ハンニバル シーズン1第7話あらすじ&感想

Huluで配信中の海外ドラマ「ハンニバル」。

第7話のサブタイトルは「Sorbet(ソルベ)」。

フランス料理だと、魚料理と肉料理の間のお口直しとしてふるまわれるシャーベットです。

前回、レクター博士に関する「直接的描写」というメイン料理が出てきた分、

それを踏まえてみると恐ろしい回になっていました。

ハンニバル シーズン1 第7話あらすじ

第七話:「 Sorbet(ソルベ)」

「チェサピークの切り裂き魔」によるものと思われる、新たな殺人が起きる。

FBI捜査員たちは「切り裂き魔が再び動き出した」と考えるが

「切り裂き魔とは別の、素人による犯行だ」

と推測するウィル。

レクターのもとに診療に行った際、事件のことについても話すウィルだが、

レクター博士は捜査をかく乱させるような発言をし、見事ウィルを誘導。

事件をかき乱し、その間に次々と殺人を犯していく。

【ハンニバル】シーズン1第7話「Sorbet(ソルベ)」感想

まず、怖すぎて笑ってしまったのが

前回までのあらすじ」の部分です。

これまでに起きた惨殺事件のナレーションとともに、

レクター博士が肉を食べているシーンが流れていましたね。

今までさんざん

レクター博士が食べているのって、人の肉かな、大丈夫な肉かな

とビクビクしていましたが、

前回「レクター博士が切り裂き魔である」という直接的描写があったのと、

今回のこの冒頭映像とで

 

ああ、やっぱり人の肉だったんだな

 

と腑に落ちるやら恐ろしいやらでした(笑)。

 

さて今回は、ウィルやFBIの面々による、

犯人像の核心に迫るようなセリフがいくつかありました。

・切り裂き魔にとって被害者は動物感覚(ブタ)

・切り裂き魔は、解剖学か外科の知識がある

・病院で生まれてすぐ見放されたかわいそうな存在

・一見普通に見えるが、正体は誰も知らない

などです。

切り裂き魔であるレクター博士は、

ジャック夫妻にローストポーク(たぶんきっと、いや絶対にポークではないでしょう)

を振舞った際「傲慢なブタを使った」とジョーク交じりに話していました。

被害者を人間としてではなく、

動物として見ているというのは的を射ているでしょう。

 

「切り裂き魔は、解剖学か外科の知識がある」というのは、

元外科医であるレクター博士にぴったり当てはまりますね。

 

「病院で生まれてすぐ見放されたかわいそうな存在」というのも、

レクター博士がウィルと家族の話をしていたときに

「自分は昔、孤児だった」と語っていましたね。

なので、これもレクター博士に当てはまります。

レクター博士=切り裂き魔だとわかっている視聴者としては

「そこまでわかっているなら、レクター博士が犯人だと気づいてみんな!!」

と思ってしまうのですが、ウィルの言うとおり

「一見普通に見えるが、正体は誰も知らない」のです。

ウィルやジャック、FBIの面々の近くにレクター博士はいるのに、

誰も気づいていないわけですね。

ああもどかしい(笑)。

 

そんな、全く切り裂き魔の正体に気づかないFBIの面々をあざ笑うかのように、

レクター博士は捜査をかく乱させようとしていましたね。

・切り裂き魔は、全て別人かも

・複数犯かも

など、

レクター博士は「1人による犯行ではないのでは」と思わせるような発言を、

ウィルに対して行っていました。

 

さらに「臓器は貴重だからね」という発言。

レクター博士のこの言葉を受けて、

ウィルは「臓器売買とか…?」と考えるようになってしまいます。

もともとは「犯人は臓器をえぐり取って食べているのでは」とまさに正解の捜査をしていたのに、

レクター博士にみごと考えを逸らされてしまいました。

 

ウィルが「臓器売買とか?」と考えているセリフの後ろに、

レクター博士によるクッキングシーンの映像が流れているのは面白かったですね。

「臓器売買なんかじゃないよ、食べるためだよ」

とウィルをあざ笑っているかのような演出でした。

 

「(臓器売買かも、という線は)次の遺体が出たら考えてみる」

というウィルの言葉を受けて、

その後レクター博士は新たな殺人をどんどん犯し、

臓器をえぐり取って料理していきます。

レバーパテ、牛肺の蒸し煮、子羊の脳のパルメザン揚げ…

こういったレシピと、名刺を交互に見ながら、

鮮やかに殺人をして、料理をしていく博士。

ウィルが切り裂き魔に関して

「やっていることは残忍なのに、どこか気品がある」

と言っていましたが、

この料理シーンもかなりえぐいはずなのに、

あまりに手際が見事で、惚れ惚れとしてしまいました。

サクサクと殺人をして、

どんどん料理するレクター博士ですが、

自分が犯人であることを匂わせるような発言もしているんですよね。

・(切り裂き魔が)臓器を取ったのは不相応だからじゃないか

・命を救えなかったことがあって外科医から精神科医に転職した

・解剖への情熱を料理にささげた

とか。

そんな匂わせ発言にも気づかず、未だにレクター博士に相談や、

捜査の話をしてしまうウィル…。

早く気づいてくれ…。

レクター博士に「捜査に進展があった」とか話したり、

現場に同行させたりしたらマズいのではないかい、とヒヤヒヤしてしまいます。

 

あと、前回同様、ジャックが相当追い詰められていましたね。

今まで、ウィルが悪夢を見るシーンはたくさんありましたが、

ジャックも悪夢にうなされるようになっていました。

ということで、レクター博士の「ヤバさ」がますます露見し、

ウィルやジャック早く気づいて…!

ともどかしくなるエピソードでした。

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