ビッグ・リトル・ライズ シーズン2 第7話のあらすじ&ネタバレ感想
第七話 私は知りたい
セレステは自らが弁護士としてメアリー・ルイーズに証人尋問を行うことを提起します。破産したレナータはゴードンの裏切りを知り激怒。そしてボニーは意識の戻らない母エリザベスに自らの気持ちと罪を吐露するのでした。
それぞれの朝
証人尋問の朝、シャワーを浴びたセレステはペリーの映像を見ていました。そこにはかつての幸せだった家族の姿が。すると何かを見つけたセレステが驚き、その画像を繰り返します。
ビーチでジギーとピクニックをするジェーン。
ジギーに「コリーが好き?」と聞かれ「好きよ でもまだ彼をよく知らない」と答えます。
しかしジギーは「コリーといるとママは幸せそう。全然違う人みたい」と言います。よく見てるな~。ジギー、本当に優しい子ですね。
対決の時
証人尋問が始まります。セレステは自分を悪い母親だと思うかとメアリー・ルイーズに問います。メアリー・ルイーズはかつては献身的な母だと思っていたけど、マックスに暴力を振るうところを見たと言います。
睡眠薬を飲んで運転し事故を起こしたことも指摘し、そんな危険な状態に孫を置いておけないと言うメアリー・ルイーズに、セレステは孫が危険だと感じながら児童局に通報しなかったことを指摘。
さらに子供に対する暴力は一度きりだったとメアリー・ルイーズの証言を逆手に取ります。
「一度で充分よ」と悪びれないメアリー・ルイーズに対しセレステは「子供に対しカッとなったことは?」と聞きます。
ここで初めてメアリー・ルイーズの顔色が変わります。
なんとペリーの兄レイモンドはメアリー・ルイーズの癇癪が原因で起こした交通事故により命を落としていました。
そしてメアリー・ルイーズはその事故をペリーのせいだと責め続けたのです。
セレステはそれを生前のペリーから聞いていたのでした。
セレステはペリーから聞いたメアリー・ルイーズによる虐待を追及しますが、メアリー・ルイーズは「全部嘘よ!」と決して認めようとしませんでした。
そしてセレステやジェーンがペリーから受けた暴力も全て嘘だと言い出します。
そこでセレステは証拠としてある動画を流します。今朝、セレステが偶然見つけた映像ですね。
そこにはペリーから殴られるセレステの姿が。それを撮影していたのは息子たちでした。
やはりペリーのDVには原因があったんですね。虐待は虐待を産む。悲しい連鎖です。
寄り添う2人
水槽の前に佇むジェーンにコリーが声を掛けます。ジェーンはコリーを避けていたことを謝ります。
「背負わせたくなくて」「私なんか忘れて人生を楽しんで欲しい」と健気なジェーン。
そんなジェーンにコリーは「今が楽しい」「完璧なんて存在しない 難しく考えすぎて幸せを逃す人もいるよ」と伝え二人はキスをしました。
水槽の前のキスシーン、美しいですね♡
エリザベスの病室に行ったボニーは父親と看病を交代します。
枕を手にとり、エリザベスに歩み寄るボニー。ボニーはエリザベスに「もう行きたい?」と聞きます。
もちろん答えはなく、代わりにボニーは「愛してるわ」と語り掛けます。
その時、忘れ物をした父親が病室に戻って来ます。病室に入った父親が見たのは母親に添い寝するボニーの姿でした。
な・な~んだ・・。てっきりボニーがやっちゃったのかとドキドキしました。
実の母子って嫁姑以上に複雑な時があるんですよね~。
セレステとマデリン
夜、マデリンはセレステに「前に言われたことを考えてた。嘘のこと。」と言います。
自分が言い出したせいで皆を苦しめ、友情にも綻びが出てしまったと告白するマデリンに
「私たちの友情は本物だわ」「“モントレー5”でも何でもいい。この嘘は友情の証よ」
と伝えるセレステ。
そうですね。嘘がこの物語の核であり、皆を結び付けるものであったことも間違いありません。
奇跡
朝、病室にやって来たネイサン達は驚きます。意識を取り戻したエリザベスが食事を取っていたのです。嬉しそうに介助するボニー。
病室は喜びに包まれました。
マデリンは意を決してエドにこれからの自分たちのことを訪ねます。
エドの答えは結婚を理解して改めて誓いをやり直すというものでした。
「今度は誓いを守れる?」というエドの問いに「全力で守るわ」とマデリン。
新しい船出を誓いキスをする二人をクロエが笑顔で覗き見していました。エド、やっぱり男前だな~。
判決
ついに結審の日。判事から裁決が下されようとしたその時、メアリー・ルイーズが発言を求めます。
彼女はペリーの凶行を詫びた上で、息子たちを危険な状況に置いていたり、行きずりの男たちを関係を持ったセレステは病気だと主張。
治療を受け良くなるまで適切な環境に置くべきだと言います。
セレステはメアリー・ルイーズは孫たちの幸せを願っており、かつては息子であるペリーの幸せも願っていた。しかしその息子があの動画の暴力男になってしまったと主張。
そして「私の息子は私がいい大人に育てます」と強く訴えるのでした。
かくして下された審判は子供たちの監護権は全面的にセレステに置くというものでした。
いわばセレステの完全勝利ですね。セレステは喜びの抱擁をマデリンらと交わします。そして息子たちに何かを伝えます。
母からの頼みを聞いたジョシュとマックスは祖母の元へ行き、別れの抱擁を交わすのでした。
サイコな女性でしたが、孫たちへの愛情はまごうことなき本物でした。
ボニーの告白
一方、エリザベスの病室では悲しみの抱擁が交わされます。
回復したかに見えたエリザベスが急変し亡くなったのです。
亡くなる直前に母親と心を通わせたボニーは茫然としながら病室の片づけをします。
お悔やみを言うネイサンに「正直に話すわ」と前置きをしたボニーは「あなたを愛してない」と衝撃の告白!
いや~このシーズンで一番びっくりしたかも!
でも、やっぱりね!という感じはします。この夫婦、どうして結婚したのかずっと疑問でした。
レナータブチ切れアゲイン
セレステの勝利を見届け、がらんどうの自宅に帰ったレナータはゴードンの趣味部屋にコレクションがそのまま置かれているのを目にし夫を問い詰めます。
ゴードンは全て売ったが、買った男が自宅に置けないのでこのまま置くことになったとご満悦です。
ナニーとの浮気のことを言われても「代わりのオモチャが必要だろ」とふてぶてしい態度にレナータ姐さんブチ切れます!!
バットを手に片っ端から玩具を破壊!
ジオラマも鉄道模型もプラモデルも木っ端微塵です。
いやースッキリしました!
「少しは女性に敬意を払いなさいよ!」の捨て台詞と言い、この人最高です!
前進するために
夕暮れのビーチではマデリンとエドが娘たちの前で新たな誓いを立てていました。
手作りのウェディング、素敵ですね。野の花を飾ったリース・ウィザースプーンはこのドラマ史上最高に可愛らしかったです。
アマベラに添い寝するレナータは力強く「心配ないわ」と自分に言い聞かせます。
ジェーンとコリーは遂に結ばれます。
ジギーを預かったセレステは兄弟たちを笑顔で見守り、眠る前にペリーの動画を削除します。
眠るスカイに別れのキスをしたボニーはネイサンと父親にも別れを告げ、モントレー5を招集します。
5人が揃って向かった先は警察暑でした。
そう、ボニーは自首する決意をしたんですね。そしてそれはマデリン達が偽証をしたことを打ち明けるということを意味します。皆が裁きを受け、前に進むことを決意し、物語は終わります。
一言でいえば“嘘はあかん”ということでしょうか。
やはり嘘を抱えては前に進めなかったんですね。
ボニーはどのような裁きを受けるのか
セレステはまた愛を見つけられるのか
レナータは這い上がれるのか
まだまだ気になる部分がたくさんあり、是非シーズン3も作成して欲しいですが、いまのところその予定はないようです。
キャストが豪華すぎてお金の面でも難しいのかも知れません。
ニコールやリースはもちろん、モントレー5役の女優さん達が素晴らしかったです。
もちろん大御所メリル・ストリープの薄気味悪さも絶妙で見ごたえのあるドラマでした。