ラムジー・ボルトンと言えばその残虐さと不気味さで強烈に印象に残っているファンも多いのではないでしょうか。
残虐さだけで言うならおそらくジョフリーをも上回るはしゃぎっぷりでファンを戦慄させたある意味人気キャラクターの彼。
何を食べたらここまでサイコパスに育つのかは想像もつきませんが、ルース・ボルトン曰く皮剥ぎはボルトンの伝統らしいので、育った環境がなかなかのイカれっぷりのおかげで間違った方向に才能が開花したのかもしれません。
それにしてもここまで悪辣でよくシーズン6まで首が繋がっていたものです。
そんなラムジーですが、シーズン6ではスタークの強大な敵として立ちはだかる重要キャラクター。
シーズン8開始の復習も兼ねて、今回の記事ではラムジーの残虐行為の数々をランキング形式まとめました。
ぜひラムジーの血みどろの活躍にも注目しながらシーズン7までを見返してみてください。
第5位:シオンの男性器を切り落とす
シーズン3 エピソード7「女剣士と熊」
ラムジーの数々のやらかしの中でもこの事件が一番印象に残っているという方も多いのではないでしょうか。
ラムジーはシオンが裏切って占拠したウィンターフェルを奪い返し、シオンを捕縛します。
拷問大好きなラムジーはその後しばらくウキウキしながら足に杭を打ったり指の皮を剥いでみたりシオンとのゲームに興じるのですが、最後にはシオンの男性器を切り落として去勢してしまいます。
結局シオンはラムジーの拷問によって心を折られ、リーク(くさや)という新しい名前を与えられラムジーに仕える奴隷となります。
スタークとグレイジョイの板挟みになりロブを裏切ったシオン。
全体的に口ばかりのヘタレなイメージが強かったのですが、この拷問シーンはさすがに可哀想でしたね。
結果として鉄諸島の王子として非常にプライドの高かったシオンですが、その矜持もあえなくバッキバキにへし折られラムジーに怯え彼の靴を舐める存在になってしまいました。
ラムジーは領主よりも尋問官の方が向いてるような気がしますね。
第4位:サンサ虐待事件
シーズン5 エピソード6「父の仇」
サンサと言えばネッドの娘でジョフリーのサンドバッグだった人物です。
気の毒なことに当サイトのジョフリーのクズ行動ランキングの方にも載ってしまっているこの方。
王都から連れ出してもらえたと思ったら高巣城の叔母にくびり殺されかけ、今度はピーター・ベイリッシュの策略でラムジーと政略結婚させられます。この外道!!!
ただでさえロブを裏切ったボルトンに嫁ぐ羽目になったというのに相手は皮剥ぎ職人のラムジーです。
当然初夜は普通にはいかず、なんとシオンが見ている前で強姦によって処女を散らされその後も夜毎虐待され徐々に憔悴していきます。
最終的にサンサはシオンの手引きとブライエニーの助けでウィンターフェルから脱走しカーセル・ブラックのジョンに保護されますが、つくづく狂人や病人やサイコパスに縁のあるキャラクターです。
第3位:ジョンの見ている前でリコンを殺害
シーズン6 エピソード9「落とし子の戦い」
ジョンとの戦を控えるラムジーは、ジョンが自由の民を壁の中に入れたことに不満を持つスモールジョン・アンバーから同盟の引き換えとしてリコンとオシャの身柄を引き渡されます。
戦の日、リコンはボルトンとスタークの軍が向かい合う中ジョンの元に走るよう言われます。
ラムジーは逃げるリコンに向かって何本も矢を放ち、リコンがジョンの元へたどり着く直前で矢を命中させリコンを射殺します。
目の前で弟を殺害したこの行為は当然ジョンの怒りを買い、スタークの勝利が決まった後にジョンに素手でボコボコにされます。
ラムジーは単純に人に苦痛を与えることも好きですが、精神的に痛めつけることも好んでおり、彼の異常性をことさら際立たせたエピソードの一つでしょう。
この戦いはアリンの谷間の諸侯がスタークの援軍に駆けつけたことによりボルトンの敗北が決まりますが、リコンを失った代償は非常に大きいものでした。
ちなみに、幸いにもこれがラムジーの悪辣行為の最後となりますので、これ以降はラムジーによるファンの心臓に悪い展開はなくなります。
第2位:ルース・ボルトン殺害
シーズン6 エピソード2「故郷」
ラムジーはルース・ボルトンの落とし子であり登場当初はスノウですが、モウト・ケイリンを奪取した功績によりボルトンを名乗ることを許されています。
サンサを妻に迎えたことでいよいよ跡継ぎとしての座を確立させたかと思いきや、ルースがウォルダー・フレイの孫娘ウォルダと婚姻し妊娠させたことにより疑心を募らせます。
サンサがラムジーの元より逃亡したことを知り、ルースは自分の趣味を優先しサンサの逃亡を招いたラムジーを責めます。
その後サンサの捜索が失敗に終わり、ラムジーはサンサが保護されているであろうカーセル・ブラックを襲撃してジョンを殺すことを提案しますが、ルースは北部諸侯を敵に回すことを恐れラムジーの提案を跳ねつけ、ラムジーを狂犬だと罵ります。
直後メイスターがウォルダの出産と、男児の誕生を知らせに来ます。
ルースはラムジーが自分の長子であるとなだめますが、ルースは跡継ぎとしての地位を守りたいラムジーにより刺殺されます。
ルースはラムジーの悪癖をよく知っていたはずなのですが、自分は大丈夫だと思ったのか親子の情を信じたのか意外にあっさりと殺されてしまいましたね。
毎シーズンどこかで視点人物が死んでいる血みどろのゲームオブスローンズですが、意外にも親を殺した人物はほとんどいません。
あのジョフリーですら親殺しはやらかしていないというのにお前というやつは・・・・・・。
やっぱりラムジーはラムジーでしたね!
もう一生スノウ(落とし子)でいいよ!
第1位:継母と子供を犬に食わせて殺す
シーズン6 エピソード2「故郷」
ラムジーのペットの人食いパピーもとい猟犬達、使用人の女の子を殺したりシオンの救援に来たヤーラを追い払ったりちょこちょこ彼の異様さの象徴として登場し活躍しています。
父ルースを自らの手で殺しボルトン候となったラムジー、城を掌握した後残った邪魔者の排除にかかります。
ルースの妻でありラムジーの義母ウォルダは既に後ろ盾を失っており、ラムジーにより生まれたばかりの息子と共に犬舎に連れていかれ、懇願も無視され犬に襲われ殺されてしまいます。
ラムジーはちょくちょくこの犬達に人を襲わせて生きたまま食わせるのですが、義母と弟であり女と生まれたての赤子を餌食にするということでかなりショッキングなシーンでした。
ちなみにこの後ジョンに敗北したラムジーはサンサにより犬舎に繋がれ、7日間餌をもらっていない愛犬達に生きたまま食われて死にます。
この犬達はラムジーの愛人ミランダが調教を入れていたのですが、こうなると猟犬に人肉の味を覚えさせたのは大失敗でしたね!
ラムジーを倒したジョンの運命はいかに?!
ゲームオブスローンズきってのサイコパスキャラ、ラムジー・ボルトンの残虐行為ランキングでした。
シーズン6までジョン達の強力な敵として立ちはだかった彼ですが、最後は自らの行いの報いを身に受ける形で退場となりました。
残念ながらラムジーは最終章には登場しませんが、彼を打倒し北部をまとめ上げたジョンの活躍はまだまだ続きます。
戦いの行方はどうなるか予測できません。お見逃しなく!
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