【13の理由】シーズン2第13話(最終話)あらすじ&感想

NetFlixで配信中の人気ドラマ「13の理由」。

いよいよシーズン2最終話!

最初に謝っておきますが、今回の記事はかなり長くなってしまいました。

最終話を見た方ならわかると思いますが「え、これどうやって収集つけるの?」というくらいに、盛りだくさんな回だったんです…。

かなり度肝を抜かれました。見た後しばらく、呆然としてしまいました…。

13の理由シーズン2第13話あらすじ

第十三話「さよなら」

婦女暴行の罪で捕まったブライス。しかし彼に下された処分は、到底納得のできるものではなかった。

一方クレイはハンナの追悼式でスピーチをし、彼女に別れを告げる。ハンナとの別れを経て、一歩ずつ前に進もうとするクレイ達。

しかしタイラーは、変わらぬ学校の現実に苦しみ、耐えがたい問題に直面することとなる。孤独と痛みに、自暴自棄になったタイラーは、凶行に走ってしまい…。

13の理由シーズン2第13話の感想

ドラマの最終話って、だいたい後日談で終わったりするものですが、未だかつてこんなに衝撃的な最終話があったでしょうか?

 

13話を見終わった今、茫然自失の状態になってしまっています。

 

性的行為や薬物使用の描写があるという警告文から始まった今回。

身構えて見ていましたが、想像をはるかに超えるようなショッキングなシーンがあり、見ていて本当に辛かったです。

納得のいかない、ブライスの判決

前回の最後で、ブライスは婦女暴行容疑で逮捕されました。

前回のラストシーンを見たときは「よし、ついにブライスにしかるべき罰が与えられるんだな」と、今後のスッキリした展開を期待していました。

でも、まさかこんなつらい現実が待っているなんて…。

 

ブライスの罪に関する裁判の場で、ジェシカは勇気を振り絞って、自分の身に何が起きたのかを事細かに語りました。

 

そして

ブライスがこのまま解放されれば、不運だったと思うだけ。

私は一生、人気者の男子におびえながら生きる。すべての男を疑って生きる。

今日の判決で彼の意識を変えられる。すべての彼のような男に自覚させることができる。

私のような被害者を救える。

と、力強く主張しました。

性的被害に遭った多くの女性の思いを代弁するかのように、ジェシカは真っ向から戦ったのです。

 

しかしブライスに与えられたのは、たった3カ月の保護観察処分だけ。

 

誰もがこの結果を見て、腹を立てたはずです。

 

「13の理由」にはアフターショーがあって、ドラマの中で扱われた題材についてスタッフやキャストが話す番組なのですが、その中でもこのシーンについては「怒ってほしい」と語られていました。

 

ブライスのような、白人の裕福な未成年については、罪を犯してもこのような軽い処分で終わることがアメリカでは日常茶飯事なのだそうです。

 

判事の「2人の若者の未来を尊重したい」というようなセリフには、本当に反吐が出る思いでした。

なんか、喧嘩両成敗みたいなニュアンスでしたよね。めちゃくちゃ腹が立ちました。

長期間拘留されたジャスティン

ブライスに下されたのは、たった3カ月の保護観察処分。

すぐに釈放されましたが、ジャスティンは違いました。

 

未成年者は親権者に引き渡すことになっているものの、ジャスティンの場合は親権者が行方不明だったからです。

 

結果的に、直接罪を犯したブライスよりも、その行為を見逃すという共犯関係だっただけのジャスティンが長期間拘留される。

家庭問題によって貧しく、いじめられたことに苦しんでいたジャスティンが、ここでも家庭問題のせいで理不尽な目に遭うことになるとは。

ジャスティンが不憫でなりませんでした。

 

結局、クレイの母が代理保護者の申請をして、ジャスティンはやっと外に出ることができました。

 

さらに、クレイとその両親は、ある考えに達します。

代理保護者は一時的なもので、期限が過ぎるとジャスティンは週の管理下に置かれて、施設に入れられてしまい高校卒業できなくなる。

そのため、ジェンセン家への養子縁組を考えたのです。

 

この提案をジャスティンに話すクレイ。

ジャスティンは涙をこぼしながら「俺はどうしようもないやつだ」と弱音を吐きます。

しかし、クレイは

「そうだけどクスリは絶ってるし。僕だってある意味どうしようもないよ」

と寄り添うような言葉をかけます。そして、ジャスティンは養子縁組の件を了承したのでした。

ハンナの追悼式

ハンナの追悼式で、クレイはスピーチをします。

 

「一番恐れているのは、君を忘れることだ。次に怖いのは、前に進めないこと。」

 

そう語り、ハンナに別れを告げるのです。

ある夏突然ハンナは現れた。

他の人とは何もかもが違った。

面白くて賢くて気分屋で怒りっぽくて美しかった。

そして、愛してた。深く愛してた。

なぜ死んだのか毎日問い続けているけど返事は無い。黙って去った。

僕らに残されたのは、怒りと空虚さと混乱だけ。傷は消えない。

でもいつか和らぐ。怒りと空虚さと混乱が薄れたら、愛だけが残る。

友人に言われた。離れてもあなたを愛せると。

だから、愛してる。さよなら。

会いたい。次の人生では、平和で幸せに暮らしてほしい。

次こそは。僕が愛していたと知っていてほしい。

 

この「離れてもあなたを愛せる」というセリフは、スカイのセリフの引用ですね。

スカイに出会って、過去にしがみつくのではなく、前進すること、変わることも大切なのだとクレイは気づいたんですね。

 

シーズン2を通じて、クレイはハンナの幻影が見えていました。

でも、追悼式のスピーチの中で、ハンナの幻影は、静かにその場からいなくなります。

 

クレイが、ハンナの件から一歩前に進むことができたというのを表す、象徴的なシーンでした。

ハンナが生きようとした11の理由

ハンナの母は、薬局を閉めてニューヨークに行くことにしました。

ニューヨークに行ってライターになりたいというハンナの夢を、代わりに叶えようと考えたのです。

 

閉店のための片付けの中で、ハンナが書いたメモをパソコンの中から見つけます。

ハンナの母は

「見せようか迷ってたけど、スピーチを聞いて見せても大丈夫だと思った。見てほしい。」

そう言って、クレイにそのメモを見せました。

 

そこには「死なない理由」として11の事柄がピックアップされていました。

そして「ヘルメット君(クレイ)」のこともそこに書き連ねられていたのです。

 

…このメモには、号泣してしまいました。

 

ハンナは、最後まで生きる理由を探そうと頑張っていた。

でも、死なない理由よりも、自殺する理由の数のほうが上回ってしまったなんて、やるせないです。

暴行を受けるタイラー

クレイたちが共に歩み、前に進もうとする中、一人孤独になっていたのがタイラーです。

 

タイラーは球場への落書きなどの件が学校にバレて、更正プログラムに通わされていました。

マッケンジーとの一件以降、彼女やサイラスとも深い溝ができてしまい、友達は誰も居なくなっていました。

 

今回、更正プログラムから戻ってくるタイラー。

マッケンジーを見つけて嬉しそうにハグをしますが、彼女には既に別の彼氏ができていました。

 

その後タイラーはサイラスと会い

「僕、プログラムを受けてよかったよ。いろいろなことがよくわかったよ。

 

よかったらまたライブに行こうよ」

と誘いますが、サイラスには

「どうかな、やめとく。でも戻ってきてくれてよかった」

と断られてしまいます。

 

孤独なタイラー。

そんな彼を追い詰めるかのように、さらに悲劇が起こります。

 

モンゴメリたちによる暴行です。

球場の騒ぎのせいで、今シーズンのクラブ活動ができなくなってしまったモンゴメリ達。

あまりにショッキングな描写だったため詳細は省きますが、モンゴメリ達はその怒りをタイラーにぶつけ、酷く暴行を加えます。

 

タイラー自身は、更正プログラムを受けて、生まれ変わったような気分でいたはずです。

ですが、学校は変わっていない。

孤独と暴行。

 

製作陣はこの暴行シーンについて「今までタイラーのことを変わり者だと一歩引いて見ていた人たちも、彼の痛みに共感するはずだ」と語っています。

 

まさに私は、タイラーのことを一歩引いてみていたのですが、予想だにしていなかった衝撃的なシーンで胸がとても痛みました。

ジャスティンの葛藤と自立

苦しんでいるのは、タイラーだけではありませんでした。

 

事態は良くなっていっているかのように見えますが、前進できることばかりではありません。

 

心が痛んだのは、ジャスティンのシーンです。

クレイは、ジャスティンを夕食の買い出しに誘いますが、ジャスティンはそれを断ります。

そして家に一人になったジャスティンは、なんと再び薬物を使用してしまうのです。

ジャスティンについては、成長が一番垣間見えるキャラクターでした。

ですが、なかなか薬物中毒から抜けられない様子を描いたのは、とても悲しいけれどリアルだなと感じました。

そう簡単に抜け出せるものではないですもんね…。

 

でも、ジャスティンに関して、変化が見られるシーンもありました。

それが、ネクタイの件です。

 

ダンスパーティーに向かう準備をするクレイとジャスティン。

このシーンの、兄弟げんかのようなやりとりも微笑ましいのですが、なんとジャスティン、一人でネクタイを結べるようになってるんですよね。

 

ネクタイといえば、前回ジャスティンは「いつもブライスに結んでもらっていたんだ」と言っていました。

つまり、ブライスの助けがないと何もできないジャスティンの象徴が「ネクタイを結べないこと」だったわけですよ。

そのネクタイを、自分で結べるようになっている。

それはつまり、ブライスからは完全に自立したことを表しているんじゃないかなと…!!

 

薬物中毒から脱せないという悲しいシーンがありつつも、少しずつ前進していることがわかるジャスティン。

シーズン2を通じて、かなり好きになったキャラクターだなと改めて感じました。

「写真が入った箱」を奪った犯人

ブライス陣営が奪ったかと思いきや、そうではなかった「写真が入った箱」。

では犯人はいったい誰…?と気になっていましたが、今回それも明らかになりましたね。

 

箱を奪ったのは、なんとニナでした。

 

箱のポラロイド写真を1枚ずつ燃やすニナ。

写真という過去を燃やして、誰の目にも触れないようにすることで、心の落としどころを作りたかったのかもしれないですね。

ダンスパーティー

学校では、ダンスパーティーが開かれます。

 

トニーは、恋人のケイレブと踊り、コートニーも恋人とパーティーを楽しんでいました。

 

ジェシカは、アレックスに誘われ、ダンスをします。

そのようすを辛そうに見つめるジャスティン。

 

「二人とも決まってるよ」

そう声をかけるのが精いっぱいだったジャスティンですが、その後アレックスとジェシカがキスするようすを見て、ショックを受けます。

 

さらに、ブライスから思い出話をされ、ブライスという心のよりどころだった友人を失ったことも改めて実感するジャスティン。

ジャスティンは、浮かない顔でパーティー会場を去ります。

 

それを追いかけたジェシカと、ジャスティンが結ばれたのは意外な展開でしたね。

勇気を出してジェシカを誘ったアレックスが不憫にも思えるけれど…。

 

世界のすべてを失ったようなジャスティンに、ジェシカが寄り添ったのは良い展開だなと感じました。

 

そして、感動したのがこの後のシーン。

クレイとハンナが昔パーティーで踊った曲が流れるシーンです。

 

曲が流れた瞬間、胸が締め付けられるような思いになりました。

そんな視聴者の気持ちとリンクするように、今にも泣き出しそうな顔をするクレイ。

 

そんな彼を、トニーをはじめ、ジェシカも、アレックスも、ザックも、ライアンも、コートニーも、みんなが集まって抱きしめる。

このシーンには、思わず涙がこぼれてしまいました。

 

傷ついている相手を包み込んで、愛を与える。そっと寄り添う。

そういうことが、具現化された美しいシーンでした。

タイラーの凶行

さて、めちゃくちゃびっくりしたのが、パーティーと並行して描かれていた、タイラーの凶行ですよ!

 

友達も好きな女の子も失い、モンゴメリ達には酷い暴行を受け、自暴自棄になったタイラー。

地下室の銃をカバンに詰め込んで、車でパーティー会場に向かいます。

…これって、ニュースでたびたび耳にする、銃乱射事件ですよね。

今まで私は、アメリカでの銃乱射事件のニュースを見ても「海外の高校って荒れてるんだな」くらいにしか思いませんでした。

 

しかし、モンゴメリ達から酷い暴行を受けるタイラーという、嫌でも共感せざるを得ないシーンを見た後で、タイラーの凶行を見ると、銃乱射事件の犯人も、そこに至るまでの苦しみがあったのだということを痛感させられました。

(もちろん、そのような事件を起こしてはいけないし、起こらないようにしなくてはいけないのですが)

 

タイラーがマッケンジーにメールをしたのも、孤独や痛みに苦しみながらも、最後の助けを求めたかったからなんじゃないかと思うんです。最後のSOSサインというか。

 

マッケンジーが受け取ったメールを見て、クレイはタイラーを止めようと必死で動きます。

このままだと、タイラーは刑務所行きか死ぬか。でもタイラーは生きたいはず。

 

そう考えて、クレイはタイラーに対峙するのです。

 

「こんなこと望んでないだろう、君のことはわかる」

通報はされない。みんな君を助けたがってる。僕らはみんな傷ついた。

どうすべきかわからない、僕も君や他人を傷つけようとしたけど、救いにならなかった。

君には死なないでほしい。生きてほしいんだ。

本当にこれで何かが変わると思うか?すぐなんでも忘れる大人たちが変わると思う?

本気でそう思うなら、やればいい。頼むよタイラー。お願いだ。

 

そう言って、クレイは通報をせず、タイラーが構える銃をつかんで下におろし、タイラーをなだめました。

(ちなみにこれ、実際の場合は一番やってはいけない対応らしいです。危険ですからね。建物にカギをかけて銃を持っている人物を締め出したうえで、警察に通報がベストみたいですよ)

シーズン2では、半狂乱になったクレイが銃を持ってブライスの家に行ってしまうというシーンがありました。

その時はジャスティンがクレイをなだめ、事なきを得ました。

 

一度救われたクレイが、今度はタイラーを救う。

クレイの成長が見て取れるシーンだなと感じました。

 

クレイがなんとかタイラーを説得するも、警察が追ってきていて、周囲にはサイレンの音が鳴り響きます。

そんな中トニーは、自らが運転する車にタイラーを乗せて、彼を逃がします。

これ、ものすごい判断ですよね。

トニーは前科2犯で、次やらかしたら刑務所行きの身ですよ?

つまりこのことがバレたら刑務所行きなわけです。

そのリスクをわかっていても、タイラーを助けるために動いたのって、すごすぎますよね…。

 

タイラーはトニーと逃げ、クレイの手にはまだマシンガンが…。

というところで、シーズン2は幕を閉じました。

 

いやーーー、見ごたえがありました!

シーズン1よりも、より複雑な人間関係の描写が際立っていて、重くて見るのもつらいようなテーマの作品なのですが、のめり込んで見てしまいました。

 

早くもシーズン3の製作が決定しているようですが、これどうなるんですかね。

 

タイラーという大量殺人未遂を犯した人物を匿うことになったのはまさに「最悪の事態」ですよね。

 

ハンナの件はシーズン2で落ち着いた印象がありますが、まさか最後の最後でこんな展開になるとは…本当にびっくりしました。

 

早くシーズン3が見たいところですが、配信スタートまで大人しく待とうと思います。

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