ナイトシフト シーズン2 第1話あらすじ
第一話：「新たなる夜」
TCは停職中でジョーダンはナイトシフトのチーフを一時的に解任されてしまい、とファーがその代わりに。
今晩のサンアントニオ病院には頭と首に鉄筋が貫通した夫婦が運ばれてきて、
新任の外科医チャベスが治療に当たります。今晩も荒れそうです。
ナイトシフト シーズン2 第1話の感想
前回は殺人犯から銃弾を受けた親友トファーの治療にあたりながら、
戦地で死んでしまった自分の兄を思い出してしまって精神不安定になり、
暴れてしまったTC。
停職中の今は病院ではなく現場に出て救急士をしています。
まずは谷に落ちて死に掛けている男の子を救うのですが、
やっぱりこの人は現場が似合うよなあ！
と拍手でした。
戦地で培った経験と得た知識を総動員して普通の医者では考えつかないような治療をしています。
何とか男の子を谷から救い出したTCはサンアントニオ病院へ向かいます。
その頃サンアントニオには鉄筋で頭と喉を貫かれた夫婦が運ばれてきていました。
すぐに新任外科医のチャベスが呼ばれますが、
明るく陽気で殺伐とした処置室では浮いてしまいます。
トファーが彼を評した一言
「健康オタクでなれなれしい男だ」
には笑ってしまいますよね。
ここで優秀な外科医でジョーダンの元カレ、スコットが登場。
シーズン１の繋がりから考えてジョーダンに対してよい感情がないのは仕方ないことなのでしょうけど・・・
いや、確かに同情しましたけど・・・
ハッキリいって感じ悪い対応です。
大人の対応をしろ！あんた大人だろ！
病院の上司であるラゴーサは目の上の腫瘍を無事にとって元気に復活してきました。
以前の暗く嫌味な態度はどこに隠したか、
えらく明るくなって手当たり次第スタッフに声をかけ、周囲は困惑しています。
明るいのは良いことなのですが、この変わりようはちょっとびびりますよね、
何か裏があるのではないかと思ってしまいます。
鉄筋に貫かれて重症な夫婦の治療の間にも次々と急患が現れ、
エレベーターに上半身を挟まれてしまった男性の救助にジョーダンが向かうことに。
男の子を運んで以来病院をうろついていたTCも後を追っていきます。
彼の知識と経験はありがたいからとジョーダンは受け入れますが、
これはまたスコットがいい気しないんじゃないかなあ～。
予感は的中し、
現場で使ったことがない医療器具を使って
男性の救出を試みるために呼ばれたスコットはTCを見て激怒します。
だけど流石ジョーダン、あらぶる男二人を落ち着かせて治療へとむかせました。
これだから賢くて冷静な女性は好きなのだ！
1話はやっぱりこれがナイトシフトだなあと思えるほどに次々と難題が持ち込まれます。
トファーがラゴーサに状況を聞かれたとき、
「退屈が3割、普段通りが3割、残りは壮絶だ」
と答えたのが全てを物語っていますよね。
今回一番の見所は、
何と言っても退職を宣言したラゴーサが溜まった鬱憤を上司に向かってぶちまけるところです。
「一つでいいからまともなことをしたかった」
と彼はいい、
「こんなところ辞めてやる！」
と啖呵を切るのです。
経費にうるさい上司の心に響いたのかはわかりませんが、
ナイトシフトの皆はその後姿をみていました。
とても高価な機械を病院外で使う許可を出して一人の男を助け、
責任をとって辞めていくのを。
格好いい。
格好いい～！
これがあのラゴーサでしょうか！
君はやっぱりラテン系の熱い男だったのね、と叫びたくなる快感でした。
そして必ず一つはある涙ポイントです。
エレベーターに挟まって死に掛けている男性の娘さんを励まそうとして
ジョーダンは失敗に気づきました。
お父さんは頑張っているからあなたも強くなりましょう、
とかけた声に、娘さんは言ったのです。
「強くなるのに疲れたの」。
そしてジョーダンは思い出しました。
自分もかつてはそうだったことを。
そして言います。
「強くなる必要はないわね。
しばらくあなたと一緒にいても良い？
一緒に感覚を麻痺させたり・・・一緒に泣いたりしましょう」
と。
ジョーダンの優しさ、本当の意味での強さがはっきりとわかる場面です。
厳しい現場にいて、
自分で自分を叱咤激励することが多い医師だからこそ言える言葉かもしれません。
そうだよなあ。がむしゃらに頑張ってばかりだと、疲れちゃうよなあ・・・。
たまには感情に任せて泣いたっていいし、
無理に強くなる必要なんてないんだよね・・・。
1話はキャラクターの説明的なシーンもあるのでちょっと展開も忙しいですが、
これがナイトシフトの世界だ！と堪能出来るお話でした。
勢いで辞めてしまったラゴーサはどうなるのでしょうか。
そしてちゃんとスコットと別れたジョーダンとTCの恋は？
続きが楽しみです。
ナイトシフト シーズン2 第2話 あらすじ＆感想