかしフランキー一家には、たくさんの一緒に過ごした思い出があって、血のつながりを越えた絆がしっかりと結ばれているんですね。
バドとコヨーテの絆にも注目してほしいですし、親の熟年離婚を受け止めつつ、
それぞれが自分の将来に向けてがんばっていく姿をぜひ応援しながら見て欲しいなと思います!
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