【13の理由】シーズン2第10話あらすじ&感想

NetFlixで配信中の人気ドラマ「13の理由」。

今回は、シーズン2で気になっていた謎が次々と明らかになる回でした!

13の理由シーズン2第10話あらすじ

第十話「ほら笑えよ」

ハンナが転校前に通っていた学校で一緒だった、サラが証言台に立つ。そこで明かされたのは、ハンナに関する驚くべき過去だった。

さらに、トニーも証言をするが、トニー自身の隠したい過去について暴かれてしまうこととなる。一方、クレイたちはクラブハウスに潜入。

今までクレイに、ヒントとなるような写真を渡していたのは、意外なあの人物だった。

13の理由シーズン2第10話の感想

このドラマにはたくさんの謎が出てきますが、今回はそのうちのいくつかが解き明かされましたね。

 

まず1つ目の謎だったのが、前回出てきたサラとモーリーン親子。

ハンナの母は、この二人を見つけるや否や急いで追いかけて、サラに「お願いだから証言しないで」と懇願していました。

 

「一体、サラとモーリーンは誰なんだ?ハンナと、過去に何があったんだろう」

と謎だったのですが、今回サラが証言台に立ったことで明らかになりましたね。

 

なんと、ハンナは転校前の学校で、サラをいじめていたのです。

 

そういえば、ハンナがリバティ高校に転校してきた理由って、はっきりとは描かれていなかったですよね。

まさかそんなことがあったなんて…。

 

サラは、リンジーという女の子の元カレと付き合い始めたせいで、リンジーから「尻軽」「アバズレ」「デブ女」など酷い暴言を受けるようになります。

最初は1対1だったものの、次第に3対1にエスカレート。

サラをいじめていた3人というのが、リンジー、アリシア、そしてハンナだったのです。

サラをドスケベと呼び、Facebookで悪口を言ったり、教室・バス・トイレなどで、偶然と言って何度もぶつかったり…。

「トイレでランチを食べていた」というサラの証言は、胸が痛みました。

そのことを知ったサラの母・モーリーンは学校に相談。

ハンナを含む3人は1週間の停学となったのでした。

 

でも事態はそれでは終わりませんでした。

3人の停学が終わってから、サラに対する3人からのいじめは終わったものの、サラは「チクリ魔」として学校中から嫌われてしまいます。

そのせいでサラは、退学するに至ってしまったのです。

…これは、ハンナの母が「お願いだから証言しないで」と懇願したのも納得ですね。

 

人は、いじめっ子かいじめられっ子の2つに分けられるのではない。

誰もがその両方になり得る可能性がある、という描写で、とてもリアルだなと感じました。

 

2つ目の謎が、ハンナがトニーに渡したメモ、

これはシーズン2序盤で出てきていましたが、

「テープを聞いて行動して。秘密を守って、借りを返してね」

という内容で、かなり意味深でした。

 

「秘密って何?ハンナとトニーって、どういう関係だったの?」と、非常に気になっていました。

 

今回、そんな二人の過去について、トニーの証言で明らかになりましたね。

 

トニーは、アンガーマネジメントの一環でジムに通っていましたが、これは暴行の前科があるからでした。

トニーは怒りをおさえられず、暴力をふるってしまうところがあったのです。

 

ハンナと秘密を守りあう仲になったのも、それがきっかけでした。

トニーは、暴行事件を起こしてしまいますが、そのとき彼は既に2度の逮捕歴がありました。

次にまた捕まってしまったら、少年院に入れられてしまう。

 

必死に警察から逃げたトニーは、ハンナがアルバイトをしていた映画館へ。

ハンナとトニーは、その前から仲の良い友達でした。

ライアンに好意があるものの、なかなか一歩踏み出せないトニーの背中を、ハンナが推してあげるなどしていたのです。

 

トニーはそんなハンナを頼って映画館へ逃げ込み、

「馬鹿な事しちまった。今度捕まったら少年院だ。かくまってくれ、時間がない」

とハンナに頼みます。

 

ハンナはその頼みを聞き、映画館の事務所に隠れるようトニーに指示。

その後やってきた警察に対しても「逃げている男の子とは見ていません」とシラを切って、トニーを守りました。

「すまない、こんなことに巻き込んで。やりすぎたのはわかってる」

と謝るトニーに、ハンナは

私は思うほどいい子じゃないの。前の学校では最低だった。いじめっ子の仲間になったの、いじめられたくなくて。いろいろあって、結局ここへ来たわ。全部もとに戻せたらいいのに。そう思ってる。

と、自分の秘密についても共有したのです。

 

ハンナとトニーは、お互い助け合い、秘密を守りあう、信頼できる友人という関係だったことがわかりました。

だからこその「秘密を守って、借りを返してね」というメモだったんですね。

 

3つ目の謎は、クレイが拾ったポラロイド写真に映っていた、泥酔した女性。

ブライスが、泥酔した女性と性行為をしている様子が写っている写真でしたが、女性の顔は隠れていて、誰なのか分かっていませんでした。

さらに言えば、クレイにポラロイド写真をヒントのように与えているのは、いったい誰なのかというのも分かっていませんでしたよね。

前回、クレイはクラブハウスを見つけます。

そして今回、そのことをジャスティンとシェリに相談し、クラブハウスに侵入する作戦を立てることになりました。

 

まず、シェリが「おとり役」となって、マリファナ持参で運動部の男子と共にクラブハウスに侵入。

そこにブライスが現れ、シェリにマリファナを吸わせます。

シェリに「全然吸ってないじゃないか、ちゃんと吸って」と言ったり、そのくせ自分たちは「試合があるから」と吸わなかったり。

このへんの威圧感はかなり恐ろしいものがありましたね。

 

極めつけは、ブライスによる「記念撮影」です。

 

「ここに来た奴は皆写真を撮る」

 

「真ん中に寄って。ほら、笑えよ。」

そう言ってブライスはシェリと男子たちとの写真を撮りました。

…ブライスがカメラを取り出した箱には、何百枚もの大量の写真がありました。

クラブハウスでの出来事を外に漏らされないための「保険」として、毎回写真を撮っていたのです。

シェリはすぐに、クレイとジャスティンに写真の存在を報告。

「写真を手に入れるため、忍び込もう」という話になりますが、シェリは

「まかせる、私はいや。戻りたくないの」

と拒否します。

 

それに対してジャスティンがぽつりと言った

わかるよ

という言葉。

いかにクラブハウスが恐ろしい場所なのかわかるやりとりでしたね。

 

さて、クレイとジャスティンは、野球部の試合中にクラブハウスに忍び込みます。

が、なかなか写真を見つけられない。

…とそこに、ザックがやってきます。

ザックは、野球の試合中にブライスと揉めて、試合を投げ出していたのです。

 

最初は、クレイとジャスティンに「ここで何している!」と怒鳴ったザックでしたが、クレイが報復も恐れず、写真を手に入れたいと考えていることを知り

「3枚持ってるだろ、その残りがこれだ」

と、写真のありかを教えます。

クレイは、その発言に驚愕。

「今まで写真をよこしていたのは、君だったのか?なぜ直接言わなかった…」

そうクレイに問われたザックは

「臆病者だからだ。でも、お前は違う」

と、この先のことをクレイに託すような発言をします。

 

ザックは、シーズン2で明らかになったように、過去にハンナと付き合っていました。

でも、野球部の付き合いのほうをとって、ハンナを蔑ろにし、追い詰めてしまったという過去がありました。

 

野球部の「ブライス王政」のような状況には逆らえない。

でも、ハンナを救いたい。

臆病な彼なりにできることはないか。そう考えて、クレイに写真を与えていたんですね。

 

クラブハウスで手に入れた大量の写真を眺める、クレイとジャスティン、シェリ。

そこで見つけたのが、例の泥酔している女性の正体です。

顔が写っている写真を見つけることができたのです。

 

女性の正体、それはなんとクロエでした。

 

「自分の恋人にまでこんなことを?」

と驚くシェリ。

クレイは

「これは使えるぞ。写真を見るに、クロエは意識がなく、ブライスにレイプされてる。

 

クロエに見せたらブライスを訴えるかもしれない。とにかくやってみよう」

と奮起します。

 

…いやー、どうなることやらですよね!

クロエは、事実を知って一体どうするんでしょうか。

クロエの中で、ブライスに対する不信感は徐々に募っていってますからね。

 

でも、事実を知ったクロエがどうなってしまうのかという心配のほうが大きいです…。

 

さらに、写真を眺める中で、他にも気になる写真が見つかります。

 

まずは、ニナ(ジェシカの友達の、陸上部の女子)の写真。

ニナも、クラブハウスに招かれ、その後何かあったんですね…。

この写真を見たクレイは

「そもそもなんでこの女子たちは自ら危険な場所へ?

 

この子なんて笑顔で楽しんでいるみたい」

とポツリ。

 

それに対してシェリは

写真ではこの後の出来事はわからないわ。この子たちは自ら危険な場所に飛び込んでいるんじゃない。男子が危険な場所にしているのよ。あそこに一人でいるのがどんな気持ちかわかる?

と反論します。

 

クレイ、いつも想像力が足りないところがあるな…と感じていたんですが、男子だとこう思ってしまうのもやむなしなんですかね。

男子に半ば脅迫気味にマリファナを勧められる恐怖。

写真を撮られる恐怖。

強い者と弱い者の立場の差による恐怖は、女子のほうが感じやすいかもしれません。

 

そんなクレイも、1枚の写真を見てハッとします。

そこに映っていたのは、泣きそうな顔で笑うハンナの姿でした。

 

ほら笑えよ

 

そう言われて撮られたのでは…と考えてしまいますね。

この後ここで何があったのか。考えたくもありません。

 

この、一連の写真に関するシーンは、見ていてとてもしんどかったです。

 

さて、シーズン2も終わりに近づき、謎も明らかになる中で、ますます今後どうなってしまうのか気になる展開になっていましたね!

残り3話、とても楽しみです。

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【13の理由】シーズン2第11話あらすじ&感想

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