ゲームオブスローンズにおいて、アリアは大きく変貌を遂げたキャラクターの一人。 始めは女戦士に憧れ、戦いに焦がれるだけの無力な少女でした。
しかし父の処刑、数々の友人の死、多くの師匠達との出会いを経て、人間としても戦士としても大きく成長を遂げて行きます。
今回はそんなアリアの最終章までの動きをまとめました。 アリアの成長の歴史を是非辿ってみてください。
ジョン・スノウ、デナーリス、サーセイ、ティリオンの動向はこちらにまとめています↓
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※この記事にはゲームオブスローンズのネタバレが多数含まれているので注意して下さい。
シーズン1「七王国戦記」のあらすじ:アリア・スターク編
父、姉と共に王都へ
王の手ジョン・アリンの死により、父ネッドを新たな王の手として招聘するべくロバート王がウィンターフェルへやって来ます。
ネッドが王の手を拝命したため、アリアとサンサは共に王都行くことになります。
別れの際アリアは兄ジョンから長剣「ニードル」を贈られ、以後愛用することとなります。
王都へ向かう道中、王子ジョフリーがアリアの友人を挑発したためアリアと喧嘩になります。
ダイアウルフのナイメリアがアリアを守りジョフリーを負傷させたため、事態はお互いの親や王も巻き込んだ大ごととなります。
結果としてサンサのダイアウルフのレディが手打ちとして殺され、アリアの友人マイカーもハウンドに殺されてしまいます。
この一件からアリアはジョフリーとサーセイを強く憎むようになります。
王都で暮らすアリアは、ブレーヴォスの筆頭剣士シリオ・フォレルに師事し、本格的に剣術を教わるようになります。
ネッド処刑~王都脱出
ブラン暗殺未遂の黒幕がティリオンだと唆され、キャトリンはティリオンを捕縛し高巣城へと連行します。
これによりラニスター家との関係が悪化、ネッドは二人の娘をウィンターフェルへ帰そうとします。
しかしその直後ロバート王が急死し、ジョフリーを王にしたいラニスター家はロバートの遺言を持つネッドを反逆者として捕らえます。
王の盾の一人マーリン・トラントが現れアリアを捕えようとしますが、シリオ・フォレルがアリアを庇ったため逃げ出すことができ、城下の民衆に紛れて逃亡します。
マーリンはシリオを殺したため、アリアの殺しのリストに載ることになります。
ネッドの処刑後、アリアは王都に罪人を集めに来ていたナイツウォッチの一人ヨーレンに助けられます。 髪を切り、平民の息子アリーとして北へ向かう罪人達と共に壁へと向かいます。
シーズン2「王国の激突」のあらすじ:アリア・スターク編
ハレンの巨城へ連行
ヨーレンに連れられ罪人達と共に北へ向かうアリア。 途中一行の前に、ロバート王の落とし子ジェンドリーを探すシティウォッチが現れます。
ヨーレンはジェンドリーとアリアを庇い一度は兵士を追い返します。
しかしその夜、援軍としてラニスターの旗手と兵士達の襲撃を受けます。 ヨーレンは殺され、アリアは兵士に剣を奪われてしまいます。
しかし、アリアが殺された子を身代わりにしたためジェンドリーは助かります。 一行はそのままラニスターの兵に捕まり、ラニスター家が拠点として使っていたハレンの巨城へ連れて行かれます。
タイウィンの召使~ジェクエンとの出会い
ハレンの巨城ではブラザーフッドの捜索のため囚人達が日々拷問を受けており凄惨な扱いを受けていました。
しかし数日後ハレンの巨城にタイウィンが到着します。 タイウィンは囚人を労働力として働かせるよう指示し、アリアを女であると見抜き自らの尺取りをさせます。
アリアは以前命を救ったジャクエン・フ・ガーから、恩返しとして好きな人間を三人殺すと持ちかけられます。
一人はハレンの巨城の拷問官、もう一人はタイウィンの手紙を覗き見たことを知られた相手を選びました。
タイウィンはアリアが平民ではないことを見抜きます。 そしてその賢さを気に入り、子供に残す遺産の話やハレンの巨城の歴史の話など多くを語ります。
しばらくタイウィンの尺取りとして過ごしていたアリアですが、タイウィンがロブの軍を襲撃しに城を出るとしり、三人目にタイウィンを選びます。
しかしいつ殺すかは指定できないと答えられ、その代わりに脱走を手伝うよう要求します。
ジャクエンは約束通り門の見張りを全て殺し、アリアはホットパイとジェンドリーを連れ、脱走に成功します。
街道でアリアを待っていたジャクエンは、リストに名のある者を全て殺せる、その力を得られるとアリアに共にブレーヴォスへ来るよう誘います。
しかし、アリアが先に家族を探すことを優先したためジャクエンはアリアの助けになるとしてブレーヴォスの硬貨を渡し、
「また、私が必要になったらこのコインをブレーヴォス人に渡して”ヴァラー・モルグリス”と伝えろ」と言い残し姿を消します。
シーズン3「戦乱の嵐-前編-」のあらすじ:アリア・スターク編
ブラザー・フッドに同行
アリア達の一行はブラザー・フッドの一団と出会います。 そこへ捕虜にされたハウンドが連れてこられ、アリアとジェンドリーは身の安全のため行動を共にします。
アリア、ジェンドリー、ハウンドの三名はブラザー・フッドの隠れ家へ連れて来られます。 隠れ家にはネッドの命でマウンテンと戦ったベリック・ドンダリオンがおり、光の王に改宗しブラザー・フッドを率いていました。
アリアはブラザー・フッド全員の前で、ハウンドのマイカー殺害を暴露します。 ベリックはハウンドに光の王の名の元に決闘裁判で裁きを与えるとし、アリアの主張の擁護者としてハウンドと戦います。
ハウンドとベリックは決闘裁判で激闘を繰り広げます。
ベリックは血の魔術により剣に火をつけ、炎の剣で有利に戦いますが、一瞬の隙をつきベリックの方を切り裂いて倒します。 死んだかと思えたベリックですが、ミアのソロスの祈りにより蘇生します。
アリアはハウンドを行かせたことに不満を漏らし、ベリックになぜ生きているのか、父親も蘇らせることができるかと問います。
ベリックは蘇る度にどこかが欠ける、安らかに眠っているネッドにそんな思いはさせたくないと返します。
スタニスに仕える赤の女祭祀、《紅の女》メリサンドルがブラザー・フッドの元を訪れます。 メリサンドルはベリックに対して、王の血の魔術の素材とするためジェンドリーの引き渡しを要求します。
ベリックとソロスは引き換えに相応の金額を受け取り、スタニスにジェンドリーを売り渡します。
アリアはジェンドリーを売り渡したことに対しベリックとソロスを強く責めます。 ベリックはアリアを諭しますが、アリアは聞き入れようとはしません。
※この時、アリアはメリサンドルから意味深な予言をされます。
ハウンドに攫われる~復讐の決意
アリアはそのままセブラザー・フッドの隠れ家を飛び出しますが、逃げた先でハウンドに攫われてしまいます。
アリアはハウンドが自分を王都へ連れて行くと思っていましたが、ハウンドは既に王国軍からは出奔しており、アリアの身代金を得るため家族のいるツインズ城へ向かうと伝えます。
二人がツインズ城へ向かう途中、婚礼の宴の食材を運ぶ農夫に出会います。 農夫に成り済ましツインズ城へ侵入するためハウンドとアリアは農夫から荷車を奪います。
ツインズ城へ到着したアリアとハウンドですが、城は「血塗られた婚儀」の真っ最中でした。 ロブと妻のタリサ、キャトリンはウォルダー・フレイの命令で殺されてしまいます。
ロブのダイアウルフ、グレイウィンドがフレイ家の兵士に殺されるのを目の当たりにしたアリアは、家族を助けに行こうとします。
しかしハウンドはアリアを無理矢理保護しツインズ城から脱出します。
城から出る直前、アリアはフレイの兵士がロブの亡骸を辱しめるのを目の当たりにし、ウォルダー・フレイを殺しのリストに加え復讐を誓います。
シーズン4「戦乱の嵐-後編-」のあらすじ:アリア・スターク編
ハウンドとの旅路
ツインズ城の家族が殺されてしまったため、ハウンドはアリアをアイリー城へと連れて行きます。
道中ラニスターの兵が逗留する旅籠を見つけます 。空腹で兵士5人の相手をしたくないハウンドは見送ろうとしますが、アリアは兵士の一人ポリヴァーに見覚えがありました。
ポリヴァーはハレンの巨城でアリアから愛用の剣ニードルを奪い、その剣でアリアの友人を殺しているため殺しのリストにも名前が載っています。
アリアはハウンドが止めるのも聞かず旅籠に入ってしまいます。
ポリヴァーはハウンドの顔を知っており、旅籠に入ったハウンドに一緒に来るよう誘いますが、ハウンドが誘いを蹴ってジョフリーを侮辱したことで戦いになります。
ハウンドは兵士を殺し、ポリヴァーはアリアにニードルを奪い返され殺されます。
ハウンドとアリアは馬を手に入れ旅籠を後にします。
小川で馬に水を飲ませていた二人は、地主である農夫の男に声をかけられ、一晩泊めてもらうことになります。
主人はハウンドにしばらく留まって用心棒と力仕事をやって欲しいと頼み、ハウンドは引き受けます。
翌朝ハウンドは家の主人を殴り、隠していたなけなしの銀を奪いアリアを連れ家を後にします。
アリアはハウンドを七王国中で最低だと罵りますが、ハウンドは自分は道理をわきまえているだけであり、アリアこそ短慮であると叱責します。
二人は無事にアイリー城までたどり着きますが、タイミングが悪く頼ってきた叔母のライサ・アリンは三日前にピーター・ベイリッシュによって月の扉から落とされて亡くなっていました。
ハウンドとの別れ~ブレーヴォスへ
アリアとハウンドは、アイリー城から15kmほどの地点でアリアを探していたブライエニーとポドリックに出会います。
アリアはブライエニーに共に来るよう説得されます。
しかしブライエニーがジェイミーから贈られたヴァリリア鋼の剣、オウス・キーパーを所持していたためラニスター家の息のかかった追手だと勘違いされ、ハウンドと戦うことになります。
ハウンドは戦いの末崖から落ちて大怪我を負います。
アリアはブライエニーについていくことはしませんでしたが、ハウンドから所持金を奪い、治療することなく見捨てて行きます。
アリアは北へ向かう予定でしたが、港町でブレーヴォスに向かう船を見つけ、ハレンの巨城で別れたジャクエン・フ・ガーのコインを渡し、殺しを学ぶためブレーヴォスの黒と白の館へと向かいます。
シーズン5「竜との舞踏」のあらすじ:アリア・スターク編
「誰でもない者」への修行
アリアはジャクエン・フ・ガーを頼り白と黒の館へたどり着きます。
黒と白の館は数多の顔を持つ神を崇める暗殺者のギルドであり、死を望むもの全てに恵みとして死を与える場所でした。
アリアは黒と白の館で、暗殺者「誰でもない者」となるため修行を開始します。
アリアの仕事は床掃きから死体を拭くことまで多岐に渡ります。 殺しの修行はなかなかさせてもらえず、自分を捨てるため時折アリアの過去について問答をされ、嘘をつけば鞭で打たれます。
ある日、アリアは病気の娘を連れてやってきた親子に出会います。 アリアは娘に安らかな死を与えます。 ジャクエンはそれを見て、アリアはまだ誰でもない者にはなれないが、他の者になることはできるとして顔のマスクを見せます。
マーリンへの復讐
アリアは街での修行を始めます。 アリアではなくラナという貝売りの娘となり、街で見聞きしてきたことをジャクエンに話します。
ある日ジャクエンは、夫がかけた海難保険金を妻に払わない男の毒殺をアリアに命じます。
アリアは男の暗殺に向かいますが、その途中で仇のマーリン・トラントの姿を見かけます。 鉄の銀行に向かうタイレル候の護衛としてブレーヴォスにやってきたのです。
アリアは白と黒の館のマスクの一つを持ち出し、娼館の娘の一人に変装しマーリンを殺害します。
しかし、この行為はジャクエンに知られ、数多の顔の神から奪うべきでない命を奪ったとして、代償に視力を奪われてしまいます。
シーズン6「冬の狂風」のあらすじ:アリア・スターク編
盲目の乞食
視力を奪われたアリアはブレーヴォスの街中で乞食となっていました。
寝る場所もなく、時折白と黒の館から人が来ては剣の稽古として打ちすえられる日々が続きます。
ある日ジャクエンが、アリアの元にやって来ます。 名を名乗れば住むところと食べるものを与え、視力を返してやると誘惑しますが、アリアは「何者でもない」と答えます。
ジャクエンはアリアを認め、白と黒の館に連れ帰ります。
視力が戻らないまま、アリアは剣や毒の訓練をし、次第に腕を上げて行きます。 ジャクエンは再度アリアを誘惑しますが、アリアは誘いを跳ね除け、ついに視力を取り戻します。
レディ・クレインとの出会い
ジャクエンはアリアに、女役者レディ・クレインの暗殺を命じます。 ラム酒に毒を盛ると決めますが、アリアはレディ・クレインの人となりに触れ暗殺に踏み切れません。
交流を深め、アリアはレディ・クレインを殺さないことを決めます。
しかし、二度目の裏切りによりアリアは白と黒の館の刺客に狙われるようになります。
ブレーヴォスを出るためウェスタロスへの船を手配しますが、刺客に襲われ傷を負わされます。 レディ・クレインに助けられ手当を受け、一緒にペントスへ行くよう誘われますが、アリアは断ります。
刺客は劇団の元にもやってきました。 レディ・クレインが殺され、アリアも再び追いかけられますが、一瞬の隙を突き返り討ちにすることに成功します。
ウォルダー・フレイへの復讐
アリアは白と黒の館に自分ではなく刺客の娘の顔を飾り、ジャクエンと決別しウィンターフェルへ向かいます。
アリアはツインズ城へ向かいます。 召使いの女に化けてウォルダー・フレイの子供達を殺し、その肉でパイを作りウォルダー・フレイに食べさせます。
ウォルダー・フレイがパイを食べた後、その材料をと自分の正体を明かした上で仇の喉を掻き切って殺害します。
シーズン7「氷と炎の歌」のあらすじ:アリア・スターク編
故郷を目指す
ウォルダー・フレイに扮したアリアは、血塗られた婚儀でスターク家を裏切った者たちを毒殺します。
ロブ達の仇を討ったアリアは次なる仇を求め、サーセイの居るキングズランディングへ向かいます。
道中、旅籠で働くホットパイと再会し、つかの間の再会を喜びます。
アリアはホットパイから、腹違いの兄ジョンが北の王になったことを知り、行き先を改めウィンターフェルへ向かいます。
途中で別れたダイアウルフのナイメリアと再会しますが、ナイメリアはもう自分の群を率いており、アリアと一緒には行きませんでした。
サンサ、ブランとの再会
アリアは無事にウィンターフェルに到着します。 ドラゴンストーン城へ向かっている為ジョンは不在でしたが、サンサと城の地下墓所で再会し、抱き合ってお互いの無事を喜び合います。
サンサはブランとも無事の再会を喜びます。 ブランは幻視の能力を得ており、アリアが生きていることを知っていました。
ブランはベイリッシュから暗殺未遂に使われた短剣を渡され持っていましたが、自分にはもはや価値のないものだとしてアリアに譲ります。
ウィンターフェルには以前会ったブライエニーがサンサの護衛として滞在していました。 アリアは、ブライエニーに剣の稽古をつけてくれるよう頼みます。
アリアとブライエニーは互角に打ち合い、驚いたブライエニーは誰に習ったのか聞きますが、アリアは誰でもないと返します。
リトルフィンガー処刑
ウィンターフェルでは城を留守にするジョンに対し諸侯達の不満が募ります。
アリアはサンサに対し、ジョンを侮辱したことを罰するべきだったと詰め寄りますが、サンサは諸侯の団結を乱すわけにはいかないと跳ねつけ、姉妹の中は険悪になります。
アリアは、サンサが王都に居た頃ロブに送った手紙を見つけ、サンサを裏切り者だと糾弾します。
サンサとアリアの溝は深まります。 悩んだサンサはベイリッシュに相談しますが、ベイリッシュは姉妹を仲違いさせるようことば巧みにサンサを誘導し、さらにベイリッシュを警戒するブライエニーをサンサに近づけないよう唆します。
サンサは諸侯達の集まった裁判の場にアリアを呼び出しますが、罪人として名前を呼ばれたのはベイリッシュでした。
サンサとアリアはベイリッシュの狙いが姉妹の中を裂くことであると見越しており、これまでのやり取りは演技だったのです。
ベイリッシュはサンサに数々の罪状を読み上げられます。
ネッドを裏切ったこと、ライサを月の扉から落として殺したこと、姉妹の中を裂くため嘘を吹き込んだこと。
ベイリッシュはサンサに、二人きりにしてくれれば全て説明できると懇願しますが聞き入れられず、アリアによってヴァリリア鋼の短剣で首を切られ処刑されます。
サンサはアリアに、ベイリッシュが彼なりに自分を愛していたことは恐らく本当であると話します。
アリアは、サンサはやるべきことをやっただけだと伝えお互いの団結を確認します。
最終章「鉄の玉座」のあらすじ:アリア・スターク編
ジョンの帰還と再会
ジョンとデナーリスがウィンターフェルへ入城します。アリアは迎えの群衆の中からジョンの様子を伺っていました。
サンサや北部諸侯を交えた軍議の後、ジョンはウィアウッドの木の下でアリアと再会します。アリアがまだニードルを持っていることに驚くジョン。ジョンはアリアに、軍議でサンサをなだめて欲しかったとこぼしますが、アリアは、サンサは家族を守ろうとしているだけだとジョンを諭します。
ジェンドリーへの依頼
ホワイトウォーカーの侵攻に備えて、火事場で剣を鍛えるジェンドリー。依頼された大斧を引き渡す際、ハウンドに絡まれますが、そこにアリアが割って入ります。
ハウンドはアリアに、自分を見捨てたことに嫌味を言いつつも、心中では再会を喜びます。ハウンドが退出した後、アリアはジェンドリーに槍の設計書を渡しますが、ジェンドリーはアリアのヴァリリア鋼の短剣を見て、もう持っているのに何故必要なのかと問います。
しかしアリアは答えず、設計書をジェンドリーに預けたまま工房を出て行きます。
ホワイトウォーカーの軍が近付き、決戦ムードの漂うインターフェル。アリアはジェンドリーに、依頼した武器の進捗を急かしに来ます。ジェンドリーは、アリアに死者と戦ったときのことを話し、死がどんなものか知っているのかと問います。
しかし、アリアはブレーヴォスで死神に仕えていた経験から、死ならよく知っていると返し、腕前を見せつけます。
決戦前夜
決戦前夜、一人で酒を飲んでいるハウンドの元を訪れるアリア。何故ここにいるのか、他人のために戦ったことがあるのかと問うアリアですが、お前のために戦ったと返すハウンド。
黙って酒を飲む二人の元にベリック・ドンダリオンが訪れますが、ハウンドは嫌な顔をします。アリアも、惨めな爺さん二人と最後の夜を迎えたくないとその場を離れます。
弓の稽古をするアリアの元に、ジェンドリーが依頼された武器を持って来ます。話はジェンドリーがメリサンドルに連れて行かれたときのことに。メリサンドルと寝たかと問うアリア。
ジェンドリーに過去の女性経験を聞き、明日死ぬからどんなものか知りたいと言います。アリアはそのままジェンドリーにキスし、二人は体の関係となります。
亡者との死闘
ホワイトウォーカーと亡者の軍がウィンターフェルへ到着します。アリアはサンサに地下墓所へ避難するように告げ、ドラゴングラスの短剣を渡します。
戦況は二頭のドラゴンと炎の柵により一時有利に進んでいましたが、夜の王が亡者と化したヴィセーリオンを投入し、亡者が柵を越えたことにより場内への侵入を許してしまいます。アリアはジェンドリーの作ったドラゴングラスの槍で奮戦します。
場内の図書室へ避難するアリア。亡者たちに気づかれないよう気配を殺して移動しますが、途中で見つかってしまい、危ないところでベリックとハウンドが助けに入ります。ベリックはこの戦いで亡者に刺され、命を落としてしまいます。
アリアが避難した先にはメリサンドルがいました。メリサンドルは以前アリアに伝えた予言を再度言い、夜の王を殺すのはアリアだと言います。
そして、以前アリアの師匠シリオ・フォレルがアリアに聞いた事を再度問います。「死神に言う言葉は?」アリアは「まだ死なぬ」と答え、夜の王とブランの元へ向かいます。
アリアがウィアウッドの森に到着したとき、夜の王はブランを手にかけようとしている瞬間でした。アリアはヴァリリア鋼の短剣を持ち夜の王に飛びかかります。
一度は防がれ首を絞め上げられますが、落とした短剣を持ち替え、夜の王に突き刺し、殺すことに成功します。これにより全ての亡者とホワイトウォーカーは動きを止め、ウィンターフェルの戦いが終わりを迎えます。
犠牲者の弔いを終えたのち、祝勝の宴が催されます。ジェンドリーはデナーリスからバラシオンの後継者の地位と、嵐の果て城(ストームズ・エンド)の領主に任命されます。
領主となったジェンドリーはアリアに求婚します。アリアはジェンドリーにキスし、領主任命を祝福しますが、自分は最初からレディではないと断ります。
次の戦い
夜の王との戦いが終わり、王都への進軍のための軍議が行われます。サンサは傷ついた北部の民を休ませたいと言いますが、デナーリスは、北部までやって来て救ったのに恩を返す時を遅らせるのかと詰め寄り、二人は険悪な雰囲気に。
ジョンがデナーリスを建てたため、ここでは一時的に話は収まりますが、アリアはジョンを呼び出します。
ウィアウッドの木の下で、ジョン・アリア・サンサ・ブランの4人で話をします。アリアは、ジョンが女王に忠誠を誓ったことは必要なことで尊重するが、デナーリスは信用できないしよそ者だと伝えます。
家族を失望させないようジョンに言うサンサとアリアですが、そんな二人にジョンは自身の出生の秘密を明かします。
王都へ向かうハウンドとアリア
夜の王との戦いを終えたアリアは、当初の目的通り、リストの一番上に載っているサーセイを殺しに王都へ向かいます。途中マウンテンを殺しに行くハウンドと出くわし、以前のように行き先を共にします。
アリアとハウンドは、王都へ向かう道中、北部兵の野営地を通ります。兵士が声をかけ、二人を止めようとしますが、無視して通り過ぎてしまいます。
デナーリス軍の侵攻に乗じ、アリアとハウンドは避難民に紛れ王都へ入り込みます。間も無くドラゴンと軍隊の攻撃により王都は崩壊を始めます。
王都の崩壊
サーセイを追って王城に入った二人ですが、ドラゴンの攻撃により王城は崩壊が始まっていました。アリアの身を案じたハウンドは、アリアに戻るよう言います。サーセイを殺すことにこだわるアリアでしたが、自分のように復讐に取り憑かれるなと諭されます。アリアは初めてハウンドの名前を呼び、礼を言って別れます。
アリアは逃げ惑う人々の中を進み、王都からの脱出を計ります。王都はドラゴンの炎で焼かれた人々で溢れており地獄のような様相を呈していました。途中子連れの女性に助けられ、共に避難しますが、その二人もドラゴンの炎で焼き殺されてしまいます。
アリアは気を失い、目覚めたとき王都は灰になっていました。一頭の乗り手のいない白馬を見つけ、その馬で王都を脱出します。
終戦と船出
勝利したデナーリスは、軍勢を集め戦の働きを賞賛します。自身の正義を語り、これからも弱き民の救済を続けると宣言するデナーリスを、アリアは兵士たちの影から睨みつけていました。
しかし、狂気に取り憑かれたデナーリスはジョンによって殺されます。穢れなき軍団と、デナーリスに忠誠を誓った鉄の民はジョンの死を望みますが、アリアはヤーラに、次にジョンを殺す話をすればお前を殺すと静かに怒りをあらわにします。
ジョンの処遇は新たな王が決定することとなり、次の王にはブランが選ばれます。ジョンはナイツウォッチとして壁に向かうこととなります。
サンサはジョンに代わり北部の女王となり、ブランは王都を収めることに。カーセル・ブラックでいつでも会えると言うジョンに、アリアは地図の切れる西へ行き、北には帰らないと伝えます。
アリアは家族と別れて一人船に乗り、西の未開の地を目指します。
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