【13の理由】シーズン2第3話あらすじ&感想

NetFlixで配信中の人気ドラマ「13の理由」。

今回は、ジェシカにまつわる話がメイン。

胸が痛むようなシーンも多かったです…。

13の理由シーズン2第3話あらすじ

第三話「酔った尻軽女」

リストカットをして、病院に搬送されたスカイ。クレイは心配して病院を訪れるが「今はお互いに自分の問題を解決すべき」と、スカイから別れを告げられる。

一方、ジェシカはいよいよ裁判の証言台に立つことに。クレイは、ハンナをレイプしたブライスに関する証言をするよう、ジェシカに迫るが…。

13の理由シーズン2第3話の感想

今回は「人それぞれの(特に、男女の)生き方/物事の捉え方の違い」にスポットを当てている回でした。

 

ジェシカの

・女の子は外見や噂だけでレッテルを貼られて、中傷されるもの

 

・男子は自分がどんな人間か自分で決められる(一部の男子は別だけど)

 

・ほとんどの男子は分かってない。悪気の無い男子でも型にはめたがる。

という独白には、胸が痛みました。

 

今回、クレイは、ハンナをレイプしたブライスについて裁判で証言するよう、ジェシカに迫ります。

ハンナの自殺の原因としてかなりのウェイトを占めていると考えられるのがブライスの一件ですし、クレイを車で轢こうとしたのも、アレックスに脅迫状めいた手紙をよこしたのも、ブライス(または周辺の人物)によるものだと考えられたからです。

 

(話は逸れますが、アレックスに拳銃のハンドサインを向けるスコット、今回も怪しかったですね…)

 

が、ジェシカは

真実だけじゃ解決しない。あんただってわかっているでしょ」と、それを拒否。

ジェシカの目線に立てば、当然の反応ですよね。

自分がレイプされたことを思い出し、公の場で話すなんて、とてもじゃないけど無理です。

ハンナのお母さんも、ジェシカが学校での性差別について話してくれることを期待。

加えて、

「ジェシカが9番目のテープ(※ハンナが残したテープのうち、酔いつぶれたジェシカがブライスにレイプされるのをハンナが目撃してしまうという内容がのこされているもの。詳しくはシーズン1の9話参照)の子よ。質問して」

と弁護士に伝えたりもしていました。

 

(※「9番目の女の子」はシェリのことかと思っていたんですが、9番目のテープの話に出てくる女の子=ジェシカってことだったんですね、やっとわかりました)

ブライスの一件は、裁判の行方をかなり左右する要素なので、クレイやハンナの母がジェシカの証言を期待する気持ちもわかります。

ですが、それはあまりに酷ですよね…。

 

裁判の場で、学校側弁護人から

「ハンナとあなたが仲違いしたのは、原告側が主張する”リスト“が原因ではないのでは?

ハンナがあなたとアレックスや、あなたとジャスティンの中に嫉妬したからではないのか。

それとも何か、他に原因が?」

と責め立てられ、ジェシカはレイプのこと、レイプについて警察官から取り調べを受けているときのことがフラッシュバックしますが、涙目で固まってしまい、何も言うことができませんでした。

あと、アメリカの高校、地獄過ぎない??って改めて感じました…。

今回の話のタイトルにもなっている「酔った尻軽女」。

こう書かれた写真が教室に貼られてしまったジェシカ。

 

「真実とは関係なく女子は貶められる」

「1枚の写真がつきまとう。こうやってハンナは追い詰められたのよ。そして今は私」

と言っていたとおり、何かあれば面白がって拡散して、人を叩く…。

 

ってこれ、考えているとアメリカの高校だけの問題じゃない気がしてきました。

日本でもそうですよね。ネットでの「炎上」は1度火が付くと止まらないし…。

 

また、人種に関する問題も取り上げられていましたね。

ジェシカが、ハンナと自分がレイプされたことに関して

「ハンナはもういない。ハンナは優しくて繊細で白人だった。なのにあんな目にあったの。

 

私はブライスを相手に戦える相手じゃないの。私の言葉は無視される。わからない?」

と話すシーンがあります。

性別や人種によってレッテルが貼られて、それによって話を聞いてもらえるかどうかさえも左右される。

ものすごく生きにくい社会だなと感じました。

 

さらに、ジェシカとハンナにどんなすれ違いがあったのかもわかりましたね。

 

ジェシカ、アレックス、ハンナはもともと友達でした。

しかし、ジェシカとアレックスはひょんなことから交際をスタート。

 

ジェシカは「どんな女の子でも、ちょっと気にするものよ」と、自分とアレックスが付き合っていることがハンナにバレないように心がけますが、アレックスはいまいちそのあたりの心情が理解できない様子。

結局、ふたりが付き合っていることは、ハンナにバレてしまいます。

まあ、誰だって、仲の良い友達どうしが付き合い始めたのを見たら、祝福の気持ちはあれど、なんとなく気まずいですよね。

ハンナも「二人の邪魔はできない」と、やんわり距離をとります。

 

やんわり距離をとりつつも、友達のままでいたいのか、アレックスに「ジェシカとはどこまでいったの~?」というような際どい質問を冗談っぽく聞いてしまうハンナ。

これを、アレックスは

ハンナ、めちゃくちゃ嫉妬してキレてる。ハンナには関係ないのに。自分を中心に世界が回っていると思っているのかよあの自己中女

という風にとらえてしまいます。

 

これ、あるあるですよね!!!

1人蚊帳の外になっちゃったし、なんか気まずいから、冗談っぽく二人の関係に踏み込んじゃうところとか。

でも、その冗談がへたくそだから、気まずさが加速しちゃうところとか。

 

で、男の子は男の子で、なぜか「女の子は俺たちカップルに嫉妬しているぜ」みたいに捉える感じが強くて、ちょっと冗談を言われただけでもなぜかキレちゃって…。

挙句の果てに、アレックスはハンナの嫉妬・自己中っぷり(※あくまでアレックスの感想ですが)をジェシカに伝えてしまい、ジェシカもそれを鵜呑みに。

ジェシカは「ハンナが落ち着くまで、二人で距離を取ろう」とアレックスに提案します。

 

そーーーなんですよね。

なんか、女の子って、付き合っている男の子の意見に流されちゃうところがありますよね!!

彼氏の言葉のほうを信じちゃうというか。

アレックスと別れてからも、ハンナとジェシカのすれ違いは続いてしまいます。

ジェシカは、ジャスティンと付き合いますが、ジャスティンはブライスがジェシカをレイプするのを黙認。

ジェシカは酔っていて、そのことを覚えておらず、知りません。

でも、ハンナは、ブライスがジェシカをレイプするところを目撃してしまっていました。

ハンナは、レイプのことをジェシカに話そうとします。

でも、ジェシカはハンナがジャスティンと自分との仲を嫉妬していると勘違い。

ジャスティンは何もないようにふるまっているし、彼氏のほうを信じてしまっているんでしょうね。

ジェシカは「私たちの幸せを壊さないで、ほっといてよ」とハンナを突っぱねて、ハンナは「そう、わかった」とだけ答えて立ち去ってしまいます。

なぜか女子って「友情と恋愛、どちらを取るのか」みたいなところがありますよね。

別に、どちらかしか選べないものでもないのに。

ジェシカも、良き友達だったハンナを大切にできなかったことを悔やんで、ボロボロと涙を流します。

なんとなく、ここら辺は女子ならではの感覚なんじゃないかなと思いました。

 

…と、このように、今回はジェシカとハンナのことがメインでしたね。

 

ですが、ほかにもちょっと気になる動きがあったので、箇条書きでメモしておきます。

・ポーター先生、高校やめるってよ!

高校辞めるからなのか何なのか、ブライスの家を訪れるなど、何か動き出してますね。

今後どんな動きをしていくのか…

・タイラー、授業で出会ったサイラスとめちゃくちゃ仲良くなってる!

サイラスの家で、サイラスとその父と料理をしているシーンの会話が気になりました。

学校がいかに腐っているかを話しているくだりで、サイラスが「ヒーローは反乱を起こすものだ」と言っているんですよね。この言葉をきっかけに、タイラーが動いたりするのかな?と思いました。

・クレイ、相変わらず女子の気持ちが何もわかってないな!?

ジェシカが「毎日このこと(レイプされたこと、警察からの取り調べetc)を考えていてうんざり」と言ったときにクレイが「わかるよ」と返すんですが…

わかりっこないだろ!そりゃジェシカも「わかるはずない。周りからどう見られるか考えて服を選ぶ気持ち、わかる?どうしたらできるだけ肌を隠せるかって。鎧をまとうみたい。」と反発しますよ。

距離を取ろうとしているスカイに鬼電しているのもどうかと思うよクレイ。

スカイが入院していた病院のスタッフさんに「君は悪くない、あの子のために距離をおけ、自分を責めるな」と言われてましたが、クレイのためにもスカイのためにもそれが一番だと思うよ。

・ライアンが相変わらずウザい

シーズン1から変わらぬウザさ。安定のウザさ。

証言台でカミングアウトして、学校でみんなからの視線が気になってしまうコートニーに「お仲間にようこそ~♪」はないだろ。

 

次回はいよいよマーカスが証言台に立ちますね。マーカスも、かなりのウザキャラだったからなあ…

 

今後の展開にも期待です!

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【13の理由】シーズン2第4話あらすじ&感想

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