【13の理由】シーズン2第11話あらすじ&感想

NetFlixで配信中の人気ドラマ「13の理由」。

今回は、衝撃のラストすぎて、早く次の話が見たい気持ちでいっぱいです…!

13の理由シーズン2第11話あらすじ

第十一話「ブライスとクロエ」

ブライスが証言台に立つが、そのことがきっかけで校内は大荒れに。一方ジェシカは、ニナとクロエに、クラブハウスでの写真の存在を明かす。

クロエに、彼女がブライスに襲われている写真を見せて、ブライスを告発する内容の証言をしてほしいと頼む。そんな中、アレックスは失っていた記憶を取り戻す。

13の理由シーズン2第11話の感想

今回、久々に警告文から始まってドキッとしてしまいました。

その警告のとおりで、かなりショッキングな描写が多い回でしたね。

ブライスの嘘まみれの証言と、真実

まず、ブライスの証言から始まりました。

しかし、陪審員の心証をよくするために、スーツと眼鏡で臨んだブライスの姿は、なんだか反吐が出ましたね。

本当に、虎の威を借る狐というか。権力に守られて、自分をよく見せるのがうまくてムカつくなー!と思いながら見てました。

 

「ハンナは、僕に親近感を抱きつきまとうようになった」

 

「気が向いたらやる関係だった。なんどかやった。」

 

「ハンナは僕を橋に連れて行った。橋は僕らのデートスポットだった。いちゃつくことも、セックスすることも、星を見ることもあった。」

 

こんなことをブライスが証言するので、クレイはショックで頭を抱えてしまいます。

 

「恋人にするタイプじゃなかった。彼女には噂もあったし。嘘だとはわかっていたけど、彼女と寝たのは恥だと考えていた。」

 

「僕に夢中でした。試合や練習のあとは必ずついてきて…」

 

「9/30のパーティーの夜、セックスの後、恋人にしてと言われたが、友達以上にはなれないと断った」

 

こんなことをぺらぺらと話すブライス。

この発言を聞いて、クロエは途中で傍聴席から出て行ってしまうし、クレイも「本当に嘘かな」と懐疑的になってしまう始末。

 

「ブライスの話が本当だったら…」そう悩んでしまうクレイ。

そうもなりますよね。ザックとハンナが付き合っていたという驚きの事実も知ったばかりですし、何が本当で何が嘘なのか、自分が今まで信じていたハンナ像は何だったのかと戸惑っている状況なのですから。

 

でも、結果的にブライスの発言は大嘘だったとわかります。

ジャスティンがその後、ブライスに校内で殴り掛かった時

嘘をつきやがって。ハンナとはやってないって言ってたくせに。

殺してやる。

いつまでこいつらの陰に隠れてる気だ…

と言ってますからね。

さらに、私たち視聴者は、何が真実だったのかをブライスの回想シーンを通じて知ることになります。

ブライスの法廷での証言と事実は、すべて逆でした。

 

ブライスは、ハンナが橋に連れて行ったと言いましたが、誘ったのはブライスのほう。

ブライスがハンナに話をして、キスを迫るも断られていたのでした。

 

フラれたのも、ブライスのほう。

クラブハウスで、ブライスはハンナに、親が留守がちで寂しいと打ち明けます。

その後再びキスをしようとしますが、ハンナはそれを拒否。

さらに「君が好きだけど、友達として。」と、ハンナはブライスに恋愛感情がないことを伝えるのです。

 

ブライスという怪物も、家庭問題で寂しい思いをしていたことがわかるシーンですが、それが免罪符にならないくらい彼のしてきた行為は悪です。

本当に許せないです。ましてや、法廷で嘘の証言までするなんて…。

アレックスが取り戻した記憶

さて、前述のとおり、ブライスの証言を受けて憤ったジャスティンは、校内でブライスに殴り掛かります。

そのことがきっかけで、大乱闘に。

クレイやトニー、野球部をやめたザックもそれに加勢します。

それを眺めていたアレックスは、失っていた記憶の断片を思い出します。

ブライスを止められただろ。ハンナは僕たちのせいで死んだ

こうモンゴメリに言ったことを思い出したのです。

 

どんな状況で言ったセリフだったのか…。

 

それが明らかになるのは、今回の後半。

アレックスはその後、差出人不明の宅配物を手にします。

中身は銃。そして「良く生きていられるな」と書かれた手紙が添えられていました。

 

届いた銃と、テレビ画面のシューティングゲームを見つめるアレックス。

 

そこで、失っていた記憶をやっと思い出します。

 

9/30のパーティー。

 

ハンナがブライスにレイプされたあの日、アレックスはモンゴメリとシューティングゲームをしていました。

その時、アレックスたちは外から苦しそうな女の子の声がすることに気づきます。

ですが「こんな時間までヤってるやつらがいるなんてな」と軽く流してしまったのです。

 

のちに、アレックスはハンナのテープを聞き、このときの女の子の声が、ブライスにレイプされている最中のハンナの声だったことに気づくのです。

 

「僕たちのせいで死んだ」とは、アレックスとモンゴメリなら、ブライスを止められたかもしれないのに…という悔やんでも悔やみきれない気持ちだったのです。

 

アレックスがなぜ自殺未遂をしたのか。

その理由は明らかになっていませんでしたが、このせいだったんですね。

 

ハンナを最後に救えたのは自分だったのかもしれない。

ひどいことが行われていると、自分は気づくことができなかった。

 

ハンナのテープを聞いてその事実を知ったアレックスが、自殺未遂という行為に走ってしまったのも頷けますね…きつすぎる。

写真の行方と、クロエの証言

さて、ジェシカは、クラブハウスで手に入れたポラロイド写真を持ち、ニナに話をしに行きます。

「話を捻じ曲げられたくないんでしょ?この写真をどうするか、自分で決めて」

そう言って、ニナに写真を渡すジェシカ。

「こんなの事実じゃない。これじゃ私が楽しんでたように見える。実際途中までは楽しんでいたかも。最中の写真がない以上、証拠にならない。あったほうが私も少しは向き合えたかも」

 

「あなたの役に立ちたいけど私は強くなれない。ずっと被害者のままなの」

と、ニナは過去の事件に立ち向かえない弱さに苦しみます。

 

さらに、ブライスの証言のあと、ジェシカはクロエに会いに行きます。

 

「クラブハウスに行ったこと、覚えてる?見るのはつらいと思うけど…」

そう言ってジェシカは、例の泥酔しているクロエの写真を見せます。

写真の時のことを覚えていなかったクロエはショックを受けます。

そして、ハンナ側の弁護人と会うことを決めたのです。

 

クロエが学内でブライスにレイプされたと証言すれば、レイプを黙認している学校の責任を追及し、さらなる被害者を出したと主張できる。

ハンナとのセックスに合意があったという証言も否定できる。

 

クロエが証言してくれれば、ほかの子のことも救えるかも。

 

ハンナ側の弁護人やハンナ母、ジェシカたちは、そんな思いをクロエに託します。

 

そしてクロエは証言台に立ちますが、その前にまさかの展開が。

クロエの証言を傍聴しに、クレイたちは裁判所に向かおうとしますが、クレイの車が荒らされて、クラブハウスの写真が入った箱が無くなっていることに気づくのです。

 

大きな証拠が無くなってしまったことに動揺するクレイ達。

そんな彼らをさらに追い詰めたのが、クロエの証言です

クロエは、クラブハウスでのセックスについて同意を求められた記憶があるかどうか問われます。

答えようと考えているときに、ブライスと目が合うクロエ。

そしてクロエは

…今思い出した。承諾しました。酔っぱらってて忘れてたけど…合意の上でした。

と証言してしまったのです。

 

もう…絶望ですよね!!!

 

絶対的な証拠だった、クラブハウスの写真は無くなってしまった。

だから、クロエの証言に頼るしかない状況だったのに、クロエはブライスが自分をレイプしたと告発できなかった。

 

おいおい何やってくれてるんだクロエ、嘘だろ…。

多くの人がこう思ったことでしょう。

 

傍聴席に残って呆然とするクレイの姿の、痛々しさ。

 

弁護士に「被告にブライスたちを加える?示談になるかも」と聞かれた時の、

ハンナの母の

「お金がほしいんじゃないの。死んでほしいの。」

という悲痛な発言。

 

「見事な茶番だったな。結局あいつらの力にはかなわない。

 

落書きしたって翌日には消されて、何の意味も無い」

というクレイの言葉が、悲しいかなその通りだよな…と感じられてしまいました。

クロエがなぜブライスを告発できなかったのか。

それはジェシカが

「クロエのことを責めないで。

 

彼がやったと語ったら、彼女の世界は崩壊してしまうの」

と言っているとおり、クロエにとっては、ブライスに愛されている自分という像が無くなると、世界のすべてが無くなることに等しいからでしょうね。

 

学校のキングであるブライスに愛されている、チアリーダーの自分。

ブライスを告発してしまえば、このような自分の立ち位置は脆くも崩壊する。

 

中学生や高校生の時って、キャラ付けとか立ち位置とかがかなり重要で、世界の比重を大きく占めていますよね。

特に、今まで築き上げてきた地位やキャラのランクが高い子ほど、失うのは怖いんでしょうね…。

 

ブライスの隠ぺいはすごくて、クロエがクラブハウスについて証言した後ポーター先生たちがクラブハウスに乗り込みますが、ただの倉庫と化していました。

 

もう、ブライスを追い詰められるような要素が何もない。

「詰み」の状態ですよ…。

絶望的な状況の中、クレイは恐ろしい行動に走ってしまいます。

クレイの凶行

クレイが銃を持って、ブライスの家に行ったのには驚きましたね。

 

クレイが銃を手に入れる理由が、さらっと自然に描かれていたのもよかった。

(タイラーに射撃に誘われるも、途中で警察が来て、クレイは銃を持ったまま逃げてしまう)

 

銃を持ってブライスの家の前にいるクレイ。

そこにやってきたジャスティンは

「気持ちはわかるが、ブライスを撃っても彼女を取り戻せない」

とクレイをなだめますが、クレイはパニック状態で、自分のこめかみに銃をあてます。

そんな中「何の騒ぎだ」と家から出てくるブライス…。

 

と、ここで今回のお話は終わってしまいました!

続きが気になる!どうなってしまうんだクレイ!!!

 

ハンナの母がブライスに関して「死んでほしいの」と言ってましたが、たしかに死んでほしいと思ってしまうほどブライスが憎らしいものの、殺してしまうのは絶対ダメ!!!

というか、そうなるとクレイの今後の人生めちゃくちゃですし…

 

ものすごく先の展開が気になる回でした…。

これはすぐ、12話を見なくては!

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