Netflixのオリジナルドラマ「マニアック」。
今回はちょっと、ゾっとする後味の回でした…。
いろいろ衝撃でした…。
マニアック第8話「見えない月とネズミ」あらすじ
引き続きC錠の実験を受けている被験者たち。オーウェンは“幻影”の世界の中、思わぬ変貌を遂げる。
一方“幻影”の世界の中で「半エルフの案内人・アンニア」として過ごしているアニーは、妹・エリア王女との旅の途中、恐ろしい策略にはめられてしまう。
マニアック第8話「見えない月とネズミ」のネタバレ&感想
前回のレビューに引き続き、今回も注意喚起しておきましょう。
ネタバレになりますが…
今回も、グロテスクなシーンがあります!!
前回は、結構な量の血が出るシーンがありましたが、正直、今回はそれと比べ物にならないくらいのグロさです。
身構えていないと、オエっとなるかも…。
グロテスクなものが苦手な人は、15分00秒ごろから15分50秒くらいまで要注意です!
■“明晰夢”状態のアニー、戸惑うエリア王女
第7話に続き、アニーは“幻影”の中。
エリア王女と旅をしています。
第7話で“明晰夢”状態になったアニーを、エリア王女は
「あなたさっきから頭が変よ。」と指摘。
アニーは
「変じゃないわ。ここは私の脳内よ、たぶん。これはCの治験。“対決”なのよ。」
「私は正常よ。私たちは球状星団にいるの。」
と、完全に現実世界のアニーとして、いまの状況を把握しているようですね。
アニーの発言を受けてエリア女王は
「じゃあここは現実の世界じゃないってこと?私は誰なの?…狂ってるのはあなたじゃなく、世界だと思っているの?」
「本当はあなたがおかしいんじゃない?ここは現実の世界よ」
と戸惑います。
そりゃそうですよね。エリア王女にとっては、“幻影”の中の世界こそがリアルなのだから。
アニーはその後も
「ここから抜けなきゃ。さあ起きて、眠りから覚めるのよ、起きろ!」
と、“幻影”の世界から抜け出すため自分の頬を叩くなど試みますが、目覚めることはできません。
■通じ合う、オーウェンとオリヴィア
オーウェンとオリヴィアは、ダイナーで一緒に勉強中。
でも、どこかオーウェンは上の空。
「どうしたのぼーっとして。何考えていたの?」
とオリヴィアが尋ねると
「最近眠れていなくて。」
と答えるオーウェン。
そこから話は変わって、オーウェンはグノーシス主義(神の存在を信じない宗教)について話し、
「キリストの使徒は福音を伝えたが、全部が聖書に載ったわけじゃない。
教会は都合のいい一部だけを選んだ。歴史とはそういうもんだ。
人間の脳もな。脳は人生を正当化するコンピューターにすぎない」
と言います。
これって、ULP試験でも出てきた「脳の防衛メカニズム」の話に似ている気がします。
つらい経験があっても、脳は記憶を都合よく書き換えて、人生を正当化する。
苦しい思い出から、脳を守る。
例えば、学生時代に、めちゃくちゃ厳しい運動部に入っていたとします。
暑い日も寒い日も、土日も朝も休まず練習をさせられる。
きっと、部活をしている当時は「超キツい。もうやめたい。しんどい」と思うはず。
でも、なぜか大人になってその頃の思い出話をすると
「部活、キツかったけどさ、それはそれでいい思い出だよな」
と、なぜか笑いながら話している…。
こういうことって、よくある話ですよね。
急に哲学的なことを言いだしたオーウェンを
「あなたって、人は見かけによらずの見本ね。タトゥーをしてて、いかにも怖そうなのに、物事を深く考える」
と評価するオリヴィア。
そして「自分の元カレの頭が変になり、犯罪組織に入ってしまった」
というエピソードを話し始めます。
元カレについて“私がFBIの一員で、私との会話を報告していると言い出したのよ”と言っていましたが、これってオーウェンがムラモトにしていた“作り話”と似ていますね。
“作り話”の中でオーウェンはオリヴィアについて「実は彼女はスパイで…」と話していました。
「元カレは私にキレたこともあった。でも彼は謝ったことがないの」と聞いて
「ひょっとしたら謝りたかったけど、恥ずかしくて言えなかったのかも。
何もなかったフリしたほうが、気が楽だったのかも」
と言うオーウェン。
「一生嫌なことを忘れて生きる人もいる。じゃないと一生それを引きずっちゃう」
とオリヴィアも話します。
これも“防衛メカニズム”の話と通じますね。
脳は、都合よく記憶を書き換える。嫌なことを忘れて、生きる人もいる…。
そしてオリヴィアは「実は人と違うことがしてみたいの」と自分の望みについて話し始めます。
「モデルやってみない、って話はよく来るけど、家族が私を縛ろうとするから、叶わない」と。
「愛は無条件のはずなのに、家族って条件で縛ろうとするよね」と答えるオーウェン。
オリヴィアは「いつか無条件の家族をつくりたいわ。唯一の望みかも。」と話します。
お互いについて「話しやすい」と感じているオーウェンとオリヴィア。
なんかちょっと良い雰囲気ですね。
■“幻影”の世界に戸惑うアニー
一方、アニーたち姉妹は、ノラが言っていた木にたどり着きます。
目的地である「雲の湖」に行くための目印となる木です。
「見て、彼女の話は本当だった。木があったから湖もあるはずよ」と嬉しそうにするエリア。
でも、アニーは懐疑的。
「いや、これもひっかけだ。あの女が私の行動を先読みしたんだ。
私たちを導いて、燃えている木にびっくりさせてさ。湖の目印を探させろってわけ。
でも目印の月は出ていないわ。そこで、魔法だ。私にだけ見せる。でもほら、出てるわけ…」
ここまで言って、周りを見回すと…なんと月がありました。
「あれ見えるでしょう、さあ行こう」とずんずん進むエリア。
アニーが「そっちは危険よ」と忠告するのも聞かずに…。
■ギャング一家の“裏切り者”探し
一方、オーウェンの“幻影”の世界。
ギャング一家の“ミルグリム記念館”で、父は
「ネズミを見つけたんだ。お前の兄貴のリックだよ、信じられんだろうがな」
と、前回使った血まみれのドリルを手入れしながらオーウェンに話します。
(ちなみに、ネズミとは“裏切り者”という意味ですね)
「リックがネズミなわけない。
周りのことが何も見えてないんだな。あんた、スーパーパワーでもあるつもりか?」
と父に反論するオーウェン。
「お前はいろんな問題を抱えているが、考えてもみろ。自分が騙されている可能性を。
誤作動を起こしている、超やばいシミュレーションの中でな。
そこでは自殺しそうな意識レベルのやつが指揮しているってさ」
と、父は突然“現実世界”のオーウェンを想起させるようなことを言いだします。
“誤作動を起こしている、超やばいシミュレーション”とは、言わずもがなULP試験。
“自殺しそうな意識レベルのやつが指揮している”は、ガーティーのことだと考えられますよね。
「何?」と戸惑うオーウェンに、父はドリルを見せながら
「Ceci n’est pas fuckin’ drill.(これはドリルではない)」と一言。
これの元ネタは、シュルレアリスム画家であるマグリットの代表作の1つ『イメージの裏切り』ですね!
マグリットが好きなので、すぐにピンときました。
簡単に、どんな作品なのか説明すると、キャンバスに大きくパイプの絵が描いてあるのですが、その下に「Ceci n’est pas une pipe.(フランス語:これはパイプではない)」と書いてあるのです。
あくまでパイプの絵は絵なのであって、パイプではない、と。
見えているものが、そのままの意味を表しているとは限らない…という哲学的な作品ですね。
父は「さて、お前は家族を守るために何をする?」と続けます。
(これは、裁判で「自分の犯行だが、自分は精神異常者だ」と偽証することを示しています)
「俺は正気だ。偽証するのはごめんだよ。」そうキッパリ拒否したオーウェンに、父は
「お前に、家族の資格はない」と、勘当を宣言します。
…話が前後しますが、オーウェンが父と話す前に、ギャング一家の一員であるフランクが
「よう、新しい睡眠薬は眠れる?」
「(あんまり、と答えたオーウェンに対し)今度は赤い薬を試せ。相談が必要ならのるから」
と話しかけていたのがちょっと気になりましたね…。
前回は青い薬をオーウェンに渡していました。
青い薬・赤い薬って、なんなんだろう。
■エリア(エリー)が、母から受けた仕打ち
場面は変わって、アニーの“幻影”の中。
姉妹は、洞窟の中で話します。
「姉はいたわ」と、姉との思い出話を始めるエリア王女。
「子供のころ私は、体を洗うのが嫌いだった。ある日川で、オオカミの子たちと一緒にダムを作った。」
そう話すエリア王女に、アニーが
「農家のデグラッシアン兄弟もいた。」と言っていることや“オオカミ”というワードから、
エリア王女が話しているエピソードは、アニーの妹・エリーが暗唱していた“オオカミ”のおとぎ話の内容なのではと考えられます。
「最後には私も姉さんも、オオカミの兄弟も体中泥だらけ。そこへ母さんが来て、私たちを見て言ったの。
私の娘は両方汚らしい。ゴキブリだと。家に足を踏み入れたら、二人ともおぼれさせてやると。」
そう話すエリア王女に
「あの日ママはドレスを着ていた。厄日だった。」とアニーは言いますが、これは“現実世界”の母親についてのことでしょうね。
エリア王女は
「あなたは逃げたよね。」
と、姉(=アニー)が逃げたこと、そしてその後母親に言われたことを明らかにします。
「母さんから“なんであんたも一緒に逃げなかったのか”と聞かれて、“悪いから”って答えた。
本当は怖くて逃げられなかったの。
母さんは私の額に手を当てて“つまらない子ね”と嘆いていた。“あなたって、なんて普通なの”って。」
…この発言から見るに、逆に母親は普通ではない人だったということが考えられます。
となると、どちらかというとエキセントリックなタイプのアニーが「恐れていた母親のようになりたくない」と危惧しているのもわかりますね。
■突然の“血の海”
場面は変わって、オーウェンの“幻影”の中。
オーウェンは例のモーテルで、アデレイドとカールと話しています。
どうやら、オーウェンは二人から、一家を殺してくるように指示されているようです。
アデレイドがどこかに電話して
「ルーズベルト088を。ウェンディ、イートゥンガートゥン」
と謎の暗号を言ったり(ウェンディと言えば、オーウェンとアニーが共有した“幻影”に出てきた、キツネザルの名前ですね)、
カールがオーウェンに対して
「お前はパズルのピースでしかない」
と言ったり、どことなく二人は、オーウェンを“ただのコマ”として扱っているような印象を受けます。
そこへ、清掃係と名乗る男がドアをノック。
アデレイドは、さっきの電話で呼んだ男が来たと思いドアを開けますが、そこにいたのはジェドでした。
そしてジェドは、アデレイドとカールを射殺。
固まるオーウェンに、
「分からないか、お前の兄だ。ジェ…グリムソンさ」
と、自らの出自を話し始めます。
そう、彼こそがミルグリム家の五男、生まれてすぐ養子に出された赤ん坊だったのです。
そこにさらに来客が。
急にドアを開けて入ってきたのはフランク、手早くジェド(グリムソン)を射殺します。
…グリムソンと言えば、現実世界のオーウェンの、妄想上の人格でしたよね。
これは、現実世界のオーウェンの脳内の、グリムソンも死んだ(消えた)という解釈になるんでしょうかね。。
「うまく演じたなあオーウェン。連絡は恩に着る。彼女は死んだのか。残念だ。車に替えのシャツがあるぞ」
とフランク。
フランクはFBIの秘密捜査官だったんですね。
なんとスパイになって36年だとか。すごい…実際、そんな長期間の潜入捜査ってあるんですかね。
そのかたわらには、ジェド(グリムソン)の死体が…。
上半身と下半身にわかれて、真っ二つ。臓物もでろーんと飛び出している始末。
(ここが今回のグロシーンです…いきなりだったのでかなりビビりました)
「君の証言が必要だ。証人保護プログラムに申請してやるから」と話すフランクに、
「移住するなら一緒に連れていきたいやつがいるんだ」と、どこかへ向かうよう指示するオーウェン。
■オーウェンとオリヴィアの逃避行
オーウェンが連れていきたい人、それはオリヴィアでした。
ダイナーで勤務中の彼女に
「俺、旅に出るんだ。あんた別のことがしたいんだよな。ここから出て、何かやりたいんだろう」
と話しかけるオーウェン。
(いきなりバイト中の厨房にまで入ってきて、何を言い出すんだって感じですけどね。笑)
「ええ」と頷くオリヴィアに
「じゃあ一緒に行こう。FBIから新しい身分証が貰えるんだ」
と誘うオーウェン。
(…これって、第1話でオーウェンがアデレイドに言った「今夜この後、二人でここを抜け出そうよ。新しい身分のパスポートも用意して、遠くに家を買う。ぼくは本気だよ」というセリフに酷似していますね。)
その後、オーウェンはオリヴィアに“無条件”で求婚。
オリヴィアもそれを受け入れ、二人は結婚します。
■オーウェン、タカになる。
時は経ち…。
たくさんの子どもたちに囲まれたオーウェンとオリヴィア。
“現実世界”のオーウェンの住まいのような、小さなアパートで暮らしていました。
騒ぐ子どもたちに注意してまわり、オリヴィアはへとへとの様子。
(子どもの名前が“アジア”や“アフリカ”、“オーストラリア”など大陸の名前だったのが面白かったです)
そんな中、突然
「ウテンゴッタ!」と怒鳴るオーウェン。
(ウテンゴッタって何!?)
「僕らは楽しく暮らしてきた。でも夕べ気づいた。僕の居場所はここじゃない。
僕はここにいるはずの人間じゃないんだ。みんな元気でな」
と家族に告げ、オーウェンは「ごめんな」と言って家の窓から飛び降ります。
飛び降りた先は、小さな街。そこでは
「あんた私に約束した。自分自身に誓ったんでしょ。私たち助け合うって約束したのに。忘れた?」
という、アニーの声が繰り返し流れています。
窓の外で倒れているオーウェンに
「芝居がかったことはやめて。本気で7人の子どもと私を捨てるの?」
と尋ねるオリヴィア。
それでもオーウェンは
「今行くべき場所があるんだ」
と旅立ちます。
…つまり、オーウェンも“明晰夢”状態になったってわけですね!
現実のアニーのことを思い出し、助けに行く、と。
そしてオーウェンは、タカになります。
・・・
書いてて笑えてきました。マジ唐突。「タカになります」って。でも本当なんですもん。
(ちなみにタカといえば、オーウェンのトラウマですね。子供のころオーウェンはタカを飼っていたけれども、そのタカが兄・ジェドのネズミを食べてしまった)
タカになったオーウェンは「アニー、今行くよ」と飛んでいくのでした。
雪原を越え、山を越え。
「どこまで続いているんだろう。アニー、どこなんだ」
「アニー、僕だよ。タカになったよ」
と飛んでいくタカのオーウェン。
一方、アニーとエリア王女はある場所を目指していました。
たどり着いた先は、崖。下には湖があります。
「ついたわ。私が死んだ場所。」と話すエリア王女。
なるほど…“現実世界”では、アニーの妹・エリーは、交通事故で車ごと崖から落ちて亡くなりました。それとリンクしているわけですね。
「見たくない」と拒むアニーに
「ちゃんと見て。前に進むためよ。さよならするときが来たの」と促すエリア王女。
しかしアニーは「さよならはできない」と拒否します。
■グレタと、問題だらけのガーティー
一方グレタ博士は、ガーティーに対し(“幻影”の世界の中で)カウンセリングを行っていました。
グレタに「望み」を聞かれたガーティーは
「必要なのは友達」と答えます。
そして
・ロバートに恋をしたが、彼が死んでしまったこと
・そうしたらいいか分からなくなり、それ以降複雑な感情が生まれたこと
(突然泣きたくなったり、突然誰かを助けたくなったり、思いっきり傷つけてやりたくなる)
を話します。
「ねえそれってちょっと異常な感じじゃない?どう思う?」
と尋ねたグレタに対し
「あなたがヒステリーだからよ。あなたのせい」
と答えるガーティー。
「じゃああなたの生みの親は、幼稚な感情を機械にいくつかつっこめば、私の心を作り出せるって思ったの?
あなたはコンピューターよ。私の何をどれだけ持っているの?」
と戸惑うグレタ。
ガーティーは「あなたの怒りがいっぱい詰まっている感じよ。」と不敵に笑います。
怖くなり「ジェームズ!ここから出して!」と叫ぶグレタ。
現実のグレタも目覚め、ジェームズに“引き出しベッド”から出してもらいます。
「マクマーフィーって何!?」とグレタに問われ、うろたえるジェームズ。
(マクマーフィーは、第6話のフジタとジェームズの会話のなかにも出てきましたね。何のことなんだろう…)
■ガートルード女王の、恐ろしい企み
崖にいるアニーとエリア王女のもとに、一台の車が。
エリアは「来ちゃった。今すぐ私と別れて」と焦りますが、アニーはやっぱり「いやだ」と別れを拒否。
「ここにいちゃだめ」とエリアは諭します。
車に乗っていたのは…ガートルード女王でした。
アンニア(アニー)を獲物として狙っていた、恐ろしい女王ですね。
そしてその正体は、なんとガーティーだったのです…!
「お別れなど言う必要はないわ。アニー、取引をしましょう。元のみじめな人生に戻らなくていい。
自分を知りたいとか、探し求めることへの執着…そんな強迫観念に駆られていては幸せになれないわ。
一番の幸せは、自分を知らないこと。ここに留まれば幸せよ。あなたにぜひおすすめしたくて」
ガートルード女王はそう言って、アニーが“幻影”の中に留まるよう仕向けます。
…なるほど。
第6話でガーティーはオーウェンに対し
「あなたの友達のアニーは、私のように苦しんでる。彼女はそばに置いておきます。これまで集めてきた被験者と一緒に。」
と意味深な発言をしていました。
それは、友達がほしいガーティーが、アニーや被験者たちを自分がいる“幻影”の世界に閉じ込めておこうという「恐ろしい企み」だったということだったのか!!!
めちゃくちゃぞっとしました。
そこへやってきたタカ(オーウェン)!
「アニー!僕、タカになったオーウェンだよ!
助け合おうって約束したよね?そいつ嘘を言っている!」
必死にオーウェンは叫びますが、アニーにはタカの鳴き声にしか聞こえません。
うーんもどかしい!
ガートルード女王は(たぶん)タカがオーウェンだと分かっているので、彼がアニーを助けてしまってはまずいと思ったのか、彼をビームで湖に撃ち落します。
(“幻影”の中だから、何でもありですね。ビームとかも出せちゃう。すてき)
「私たちとここで一緒に暮らさない?ずっといつまでも。妹とも」
と誘うガートルード女王。
エリアは「二度と来ちゃダメ。お別れよ、前に進んで」と諭しますが、
アニーは「いやだ」と別れを拒否し、女王の車に乗り込んでしまいます。
しかし車は、エリアを残して出発してしまいました。
妹と一緒にいられると思ったのに…と、混乱するアニー。
「ちょっと、エリーは行かないの?だめ、待って!いやだ、止めて!」
叫ぶアニーに、
女王は
「誤解させたかしら?これはあなたとだけした契約だから。私たち、ずっと一緒よ。」
と不気味に言い放つのでした。
(この言い方が、めちゃくちゃホラーだった…。怖かったですね…)
その頃“現実世界”では、フジタが実験上の波形の異常に気づいて…。
というところで第8話は終わりです!
いやー、ここへきてホラーっぽい展開。ガーティーの暴走、かなり怖いですね。
お願いだ、フジタ博士助けてくれ~~!
『マニアック』第9話のネタバレ感想はこちら↓
Netflix『マニアック』第9話「ウテンゴッタ」ネタバレ感想&考察