【13の理由】シーズン2第5話あらすじ&感想

NetFlixで配信中の人気ドラマ「13の理由」。

今回は、ライアンの証言がメインでした。

高校生は、理解できないものを嘲笑する」というセリフが胸に刺さりました…。

高校生だけじゃなく、そういうことってありますよね。

特に高校生だと顕著だけど。

 

毎回胸に突き刺さるドラマだなあと、つくづく思います。

13の理由シーズン2第5話あらすじ

第五話「ラインカー」

裁判では、ライアンが「ハンナの詩」について証言する。

そんな中クレイは、2枚目のポラロイド写真の中に、学校で使われているラインカーが写っていることを発見。写真は校内で撮られたのでは?と、撮られた場所の特定のため、校内を探し始める。

ジャスティンは、トニーと散歩に出る。その道中、高校の生徒が乗った車とすれ違ってしまい、ジャスティンが戻ってきたという噂はあっという間に広がる。

13の理由シーズン2第5話の感想

今回は、ライアンの証言がメインとなっている回でしたね。

ライアンは、ハンナの詩を証拠とするために、裁判所に呼ばれました。

 

ライアンは、ハンナが書いた詩(ちょっと性的なニュアンスが含まれている)を無断で学校新聞に掲載した人物です。

詩の作者が誰なのかは伏せられていましたが、ハンナ直筆のものをそのまま掲載したので、すぐに「詩を書いたのはハンナでは」と噂が拡散。

ますますハンナが追い詰められることとなったできごとでした。

(詳しくはシーズン1第8話参照)

ライアンはこの出来事について「素晴らしい作品だと思ったから公開しただけ」としていました。

シーズン1を見たときは、ライアンのこの言動に「なんて勝手なことをするんだろう」と憤りましたが、今回の話で、ライアンがなぜそのような行動をしたのかが分かりましたね。

彼女は自分の才能に気づいていなかった。彼女は愛に飢えていた。彼女の詩は皆に愛されると証明したくて詩を盗みました。でも間違っていた

とライアンは話します。

ハンナが皆から評価されるきっかけになれば…と考えてのことだったんですね。

 

ライアンは、ハンナに詩を書く際のアドバイスをたびたびしていました。

自分もはみ出し者として寂しい思いをしていたので、ハンナの友達になりたかったのです。

「ハンナが詩を書いたのは、誰かに聞いてもらって繋がりたかったから」

そう考えたライアンは、素晴らしい詩を皆に見てもらえれば、ハンナが評価されるはずと考えて、無断で詩を掲載するという行動に走ってしまったのでした。

 

しかし、詩を見た生徒たちはハンナのことを評価なんてしませんでした。

むしろいわれのない噂や誹謗中傷の声がどんどん大きくなり、ハンナは本当の自分を見失い、さらなる孤独へと追いやられました。

 

ハンナが、どんなに孤独な思いをしていて、すがる思いだったか。

それは、ジャスティンとメールのやりとりを続けていたという新事実からも見て取れますね。

あのジャスティンですよ?

全ての元凶のジャスティンですよ?

ジャスティンが、夜の公園でデートした時の写真を男友達に見せなければ。

それが拡散されなければ…。

ハンナが「アバズレ」というレッテルを貼られることもなかったわけです。

 

ジャスティンは、そのことを謝罪するためにハンナにメールをしていたようですが、そこからズルズルとメールを続けてしまったなんて、いかにハンナに話ができる相手が居なかったかということが分かります。

だって、普通そんな相手、話したくもないですよね。

 

「彼はよくない相手でしたが、人は選択を間違える。ひどく孤独な時は特に。」

 

「人は忘れるべき時でも過去にすがってしまう」

こうライアンが言ってますが、そのとおりで、ハンナはジャスティンにすがるしかなかったんでしょうね。

人とのつながり、自分を分かってくれる人。

これらが無くなると、本当につらいですよね。

 

今回の話の中で、ジェシカは、性犯罪に遭った女性が集まる自助グループへと出かけます。

そこにいたのは、学校で自分をやたらかまってくれていた女の子。

実は、ジェシカが自助グループに来るのをひそかにずっと待っていてくれたのです。

自分の気持ちを理解してくれる人が現れたことに、表情が晴れるジェシカ。

 

…このシーンを見て、ハンナにもこういう場があれば、自ら死を選ぶという結論には至らなかったんじゃないかなと思ってしまいました。

 

とても運の悪いことに、ハンナの周りには「ハンナに手を差し伸べたいけど、それが空回って逆効果になっている人たち」しかいませんでした。

「ハンナは人間関係に絶望してたのに、僕のせいでもっと孤独になってしまった。」

「僕はハンナの友達になれなかった」

ライアンはこう話していますが、ライアンは孤独なハンナを「詩が評価されれば助けられるはず」と暴走してしまい、それがハンナへの誹謗中傷を悪化させることになってしまいました。

 

タイラーだってそうです。

ジャスティンが撮った写真が出回ったとき、ショックを受けているハンナに向かって

「写真が出回っているみたいだけど…僕が言いたいのは、それでも君は学校一綺麗だ。また撮影をさせて…」

と言いました。タイラーなりに「酷いことがあったけど、君は素敵だから気にしないで」というのを伝えたかったのかもしれませんが、あまりに言葉選びにデリカシーが無さ過ぎました。

 

ジェシカの支えになろうとしてくれた女の子のように、そっと寄り添うこと。

傷ついている人に対しては、そんな存在が必要なんじゃないかなと考えさせられましたね…。

 

さて、ライアンの証言に関すること以外にも、いろいろと進展がありましたね。

 

まずは、今回の話のタイトルにもなっている「ラインカー」。

校庭に白線を引くための道具ですが、クレイは、2枚目のポラロイド写真(下半身丸出しのブライスと、顔は分からないが酩酊状態の女性が映っているもの)にラインカーが写り込んでいることに気づきます。

…つまり、この写真は校内で撮られたものだったのです!

 

おいおいブライス、校内で女子を泥酔させて襲ってその時の写真が残っているとかどんだけクズ野郎だよ…。

クレイは、校内のどこで撮られた写真なのか探し始めます。

 

この写真について、きちんと突き止められれば、今後の展開を揺るがす大きな証拠になりそうですよね…。

(同時に、ブライスが女の子を泥酔させて襲うようなクズ野郎だということが知らしめられることになるので、現在ブライスと交際中で脳内お花畑状態のクロエちゃんは、さぞかしショックを受けるのでは…とちょっと心配です)

その他の展開については、ざっくり箇条書きで失礼します。

 

・アレックス、ハンナが残したテープのうち、自分に関わる部分を何度も聞いているもよう。

手も震えちゃってるし、昏睡状態から目覚めて以降EDになってしまっていることも発覚。

かなりキツそうですね…

 

・ポーター先生、車のフロントガラスを割られるという嫌がらせを受けてましたね。

車の中には「身の程を知れ」と書かれたブロックが…。

ジェシカやアレックスの一件と同じ犯人なのでしょうか。

やっぱり、ブライス周辺の人物によるものなのでしょうか。

 

・ポーター先生、ジャスティン母のもとを訪れた際に、セスに絡まれて暴力沙汰に!

警察に連行されてしまいました!なんてこった!どうなるんだ!

 

・どんどん「はみ出し者」としての立ち位置を確立して行っているように見えるタイラー。

サイラスと一緒に血のようなインクで「assholes」と書かれたTシャツを作成したり、パンクを聞き始めたり…。大人しかった息子の変貌に、お母さんも戸惑ってます。

しかし、ジェシカの「酔った尻軽女」の張り紙はタイラーが犯人なのでは?とポーター先生から疑われていたのはかわいそうでしたね。

僕のカメラを壊したやつが犯人だ。なんで被害者の僕が責められて、犯人が野放し状態なんだ

とタイラーが憤っていましたが、ほんとそういうことばっかりですよね…。

 

…と、今回もたくさんの展開が絡み合って、いろいろと話が進みました!

次はどうやらザックが証言する模様です。

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【13の理由】シーズン2第6話あらすじ&感想

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