欲望は止まらない! シーズン1第1話のあらすじ
第一話:「怪我の功名」
太っていることでずっと苛められてきたパティは、ある夜ホームレスと喧嘩をして殴ってしまい、逮捕されてしまいます。
もう一方では趣味のミスコンのコーチで濡れ衣を着せられ悪評が立ってしまって仕事も家庭もすべてが危機に陥ってしまった弁護士のボブは、父親に命じられてパティの弁護を引き受けることになるのです。
崖っぷちにいる二人が出会ったことで、人生の歯車が回り始めます。
欲望は止まらない! シーズン1第1話の感想
子供って、本当~に残酷な生き物なんですよね。
ちょっと体形や考え方が違う、父親や母親の仕事が違う、目立つ、などのことで、いじめの標的にされます。
パティは女子高校生ですが、太っていることでいじめにあっています。
食べることで不安を紛らわせてきたために食欲が酷く、太っては無理なダイエットを繰り返してついに学校で倒れてしまったのです。
そんな彼女に優しく手を差し伸べてくれたのがブリック・アームストロングという男の子でした。
パティは感激しましたが、唯一の友達にプッシュされて、ブリックをお茶に誘うのですが、断られてしまいます。
今が人生ドン底~と思った彼女は、コンビニの前に座り込んでやけ食い。
そこへホームレスが現れるのですね。
そして彼女にお金をせびるのですが、嫌がると
「チョコバーを食ってるのか?いらないだろデブ」
と体形をバカにされるのです。
思わずパティはホームレスをパンチ!彼の鼻を折りますが、ホームレスもやり返して彼女の顎を殴り、骨折させてしまうのです。
殴ってしまったときは、「いいぞ!」と思いましたけど・・・いや、危ないですよね。
結局顔面を殴られて顎を骨折しちゃったわけだし。
そして弁護士のボブです。
彼は成功した弁護士で素晴らしい家族にも恵まれ、社交界のトップをひたはしっていました。
ところがボブには趣味があって、それは女の子を美しく磨き上げること。
ミスコンのコーチをしているのですね。
今回彼が担当していた女の子は外見は美しかったのですが、おつむがちょっと微妙でした。
大切なインタビューで的外れなことをいい、優勝を逃してしまうのです。
それを怒ったレジーナという名前の母親が舞台へ上がりこみ、ボブを指差して「彼のせいよ!」と叫ぶのですね。
彼が、娘を性的に虐待していたから負けたのだ、と。
ボブは勿論反論しますが、証拠がないために一気に評判はがた落ち、児童性愛者のレッテルをはられ、仕事も失ってしまいます。
父親の事務所に所属していたため弁護士ではいましたが、父親にも見放されてパティの弁護を無料奉仕で受けて来いといわれるのです。
最初は仕方なく引き受けたボブも、裁判所の前でパティと会って仰天。
何と彼女はすっきりとやせて美少女になっていたのです。
それはホームレスに殴られて顎を骨折し、流動食しか食べられなかったために強制ダイエットをしたから。
ボブは彼女こそが、自分を救う女神だ!と確信するのですね。
彼女をミスコンに出して優勝させ、自分の汚名をそそぐこと、そして太って苛められていた彼女を救うことを決意するのです。
そのためにはまず無罪放免させなければならない!と思ったので、俄然張り切りだします。
まずはパティの外見と整えて、更に美女へと変身。
その理由は、人を殴らなさそうな美人にするためです。
パティはボブのアドバイスを受け、裁判長や陪審員達を誘惑すべく映画で勉強を開始、
ひとまず自分が先にホームレスを殴ったと証言していたコンビニの店員を誘惑し、証言を曲げさせます。
ボブが何度もパティに「君は美人だよ、外見も内面も」と言って自信を持たせたかいもあって、
裁判では逆転勝利!パティは無事無罪放免になります。
これに力を得たパティは、今まで辛い思いをさせられてきた、皆に復讐をしたいと言い出すのですね。
そこでボブは、
「幸せになることこそ最高の復讐さ。僕に任せてくれ。
ミスコンに出て、トップまで上り詰めよう!」
と話します。
最初は興奮して話を聞いていたパティの母親は、そこで急に娘に嫉妬しだすのですね。
ダメよ!と叫んでもっともらしい理由を説明し、パティを連れ去ってしまうのです。
ボブはせっかくミスコンに出られる逸材をみつけたのに、と意気消沈。
妻のコラリーと爪の手入れにいきながらパティのコーチをしたいことを愚痴っていましたが、
何かと張り合っている検察官の「ボブ・(色男)・バーナード」のことに文句を付け出すと、
目の前に彼の娘のマグノリアがいて仰天します。
父親のこと、マグノリアに対する文句を謝りましたが、マグノリアは「父のことはわかる」と返事をするのです。
そして、「父を悔しがらせたいならあなたが私のコーチをすればいいわ」というのですね。
マグノリアはボブの息子のブリックの元カノですが、ミスコンではいつも優勝者です。
彼女をコーチすれば自分の名声も取り返せる!と考えたボブは喜びますが、
約束した夜にいってみると何と彼女は自分を誘惑しはじめる始末。
しかもその時、息子がマグノリアをたずねてやってくるのです。
何とか逃げ出したのですが、ボブは意気消沈。
自分の人生は今が底で、何のために生きているのだろうと考え出し、ダッシュボードから銃を取り出して自分にむけるのですね。
しかし、ここでパティから電話がかかってくるのです。
彼女は母親のアル中更正会で例のホームレスを見つけ、復讐を企んで彼とモーテルへいっていたところでした。
しかし酒を飲んでホームレスが眠ってしまったので、やけになってチョコバーを食べようとするのです。
しかしその時つけたテレビでは、彼女が大好きなドリュー・バリモアの映画が放送中でした。
パティは考えるのですね。ドリューなら、どうしただろう、と。
画面の中では燃え盛る建物。
彼女は振り返り、ホームレスが飲んでいた酒をベッドにまいてから、マッチで火をつけるのです。
パティはボブに話しかけます。
「あなたの言うことが正しいわ。
幸せになることが最高の復讐よ。
ミスコンの話、乗るわ」
と。
車の中で自殺しかけのボブは微笑みます。やっと、自分にも運がまわってきた、と。
*
うーん・・・という感じですね。
ボブは、確かに可哀相です。自分でさんざん努力してきて弁護士にまでなり、社会的地位も登りつめたところでイカレた母親から濡れ衣を着せられて、一気に転落。
まともな方法で再起をはかるわけです。
だけどパティがねえ・・・。
強制ダイエットで美人になって、無罪になったことでちょっと興奮してるんだろうと思います。
復讐の鬼に、しかも手段を選ばない鬼になってしまったようですよ。
貞操観念もさほどなさそうだし・・・・この先がちょっと心配ですが、色もはっきりとしたコメディ(ブラック・コメディ?)でテンポがいいので観やすいドラマですね。
次はいよいよ、ミスコンと復讐がはじまるのですね~!
欲望は止まらない!シーズン1第2話のあらすじと感想はこちら↓
欲望は止まらない!シーズン1第2話のあらすじと感想