ナイトシフト シーズン2 第5話あらすじ
第五話:「別れを告げる夜」
今夜は酷い濃霧が漂っていて、
車の運転もヘリや救急車を飛ばすことも出来ません。
TCとジョーダンとポールは医療講習を受けてそのまま病院へ戻る予定が、
アクシデントで車を運転できなくなってしまいました。
しかもそのそばには事故現場が。
どうやらトラックが崖から転がり落ちたようです。
サンアントニオ病院でも急患が相次ぎ、
3人の医師が不足したままで治療が始まっていました。
ナイトシフト シーズン2 第5話の感想
病院に運ばれてきた兄妹は母親が仕事で出かけた隙に二人で遊びにいき、
重症を追ってしまいます。
妹を助けようと川へ飛び込んだ兄も重症。
それを治療しようとしているドリューに、
やってきて患者を観察したトファーが怒鳴ります。
「彼は溺れているぞ!」
肺に水がたまっているのです。
何とか処置しましたが、
いつもより不機嫌で八つ当たりするトファーにドリューも態度を硬化させます。
実はトファー、軍医として従軍していたときに、
現地で仲良くしていた男性が嫌疑をかけられ、
拷問を受けたときのことを思い出していたのですね。
その男性が溺れて死んでしまったので、
患者の症状を見抜けたのでした。
彼は過去のそれを思い出してトラウマに苦しみます。
軍医というのは負傷した味方や捕虜の怪我や病気を治す人だと思っていたのですが、
トファーは拷問を受けて失神した捕虜の意識を回復させる役目も命じられていました。
彼は苦しみながら役目を果たしますが、
このシーンはもう可哀相で・・・。
患者の命を救うのが自分の役目であって、
苦しませるために治療するのではない、
悩みぬく彼は泣きそうですが、
見ているこっちも泣きそうです・・・。
一方、崖の下に転がっているトラックを発見したTCとポールとジョーダン。
トラックの荷台から声がするとあけてみれば、
何と少年少女たちの姿が。
皆逃げてしまいましたが中には負傷した男の子と女の子が二人、
大人の男性が一人いました。
医師達は彼らを近場の釣具屋まで運び、治療を開始します。
戦地で物もない中で経験をつちかったTCの知恵がまた生きます。
呼吸困難にならないように舌と顎を固定するといって
釣り針を差し込んだのにはびっくり&ドン引きしましたが、
仕方ないことなのでしょうねえ・・・
絶対やりたくないですが・・・
あれはごめんだ。
けが人で意識不明の大人の男性をさして、
アナという少女が叫びます。
「その人はコヨーテよ、私達を売る悪い人なの!助けないで!」。
ジョーダンは苦悩しますが、
「患者は選べない」というTCの言葉に頷いて、治療を開始するのです。
え、治療するの?
しちゃうの?
そう思った人は私だけじゃないはず(実際アナは叫びまくってましたが)。
だってその人が大丈夫になったら
この子たちまた売られちゃうんじゃないの?って。
でも医師は目の前の命を助けることが仕事ですから、
一生懸命やるのですね。
最終的にはこの判断は正しかったのですが。
男性の血液が足りないと見抜いたTCは、輸血しようとします。
まだ濃霧が酷くてヘリも救急車も出せない状況の中、
あるのは自分達の血だということで、
簡単な血液テストをした結果、TCが血を分けることに。
ジョーダンは止めますが、TCは言うことを聞きません。
心配するポールにTCはジョーダンとの出会いを語って聞かせます。
それはいいのですが、どうしてこの男、こんなに頑固なのでしょうね。
悪い男を死なせないようにするために、
これから先も何人もの命を救えるだろうTCの命を差し出すようなことを、
本当にどうしてするのでしょう。
ジョーダンは自分でも言ってましたが、
「心配で死にそう」だったでしょう。
見てるほうが辛いよね。
この時、頑固なTCにジョーダンが言った言葉、
「神を演じるな」というのはメモっておくべきですよね。
医師は、神じゃないんだよ、TC!!
重症の兄が落ち着くと、今度は妹が重態になります。
緊急オペで外科医のチャベスは新人医のクリスタを助手として立たせ、
彼女に執刀を命じます。
こうして現場を踏んでいくのですね。
この妹の危機を迎えることで、
チャベスには実は息子がいて、9歳のときに癌でなくなった、
という話をクリスタは知ります。
お~・・・どんどん惹かれていってるねえ、クリスタちゃん。
だけど君はケリーの恋人なんでしょ??
やばくない?
ケリーと付き合っていることは職場には秘密にしているので、
周囲の皆は急接近しているチャベスとクリスタが付き合っているのだと勘違いしています。
個人的にはケリーを応援したい。
負けるな、看護師!!
クリスタも、チャベスが気になるならちゃんとケリーと別れてからにしなさいよ~。
おばちゃん怒るわよ。
この重症の患者の兄妹はちゃんと助かるので、
ホッと胸をなでおろしました。
良かった、子供が苦しい思いをするのは本当にこっちも辛いです。
どんどん意識がなくなっていくTC、
輸血をする前に、怪我をしていた男の子が急変して
亡くなってしまったことを自分のせいだと責めるポール、
TCが心配でどうしようもないジョーダン。
やっとヘリが来た時、TCは意識がほぼありませんでしたが、
怪我をして意識を失っていた女の子が目覚めました。
するとこの子が叫ぶのです。
「アナよ!コヨーテはアナで、その人じゃないの!」
ジョーダンは耳を疑います。
アナって、あの女の子?
そういえばと周囲を見回すと、
そこにはアナの姿はありません。
どうやらヘリが来ると知って逃げたようです。
実際には、怪我をしていた男の子に麻薬を注射して殺し、
逃げたのもアナでした。
ポールの診断ミスではなく、彼は殺されていたのです。
何とアナはまだ10代でしょうに、
人身売買と殺人犯だったのです!
アナは逃げてしまいますが、
TCや男性はちゃんと病院へ運ばれて助かることが出来ました。
良かったねえ、TC!
命を投げ出して輸血した人が悪者じゃなくて!
いや、善人ではないようでしたが、
とにかく今回の黒幕ではありませんでした。やれやれ。
トファーは夜勤明けのパソコンの前で、涙をぬぐっています。
あの時戦地で自分が助けられなかった男性の子供が、
父親そっくりになって笑っている写真がありました。
トファーは帰還してからずっと、
彼の子供のためにお金を仕送りしていたようです。
彼のこと、彼を助けられなかったことを思い出した今夜のトファーは、
また子供へ送金するのでした。
過去は変えられないけれど、今の自分に出来ることをする、
それって本当に大切なことだなあと思います。
ナイトシフト シーズン2 第6話あらすじと感想