※この記事にはゲームオブスローンズのネタバレが含まれています。
ゲームオブスローンズの大きな魅力の一つは多彩なキャラクター達。
善人も多いですが、変人・狂人・嫌な奴も濃いキャラが多く居ますよね。
その中でも
・ジョフリー・バラシオン
・狂王エイリス・ターガリエン
・ラムジー・スノウ
・グレガー・クレゲイン(マウンテン)
この4人を合わせて「ゲームオブスローンズクズ四天王」と(勝手に)呼んでいます。
今回はその筆頭格我らが勇ましきジョフリー王の奇行蛮行の歴史をランキング形式で復習していきたいと思います!
※アイキャッチ画像引用元:https://mashable.com/2014/04/13/game-of-thrones-joffrey-dead-death/#aDE5Fd12NPq4
第7位:婚礼の儀で贈り物の本を叩き切る
シーズン4:エピソード2「獅子と薔薇」
マージェリー・タイレルとジョフリーの婚礼の儀。
ジョフリーに親戚達が結婚の贈り物を渡すワンシーンです。
叔父のティリオンからは『四王の生涯』の本がプレゼントされます。
その後祖父タイウィンからネッド・スタークの剣「アイス」から作られたヴァリリア鋼の剣が贈られます。
ブタに真珠!もったいない!
我らがジョフリー王、受け取った剣をおもむろに抜き放つと叔父から贈られた本を多くの招待客の見ている前で一刀両断!
もともとジョフリーはティリオンの歯に衣着せぬ言動が気に食わず仲が悪かったのですが、それにしたって仮にも王の振る舞いとは思えませんね。
第6位:婚礼の儀の出し物で悪趣味すぎる演劇をやる
シーズン4:エピソード2「獅子と薔薇」
この演劇、ティリオンと同じ体の小さな役者達による五王の戦いの再現だったのですが、
他の王候補達を酷く辱める内容でとても胸糞悪い。
ちなみにこの現場には、
・王妃マージェリー(レンリーの元妻)
・マージェリーの兄ロラス(レンリーの恋人)
・タースのブライエニー(レンリーの元王の楯)
・ティリオンの妻サンサ(ロブの妹)
と少なくとも直接の関係者であるこの4人が居合わせています。
ロラスは王の楯にも関わらず耐えられずその場を離れ、サンサも場を辞そうとします。
ジョフリー王一人がゲラゲラヒーヒー笑っていますが、その場に居合わせた観客全員ドン引きしてるからね!!!
第5位:サーセイにビンタされて逆ギレ
シーズン2:エピソード1「王の乱立」
キングズランディングからアリアが逃走し、弟ジェイミーと交換する人質が実質サンサ一人となり追い詰められたサーセイ。
アリアを捜索するためジョフリーに軍の出動を要請します
しかしジョフリーは「今は戦だ。誰でも命を落とす」と母親の嘆願を一蹴。
それどころか何故か話は巷で流れているサーセイとジェイミーの疑惑に流れ、果ては先代ロバートの浮気癖の話へ。
散々にサーセイを侮辱しますが、
「父上の落とし子は一体何人・・・」まで言いかけたところで侮辱に耐えかねたサーセイにぶん殴られます
静まり返る王の間。
居合わせた家来や職人達はそそくさと作業を再開しますが天よりも山よりも高いプライドを持つジョフリーは赤っ恥をかかされプルプル。
あろうことか実の母親に向かって
「死に値しますよ」
「二度とするな」
と顔を真っ赤にしながら恫喝して去って行きました。
いやそれ全部自分が悪いんだろぉ?!
第4位:ダイアウルフレディ処分事件
シーズン1:エピソード2「王の道」
ジョフリーの小物っぽさが表面化した印象的な事件ですね。
アリアと友達(恐らく農民の子)が棒で打ち合っていたところにたまたま遭遇したサンサとジョフリー。
フィアンセの妹に無礼な振る舞いをしたとして、真剣を抜いて傷めつけようとします。
もっともらしいことを言ってるけど顔は完全にいじめっこのそれ。
直後友達を庇ったアリアに棒で打たれ激昂。
「切り刻んでやるぞこの小娘!!!」
とブチ切れ剣を突きつけますが、アリアのダイアウルフ、ナイメリアが駆け付け腕を噛まれ形勢逆転。
噛まれた痛みでサンサの前で泣きべそをかくという醜態を晒します。
ジョフリーは事の顛末をきっちり歪めてサーセイに言いつけます。
モンペと化したサーセイの命令により、逃走したナイメリアの変わりにサンサのダイアウルフ、レディが殺されてしまいました。
完全にとばっちりです本当にありがとうございました。
第3位:サンサいびり事件
シーズン2:エピソード4「光と影」
サンサといえば父ネッドの死亡後ことあるごとにジョフリーから暴力やモラハラを受け、
ほとんどサンドバッグのような状態ですが、その中でも酷いのがこの事件でしょう。
あろうことか玉座の間、貴族達の見ている前でマーリンにサンサを殴らせ裸にしようとします。
ティリオンが止めに入ったためことなきを得ますが、このときサンサは一応まだジョフリーの婚約者です。
仮にも婚約者に対してこの仕打ち、王どころか人間としての品格を疑われても仕方ありませんね。
ブロンをして「頭の先からタマまで病んでる」と言わしめる狂人っぷりです
第2位:「婚礼の宴でロブの首をサンサの皿に出す」発言
シーズン3:エピソード10「次なる戦いへ」
小評議会にて、ウォルダー・フレイよりロブ・スターク殺害の報を受けたジョフリー。
めちゃくちゃ嬉しそうでほくほく顔のジョフリー王の次の発言がこちら
「ロブ・スタークの首を送らせろ。婚礼の宴でサンサに出す」
普通そこまでやるぅ?!
あまりの発言にヴァリスにたしなめられ、サーセイが冗談だと返しますが、
ジョフリーは大真面目に
「本気だ」
ときょとんとした顔。
あかんこいつマジで頭おかしいわ・・・
その後サンサの夫であるティリオンから「もう彼女はお前のおもちゃではない」と言われ激昂。
「私は王だぞ!!」
と癇癪を爆発させますが、タイウィンにより退室を促されサーセイに連れて行かれます。
印象的なのは、サーセイ、タイウィン共にジョフリーを完全に子供扱いしているところですね。
タイウィンに至っては「こいつほんとめんどくせーな」と言わんばかりの態度ですし、
サーセイは完全に小さい子のご機嫌を取るときの構え。
甘やかされた子供に王位を与えるとどうなるかがよくわかるシーンです。
第1位:ネッド・スターク処刑
シーズン1:エピソード9「ベイラー大聖堂」
ラニスターとスタークの対立が決定的となったのがこの事件。
ゲームオブスローンズの物語はここから始まるといっても過言ではありません。
ジョフリーの即位後、当初サーセイ初めとするラニスター家はロブと北部諸侯への牽制のためサンサとアリアの二人は人質として留め置き、
ネッドはナイツウォッチとして壁に送る予定でした。
しかし、そこは即位ホヤホヤで調子に乗ったジョフリー王。
大衆の前にネッドを引き出し反逆の告白をさせた後、こう宣言します
「サー・イリーン、彼の首を持て」
思惑の外れたサーセイ、父親をかばうサンサは必死で止めに入りますが、
その甲斐なくネッドは公開処刑されてしまいます。
シーズン1の時点でわがままで甘えん坊のボンボンな部分は多く描かれていたジョフリーですが、
このシーンはこれまでとは異なりジョフリーの残虐性や暴君としての一面が表面化した印象的な場面でした。
ここまでジョフリーの印象的な問題行動を振り返って来ましたが、
こうしてみるとこいつ本当にめちゃくちゃ嫌なやつだと改めて感じられますね。
一人目の子で、また恋人ジェイミーとの初めての子供だったこともありサーセイ自身かなり甘やかし溺愛して育てた様子が伺えます。
その結果神も憐れむ性格のひん曲がったボンボンに育ってしまい、
親や親戚どころか国中が頭を抱える結果となってしまいました。
下の二人、トメンとミアセラはどちらも心優しい良い子に育ったのになんでこいつだけこうなったのか。
残念ながらシーズン4にてジョフリーは暗殺されてしまうためもう彼の奇行を見ることはできませんが、
視聴者の心臓に悪い展開の続くゲームオブスローンズは、ジョフリーが死んでもまだまだ安心して見ることはありませんので、最終章をまだご覧になっていない方は心してみて下さいね!
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