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Netflix『マニアック』第7話「雲の湖へ」ネタバレ感想&考察

Netflixのオリジナルドラマ「マニアック」。

 

第7話は、26分とかなり短め!

全話のなかで、一番短いエピソードです。

テレビのように1話=1時間というような枠がないから、エピソードごとに自由に作られているのもNetflixならではですよね。

短めのエピソードですが、今回も“幻影”の中のお話なので、ちょっと頭が混乱するかも?

過去のエピソードをおさらいしながらレビューします。

マニアック第7話「雲の湖へ」あらすじ

C錠の実験がスタート。オーウェンとアニーは、別々の“幻影”の世界に。

オーウェンは、裏家業の一家“ミルグリム家”の一員でありながら、警察のスパイでもあった。

一方アニーは、病弱な王女を導く“案内人”として、ファンタジー世界で王女とともに旅をする。

マニアック第7話「雲の湖へ」のネタバレ&感想

さて、今回は最初からちょっぴりネタバレをしますね。

いいですか。

 

今回、まさかのちょっとグロいシーンが出てきます!!!

 

けっこう血が出ます。

 

血が苦手だよ~~という方、8分30秒~9分00秒くらいまでの間、お気を付けください…。

私はホラーやスプラッターなど全然OKなタイプなのですが、まさかこのドラマで流血シーンがあるとは思わず、ちょっとビビりました!笑

■“幻影”の中のオーウェンと父

いよいよC錠の実験がスタート。

オーウェンは再び“幻影”を見始めます。

酒場で父と話しているオーウェン。

(私は、海外俳優さんの顔を覚えるのが得意ではないという弱点があるんですが、最初お父さんかどうか自信がなくて、第1話のお父さんが出てくるシーンを見直して“やっぱりお父さんだ!顔が一緒!”と確信が持てました。笑)

 

父から「今までお前には言っていなかったんだが…

と、もう一人兄がいたことを明かされます。

オーウェンが生まれるずっと前に生まれた兄は、

・感情が複雑で、ひっきりなしに泣いていた

・隠し癖があった。

・嘘ばかりついていた

という問題があり、生後4か月の時に里子に出した…と。

「嘘ばかりついていた、だって?赤ん坊は喋れないだろう」

とツッコむオーウェン。

(ごもっともなご意見です)

でも父は話を変え、

「あの会計士にドリルで穴をあけた件で、お前に罪をかぶってもらいたい。

 

お前が自首して、頭がイカれてるふりをしろ。

 

裁判官はお前の表情を見て、ただの精神異常者と思うさ」

とオーウェンに頼みます。

…これは、現実世界のオーウェンが、父や兄から「兄の裁判で証言してくれ。兄が助かるように、嘘をついてくれ」と頼まれていることと繋がりますね。

「俺は完全に正気なのに、なぜそんなことしなきゃならない?」

と尋ねるオーウェン。

父は

「さあな。俺への愛を信用できない。お前を信用できないんだ」

と答えます。

この父の発言、ちょっとヤクザ感ありますよね。

ヤクザ映画とか見ていると、ヤクザの親玉が舎弟に対して

俺への愛を見せてくれや」とか言って無理を頼むシーンが出てきますよね。笑

“幻影”の中の父は、裏社会の人間なんだろうか…。

オーウェンも三つ編み?ドレッド?のような髪型だし、裏家業をしている一家なのかもしれませんね。

父との話を終えたオーウェンは、フランクに「例の青い錠剤を2錠くれないか」と打診。

一度は断るフランクですが、オーウェンに懇願され、しぶしぶ錠剤を渡します。

二人がいる部屋のテレビには、ファンタジー映画が映っていました…。

■“幻影”の中のアニーと妹

テレビの中のファンタジー映画の世界。

「ガートルード女王は獲物を見つめ、攻撃の瞬間を待ち構えていた。

 

アンニアは相変わらず過去にとらわれたまま。森で警告されてもそのまま進みます。

 

酒と欲で目がくらみ、エリア王女を雲の湖へ連れて行くという任務を遂行できないまま、失敗を繰り返していたのです…」

 

ナレーションが流れた後、エルフの女性二人が映ります。

第6話の最後にも出てきた二人ですね。“幻影”の世界の、アニーとその妹です。

さっきのナレーションから考えれば

アニー…アンニア

妹…エリア王女

でしょう。

エリア王女は病に侵されていて、死から救ってくれる「神秘の水」がある「雲の湖」を目指して旅をしています。

アンニアとは“契約”をして、案内人になってもらい、旅の先導をしてもらう約束をしているのでした。

エリア王女はアンニアについて「不愛想だけど優しいエルフの案内人」と話していて、好意を持っているようですね。

アンニアとエリアが“契約”関係にあることは、現実でのアニーと妹の関係性に似ています。

第5話の「近接検査」のシーンでアニーは、

妹とは協定のような関係だった。小さい頃は自分が妹の世話をしていた

と語っていましたよね。

■オーウェンはスパイ?そして、恐ろしいミルグリム家

場面は変わって、再びオーウェンの“幻影”の中。

(今回はどうやら、アニーとオーウェンが1つの体験を共有するわけではなさそうですね。二人とも別々の“幻影”を見ています)

“対立通り”のモーテルに来たオーウェン。部屋の中には、アデレイドとカールが。

 

ここでちょっとおさらい!

 

アデレイドは、現実世界だとオーウェンの兄・ジェドの婚約者です。

オーウェンは彼女にちょっと好意を寄せていましたよね。

カールは、現実世界だとネバーディーン製薬のスタッフです。

(第6話で、アニーとオーウェンが1つのポッドで話しているときに注意しにくるなど、被験者とのかかわりもあるから、オーウェンの脳内に印象づけられていたんですかね)

アデレイドとカール、オーウェンは何やら“密談”のような雰囲気。

そしてアデレイドは「ねえオーウェン、あなたならできるわ」と彼に発破をかけます。

“ミルグリム記念館”に入ってゆくオーウェン。

そのようすを、監視室(車?)のようなところで、アデレイドとカールが盗聴しています。

あの薬は上物だ。ジェドは警官のくせにどうやって手に入れた?

さあね。証拠保管室から盗んだとかじゃないかしら?

俺もあそこの鍵がほしいよ

という二人の会話から、もしかしてアデレイドとカールは警察の人間?ということが推測できます。

オーウェンは裏家業の一家のメンバーだけど、警察とも協力して“スパイ”のような立ち位置にいるんでしょうか…。

“記念館”の中で、オーウェンの父はある男に尋問をしていました。

取引の金を、男が盗んだ疑いがあったのです。

必死に弁明する男。

しかし父は

「ドリルをくれ。俺は本能で嘘を見抜けるんだよ。

 

ミルグリム家の者にはみんな特殊能力があるんだ」

と、男の頭にドリルで穴をあけます。

 

そう、ここが冒頭で注意喚起した、ちょっとグロいシーンです。

いきなり血がいっぱい出たからびっくりした…。

 

返り血を浴びながらも、楽しそうにドリルで穴をあけまくる父の顔、めちゃくちゃサイコでしたね…怖かったー。

■姿の見えない刺客

場面は変わって、アニーの“幻影”の中。

アンニアは森の中を、酒を飲みながら進んでいます。

そこへ、突然彼女めがけて矢が!

木に隠れて回避しますが、地面に落とした水筒(彼女の大好きな酒が入っている)を射抜かれ、アンニアは激怒。

矢の飛んでくる方向へ走り出し、相手に向けて矢を放ち、見事命中します。

(相手は“透明”で姿が見えませんでしたが、射抜かれた瞬間、姿を現した)

射抜いた死体を見に行くアンニア。

死体を確認してみると…そこにはなんと自分自身の姿が。

(えっ、どういうこと…?自分で自分を倒した的な、打ち勝った的な、そういうこと…?わからん…)

戸惑うアンニアでしたが、そうこうしていると後ろから甲冑を着た男性に襲われ、倒れてしまいます。

倒れたアンニアに、なんとトンボが話しかけてきます。

「やっと話せる。君に追いつくのは大変だったんだ。ときどき暗殺者が出てくるけど、君の心の悪魔かも。」

それだけ伝えて、トンボはまたどこかへ飛んで行ってしまいました。

そこへやってきた、山賊のような男性たち。

「エルフなんかお目にかかったことはねえ。でも今日はこれで3人目だ。ノラ様のところに連れていけ」

そう言って、気絶しているアンニアをどこかに連れて行くのでした。

■またもオリヴィア登場

場面は変わって、オーウェンの“幻影”の中。

オーウェンは

「くそくらえ!もうたくさんだ!俺はもう抜ける。

 

親父に見つかるさ、いつもそのパターンだ。奴には第六感ってやつがあるんだ」

と、自らがスパイ状態のこの状況からリタイアしたいと、アデレイドとカールに打ち明けます。

そんなオーウェンに

「あなたが必要なの。一緒にやろう、お願い、私のために」

と頼むアデレイド。

断ったら?」と聞くオーウェンに

刑務所行きね」と答えます。

ここで、現実世界のオーウェンとアデレイドを思い出してみましょう。

 

オーウェンは、名家と言われる“ミルグリム家”から浮いた存在。

アデレイドは、オーウェンの兄・ジェドの婚約者ですが“ミルグリム家”についてはちょっとウンザリしているようでした。

第1話で、この二人が会話をするシーンがありましたよね。

ミルグリム家でのパーティーの最中で二人きりになったオーウェンとアデレイド。

オーウェンは

「今夜この後、二人でここを抜け出そうよ。新しい身分のパスポートも用意して、遠くに家を買う。ぼくは本気だよ」

と、アデレイドに提案しますが、

アデレイドは「からかっているんでしょう」と笑って、オーウェンも「引っかかったね」と冗談めかして笑います(でも、オーウェンは本当に本気だったと思うんですよね)

 

アデレイドとオーウェンといえば、ミルグリム家に辟易していて、抜け出したがっている二人。

だから“幻影”の中でも“ミルグリム家”と対立する警察とそのスパイという役柄なのでしょう。

結局スパイを続けることにしたオーウェン。

父の車を尾行し、ダイナーにたどり着きます。

そこには店員として、なんとオリヴィアが。

オリヴィアと言えば、現実世界のオーウェンが昔片思いをしていた女の子ですね。

第4話での“幻影”の世界でも、第5話での“幻影”の世界でも登場しました。

オーウェンにとっては、よっぽど印象深い人物なのですね。

オーウェンに「同じクラスのオリヴィアよ。ご注文は。」と話しかけるオリヴィア。

コーヒーを注文されたので準備します。

注文を待つ間、そばにあった新聞を見るオーウェン。

そこには、第1話で出てきた“パパの家”の広告が…。広告には、アニーが写っています。

(ちょっとこれ意味深ですよね)

 

オリヴィアはコーヒーを提供しつつ

教室で話そうと思っていたんだけど…

とオーウェンにある頼みをします。

「ノートをしっかりとっているでしょう、それでこれから期末試験があるから、一緒に勉強しない?」

と。

現実世界のオリヴィアのことについては、オーウェンが第3話で語っていましたが

「昔片思いしていたオリヴィアに、歴史のテスト前に勉強を教えてと頼まれた」

と話していましたね。

“幻影”の中でも同じ設定なんですね。

…それにしても、今回の“幻影”の中のオーウェンだと、とてもじゃないけど授業のノートをしっかりとっているようには思えないんだけどな。笑

長髪にタトゥーの入った肌だし。いやいや、人を見た目で判断しちゃいかんですね。笑

■アニー、“幻影”の中でめざめて“明晰夢”の状態に

場面は変わって、アニーの“幻影”の世界。

ノラの屋敷に連れてこられたアンニアとエリア。

エリアはまだ気を失ったままです。

アンニアはノラから「二人はどうやって出会ったのか」と問われ

「別に普通。酒場で知り合ったの。彼女は迷子で病気だったし、断れなかったのよ。」

と答えます。

「でも、彼女が頼んだ案内人であるあなたは、ガートルード女王が差し向けた“見えない刺客”に追われている。王女はそのことを知っているの?」

このノラの発言から、冒頭のナレーションにあった

「ガートルード女王は獲物を見つめ、攻撃の瞬間を待ち構えていた。」

の“獲物”は、アンニアのことなのかもと推測できますね。

“ガートルード女王”といえば、有名なのは「アラビアの女王」「砂漠の女王」とも言われたイギリスの考古学者「ガートルード・ベル」ですが、何か関連があるんでしょうか…。

(ちなみに「ガートルード・ベル」の伝記映画もありますね。ニコール・キッドマン主演の『アラビアの女王 愛と宿命の日々』です)

 

ノラの質問に対し

余計なことは知らせていない。それに誰だって誰かに追われている」と答えるアンニア。

と、ここでエリアが目を覚まします。

「ご親切に。どう報いたらよいのでしょう」

と、ノラに礼を言うエリア。

「私たちは病の治療のため、神秘の水を探しています」

エリアがそう言うと、ノラは「雲の湖ね」を即答。

「ご存じなの?私は母から死の呪いを受け、死にかけてリバーデイルの森を出たの。

 

伝説を頼りに。そして神の恵みを得て、現実になりかけています。アンニアが私を救い出してくれる」

そう話すエリアに、ノラは

場所を知っているわ。教えてあげましょう。」

と答えます。

…エリアが“母から死の呪いを受けている”というのも、現実世界のアニーたち家族とリンクしていますね。

アニーたち姉妹の母親は、アニー曰く「身勝手」。

両親は離婚し、アニーは母親との関係性に問題がありました。

ノラは夫のユーリックに「魔法の鏡」を持ってこさせ、アンニアに鏡をじっと見つめるよう指示します。

「王女ではなく、なぜ私に見せるの?」と戸惑うアンニアでしたが

ノラから

「鏡は2人のうち1人が見ればよい。あなたがたの運命は絡み合っているし、私はどちらかといえばあなたの見るものに興味がある」

と言われ、鏡を覗き込みます。

ノラから「何が見える」と問われても、唖然としたような表情で戸惑うアンニア。

エリアからも「何が見えるの」問われ、やっと口を開きます。

アンニアが見たのは、二人の少女…。

おそらく姉妹で、妹が前に身を乗り出して、姉が妹に口紅をつけている様子でした。

妹は姉のことを大好きで、母親が帰ってきたと思って支度をしている。でも母親は入ってこない。

そして、姉妹はアンニアとエリアだった…。

これは第5話で、フジタによって“幻影”の世界から切り離されたアーリー(=アニー)が見た光景に似ていますね。

その光景では、ネバーディーン製薬のポッドの中に姉妹がいて、姉は妹に化粧をしてあげていました。

妹が「ママは帰ってくる?」と尋ねると、姉は話題を変え

「オオカミさんの話をしましょう」と妹に言い、妹はおとぎ話の暗唱をしていました。

アンニアが鏡の中に見た光景を聞き、「それ、どういうこと」と戸惑うエリア。

アンニアも「運命だったのね。出会うべくして出会ったってこと?」と驚きます。

エリアとアンニアに、雲の湖の場所を教えたノラ。

ノラはエリアに「呪われていても、あなたは彼女の目となりなさい」と伝えます。

アンニアは、ノラの侍者(?)の一人に

グレッグ・FUN・ナズランドね。クソ野郎め」と吐き捨て、荷物を受け取ります。

 

…グレッグ・ナズランドと言えば、アニーと妹の交通事故の相手。

「彼が居なければ事故は起きなかった」と、アニーがかなり恨んでいる相手でしたよね。

でも、今回の“幻影”の中のグレッグ・ナズランドは、害のある存在に見えませんでした。

それでもアンニアは怒っていた。これは何故なのだろう…。

ノラのもとから旅立った二人。

エリアは

「さっき言っていたことは本当?鏡に私たちが写っていたの?」

とアンニアに問いかけますが、アンニアは彼女のことを強く抱きしめます。

ここの、アンニア…というかアニーですね。

アニーの顔が「やっと妹に会えた」という感じで、めちゃくちゃ泣けました。

エリー、私よ、アニー。わかるでしょう

とアニーが話していることから、もうこの“幻影”の世界ではアンニアではなく、アニーとしての意識があることがわかります。

つまり、夢の中でそれが夢と気づき、夢を意図的にコントロールできるようになる「明晰夢」のような状態ですね。

しかしエリアはあくまで“幻影”の中の住人。

アニー(アンニア)の問いに対し

「ええ、アンニアでしょ。私の案内人でしょう」

と答えますが、アニーは

「そう、そうよね、だってこれはくだらないファンタジーの中。ははは。私の一番嫌いなジャンルなのに。」

 

「そうかこういうの好きだもんね。エリーの好みでしょ。あんたの好きなジャンルだからね。」

 

と笑い飛ばします。

 

やっと妹と会えて、そして今いる“幻影”の世界の設定が、妹の趣味によるものだとわかって、なんだか憑き物が落ちたような明るい表情でしたね。

しかし、楽しい気分もつかの間、激しく咳をするエリア。

アニーは心配します。

■その頃、現実世界では…

被験者たちが“幻影”の世界にいるなか、現実世界ではグレタ博士がガーティーとコネクトしたまま。

(“引き出しベッド”に寝たままの状態)

ジェームズはそんな母を見ながら

「どうせ僕の失脚を企てているんだろう。被験者たちを僕に背くように仕向けている」

と疑心暗鬼になっているようす。

フジタは

「今のところ主要な計測器は完璧よ。彼女は役立ってるわ。すべてを破壊するわけじゃないのよ。」

と話します。

「こんな穏やかな母は初めて見たよ。いったいあの中で何をやっているんだ?」

とジェームズが言っているとおり、グレタ博士がどのようにしてガーティーのカウンセリングを行っているのか気になるところですね…。

 

と、ここまでが第7話でした!

アニーに、ちょっぴり希望の光が差すなど、本当にULP試験で被験者たちを快方に導けるのでは…?というのが見えてきた回でしたね。

アニーは、そしてオーウェンは、どのようにトラウマと“対決”するのか。

そして、グレタ博士のカウンセリングは?

ガーティーも、ムラモトの死という悲しい事実から立ち直ることができるのかなど、いろいろ気になることが山積みですね。

残すところあと3話…!あっという間だ…!

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