Netflix「このサイテーな世界の終わり」シーズン1第4話ネタバレあらすじ&感想

Netflixで配信されているオリジナルドラマ「このサイテーな世界の終わり」。

前回は、二人がある豪邸に不法侵入するものの、アリッサが家主から襲われてしまい、ジェームスが家主を刺殺してしまうというシーンで終わりました。

かなり度肝を抜かれる展開でしたが、果たしてその後どうなってしまうのでしょうか。

このサイテーな世界の終わりシーズン1第4話あらすじ&感想

不法侵入した豪邸の家主を殺してしまったジェームスとアリッサは、証拠隠滅をはかる。

しかし思わぬところにミスがあり、警察は二人の情報をつかんでしまうことに…。

ジェームスとアリッサは駅からアリッサの父の家へ向かおうとするが、その途中で二人の心には大きな距離が出来てしまう。

■証拠隠滅

豪邸の家主を殺してしまい、嘔吐するジェームス。

(あれだけ“人を殺してみたい”と思っていたけど、実際やってみたらダメだったみたいね)

ジェームスは

「警察に行くべきかな?でも、やつは君を襲おうとしたんだから正当防衛だよね」

と動揺しますが、アリッサは

「私たち不法侵入したんだよ。それに警察が信じると思う?」

とどこか冷静そうにみえます。

(しかし、アリッサは内心“やばい、やばい”と動揺していました)

アリッサは「死体を捨てよう」と提案。

しかし、二人で死体を持ち上げようとするものの、重くてダメでした。

「掃除しなきゃ。私たちが居た証拠を消さないと。目撃者はいないから、証拠を消せば大丈夫。漂白剤を探して。靴を脱いで血をふき取りなよ」

とテキパキ指示をするアリッサ。

(この家、漂白剤が大量にある家でよかったよね。前回、棚に漂白剤が大量にあるのはなんでだろう?と思っていましたが、家主が連続殺人鬼だから、その掃除のために置いていたものなんでしょうね)

ジェームスは

“アリッサは冷静に見えた。僕は言われた通りにすれば大丈夫だ”

と彼女を頼りにしますが、アリッサは

“これってまずい。めちゃくちゃまずい状況”

“これでうまくいく自信はないけど、でもテレビで人殺しがこうするのを見た”

と内心焦りながらも、なんとか行動していたのでした。

 

BGMをかけつつ、家じゅうをくまなく掃除する二人。

 

ジェームスはその最中、死体をじっと見つめます。

“実際に人を殺したら、想像とは違った”

と思っていたのです。

死体をじっと見つめるジェームスを見つけ、アリッサは

「何してんの」と声をかけますが、ジェームスは

「わからない」

とだけ答えます。

 

アリッサは“この人何してんの?”と困惑。

 

「なんでこいつを殺したの」とアリッサが尋ねると、

ジェームスは

「こいつは君を痛めつけようとした。本当だ」

と答えました。

ジェームスは、例のビデオカメラとポラロイド写真を持って、アリッサに見せました。

そして、写真を死体の周りにぐるっと並べることにしました。

(こうしておけば、家主が卑劣な連続殺人鬼だということがわかりますもんね。捜査をかく乱させることができそうです)

これで証拠隠滅は完璧…と思われましたが、ジェームスは独白で

“後になって分かったことだけど、僕らはミスを犯した”

と語っています。

確かに、何かがベッドの下に落ちているようす…。でも一体何だろう?

■この人どこかおかしい

アリッサは、ジェームスに話しかけたときのことを

“あのとき、人生がめちゃめちゃになるような何か大きくてすごく恐ろしい何かがこのとき始まった”

と思い返していました。

つまらない街や学校生活にうんざりしていたアリッサ。

そんな中で“この人だけは何か違う”と感じ、ジェームスに話しかけて、二人での逃避行を始めたはいいものの、ジェームスが本当に“やばいやつ”だってわかって、戸惑っている…って感じですかね。

 

だって、ジェームス人を殺しちゃったわけですからね。

というかそのまえに、なぜか狩猟用ナイフを携帯していたわけだから、冷静に思い返せば「なんでそんなもの持ってたんだろう。この人、想像以上にやばい人なのでは?」と思ってしまいますよね。

 

二人は血まみれの衣服を脱いで、家主の家に着替え、汚れた衣服は燃やしました。

 

「死体が見つかる前にパパの家に行こう。」

こうして、二人はまた歩き始めました。

道中でジェームスが

「そのジャケットは洗わなくていいの?」

と尋ねますが、アリッサは

「血は付いてないし、それにこれは手放したくない。パパのだもん。」

と答えます。

そうこうするうちに二人は駅に到着。

本当ならすぐにでも電車に乗って遠くへ行ったほうがいいはずなのに、ジェームスは

「少し待ってから乗ろう。この時間帯はピーク料金だから高くつく」

なんて、のんびりした提案をします。

アリッサは

“この人どこかおかしい…”

とジェームスに距離を感じるように。

そして

“最悪!私たちまじで人を殺しちゃった。誰かが見てたかも。家を出ているところを見ている人が居たら、きっと私たちに気づく”

と動揺し、変装しようと提案します。

 

“美容師になれそうな腕前”のジェームスの手により、アリッサは金髪になり、髪もだいぶ短くなりました。これならバレなさそう!

 

ただ、ジェームスの変装は、別人に見えるレベルではなく、あまり成功したとは言えませんでした。彼が着たアロハシャツはぴちぴちだし、全然似合ってなくて笑えました。

「なんかすごく静かだね。ヤな感じ」

と、静寂を気にするアリッサ。脳裏には、殺したときのことがよぎります。

「あのナイフどうしたの。あいつを殺したナイフだよ。あれ、あんたの?」

そうアリッサに聞かれても、ジェームスは何も言いませんでした。

■トファーの証言

一方その頃、例の豪邸には、家主の母親が訪れていました。

そして遺体を発見してしまいます。

…しかも、あろうことかジェームスとアリッサがせっかく並べたポラロイド写真は、母親の手によって燃やされてしまいました。

もう~~!!これじゃあ、家主がやばいやつだってことが伝わらないじゃないか!

 

その後、豪邸には警察が捜査に訪れます。

そして鑑識が、例の“ベッドの下に落ちていたモノ”を発見!

それは、前回アリッサが豪邸に連れ込んだあの男・トファーの財布でした。

取り調べを受けるトファー。

彼の証言により

・トファーは、17歳の女子高生・アリッサと出会い、豪邸に連れ込まれたこと

 

・アリッサの特徴

(むすっとしていて、顔はまあ普通。服装は、Tシャツにジーンズ、それと古臭いぶかぶかの茶色いレザージャケットを着ていた)

 

・彼女には、ジェームスという連れの男の子がいた

ということが警察にバレてしまいます。

第2話のラストで、ジェームスのお父さんが警察に電話していましたよね。

あそこでおそらく、捜索願を出したんだと思うんですよ。

そうなると、警察が捜索願と取り調べの内容を照合したら、簡単に足がついてしまいそう…。

それに加えて、彼らは元軍人の男から金を奪うという強盗事件も起こしていますしね。

さらに言えば、例のジャケットですよ。

アリッサは「パパのだもん」と手放そうとしませんでしたが、これも手掛かりになっちゃうんじゃないか…?

その後の捜査で、トファーは“シロ”だということが明らかになります。

(死亡推定時刻、彼はパーティーに参加していて、大勢の参加者が彼を目撃していたからアリバイがある)

■バラバラになる二人

そんなことになっているとは露知らず。

ジェームスとアリッサはハンバーガー店で腹ごしらえをすることにしました。

ジェームスは、アリッサの態度がどこかおかしいと感じていました。

彼女を安心させようとしたのか

「あのナイフ、父さんに貰ったんだ。狩りのためだよ」

とナイフの出所について話したり、

 

“自分は冷静だから大丈夫”というアピールをしようと、調味料のパックをテーブルに一列に並べたりしますが、効果無し。

 

…そりゃ効果ないだろ!

目の前で突然、調味料のパックをおもむろに並べ出してみいよ。

どう見ても変な人だよ!

 

アリッサも当然

“この人絶対にどこかおかしい”

と、さらに怪訝そうにします。

 

「何が問題なの?」とジェームスに問われ、アリッサは

「問題ですって?あんた人を殺したんだよ?目を閉じても何を考えても、やつの顔が浮かんでくるの。あんたが首を切るところもね」

と、不快な感情を吐露します。

 

フライドポテトが運ばれてきて、

「マスタードつける?」と言ったジェームスに

「フライドポテトに?」とアリッサは聞き返します。

 

「つける人もいるよ」

と言ったジェームスにアリッサは笑ってしまい、彼もまた笑います。

 

しかし、二人はすぐ再び黙り込み。

 

ジェームスはアリッサに手を伸ばそうとしますが、アリッサは

「あんたの手は握らない。トイレに行くわ」

と言って席を立ってしまいます。一人取り残されるジェームス。

 

アリッサは“もう心が折れそう”と、限界の状態でした。

そして彼女は、トイレの窓から脱走します。

 

彼女が一向に帰ってこないため、彼女が逃げたのだとわかったジェームス。

 

“この日、静寂はうるさいと知った。耳が痛い。父さんはこれが嫌で、静寂を避けていたんだ。”

と気づきます。

ジェームスの父は無駄に陽気で、いつもテレビを付けてガハハと笑っている、一見すると無神経そうな人。

でも、愛する妻を亡くした悲しみに耐えるためには、そうするしかなかったのかもしれませんね。

 

“静寂にとらわれたら大変だ。付きまとわれ、追い払えもしない。以前の僕なら何でも簡単に消せたのに。でもこれからは、難しくなるだろう。”

 

静寂を恐れてか、近くにいた若者に声をかけお金を払い、自分を殴ってもらうジェームス。

もう、壊れてしまってるって感じですね…。

 

“僕はアリッサを守るどころか、守られていたんだ”

 “人を殺した後で、重要なことに気づいた。僕はサイコパスじゃなかった”

 

ジェームスは公衆電話から警察に電話をかけ、殺人事件の通報をします。

一方そのころアリッサは一人バス停に行き、ジャケットを布団代わりにベンチに寝転がっていました。

…というところで第4話は終了です!

絶対捕まっちゃうじゃん、これ…

完璧かと思えた証拠隠滅作業に、まさかの穴があり、警察が二人の情報をつかんでしまうこととなりましたね。

まさか、こんなに多くの手がかりを警察に与えてしまうことになろうとは…。

これ、逃げ切るの無理そうですよね。

というか、ジェームス自身が自分で通報しちゃったし、これからどうなっちゃうの~!って感じですね。

いやあ、でも、実際正当防衛とはいえ人を殺してしまったら、アリッサのようにその光景が頭から離れなくなって病んでしまいそうだなあ…。

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