大人気の海外ドラマ「ザ・ウォーキング・デッド(TWD)」の徹底解剖シリーズ第3弾!
さて、今回は「ウォーキング・デッド」に出てきた悪役の中でも、
最強最悪な「ニーガン」について情報をまとめました。
演じている俳優「ジェフリー・ディーン・モーガン」についても、プライベートの情報まで満載です。
「ジェフリー・ディーン・モーガン」のトリビアもご紹介しますよ!
キャプチャ画像引用元:https://www.inverse.com/
「ウォーキング・デッド」最強の悪役ニーガンとは?
「ニーガン」は「ウォーキング・デッド」の原作コミックにも登場する悪役です。
およそ1,000人の部下を率いる悪玉グループの親分で、
「ウォーキング・デッド」のドラマではシーズン6の最終話からその姿を現します。
「ウォーキング・デッド」にはこれまでも数々の怖ろしい敵が登場しては消えていきました。
でも、ニーガンと比べると、かつての敵もかすんでしまうほど、ニーガンの怖ろしさには他を圧倒するものがあります。
ニーガンはいつも笑っています。
近所で出会ったら、気安く「おはよう!」と声を掛けてくれそうな満面の笑顔です。
でも、ニーガンはこの笑顔で、残虐きわまりないことをするのです。
ニーガンの何がそこまで怖ろしいのか、具体的に挙げてみましょう。
ニーガンの暴力は、肉体だけでなく精神にまで及ぶ。
たとえば、片眼を失ったカールに、包帯を取れと命じる場面。
徹底的に言葉の暴力でいたぶり、泣きだすカールに「ユー・アー・マイ・サンシャイン」まで歌わせます。
知的に部下を統率する。
ニーガンは大勢の部下を統率し、いくつかのコミュニティーも傘下に入れて貢物をさせています。
組織が全てニーガンが定めたルールに基づいて動いているのです。
部下には「俺もニーガン」「全員ニーガン」と言わせています。
つまり、たくさんの自分の分身に組織を監視させていると言えるでしょう。
ニーガン自身である彼らは、ニーガンの存在を消すことができなくなります。
また、ニーガンは使えると判断した部下は取り立てて、良い待遇を与えます。
手作りの銃弾からその才能を見抜き、敵であったはずのユージーンまで引き入れてしまいます。
人材の活用がうまいのです。
ニーガンは最強のリーダー?
組織の統率に関しては、ニーガンはリックを上回る力があるとさえ感じさせるところがあります。
人々を恐怖心で制圧する統率ではありますが、
ニーガンの理屈としては「オレが救わないと、みんなクズになってしまうから」だそうです。
実際、ニーガンが現れるまで、人々はただ争いあうだけだったと彼は語っています。
しかし、そんなニーガンの組織も、リックたちの登場によって崩壊を迎えることとなります。
ここまで「ウォーキング・デッド」を観ていた方は、
極限状態の世界における「正義」について少し考えさせられたかもしれません。
確かにリックたちはニーガンに大切な仲間を殺されました。
でも、それより前にリックたちはニーガンの部下たちの寝こみを襲い、もっと大勢を殺しています。
生きるか死ぬかの世界では、もはや「正しい義」など無意味なことなのかもしれません。
でも、ニーガンの登場で考えさせられるところはあったのではないでしょうか?
唯一、ニーガンがほんの少し人間らしさを見せるシーンがあります。
彼の死んだ妻の話をしたときです。
ウォーカーとなった妻を殺すことができなかった自分の弱さを嘆いています。
そんな弱さを監視させる目的で、ニーガンは常に持つ歩く有刺鉄線バットに、
元妻の名前である「ルシール」と名付けたのです。
ニーガン役「ジェフリー・ディーン・モーガン」とは?
では、これほどの圧倒的なカリスマ性を持つニーガン役の俳優「ジェフリー・ディーン・モーガン」とはどのような人物なのでしょうか?
モーガンは1991年に俳優の活動を開始して以来、25本以上の映画に出演しています。
でも、モーガンはテレビでの活躍が目覚ましい俳優です。
特に日本で知られているのは、「スーパーナチュラル」のジョン・ウィンチェスター役や、
「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」のデニー・デュケット役、
「グッド・ワイフ」のジェイソン・クラウス役などではないでしょうか?
モーガンはアメリカ・ワシントン州のシアトル生まれ。高校時代はバスケット部のキャプテンも務めました。
バスケをするためカレッジにも進学しましたが、ケガのためにバスケを断念することとなります。
ロサンゼルスに行ったことがきっかけで、モーガンは俳優の道を目指します。
1991年の映画「Uncaged」への出演がモーガンのキャリアの始まりですが、
テレビドラマの「バーニングゾーン(1996~1997)」への出演前後は不遇な時代もあったようです。
2005年のドラマ「スーパーナチュラル」あたりから、俳優として徐々に注目を集めるようになります。
「ウォーキング・デッド」のニーガン役の話がきたとき、
もともと「ウォーキング・デッド」ファンだったモーガンは二つ返事で引き受けました。
モーガンの既存のファンからはちょっと複雑な反応もあったようです。
でも、結果オーライ。
以前にも増してマニアックなファンが増え、批評家たちからもモーガンの演技に称賛が集まりました。
2016年、モーガンは優秀なSF・ファンタジー・ホラー作品に贈られるサターン賞で、
「ベスト・ゲスト・パフォーマンス」を受賞しています。
モーガンはプライベートではいたって良い人で(当たり前ですが)、大の犬好き。
2匹飼っているうちの1匹は、映画「ルーザーズ」の撮影中にプエルトリコで助けたワンちゃんです。
モーガンの婚歴は現在の配偶者の女優ヒラリー・バートンを含めて2回ですが、
その合間の2008年、女優メアリー=ルイーズ・パーカーとも婚約。彼らはすぐに破局しています。
ヒラリー・バートンとは2009年から交際を開始。
2014年に結婚しますが、2010年3月に息子、今年2018年2月には娘が生まれています。
モーガンはヒラリーと子供たちと、ニューヨーク郊外に農場を所有しています。
牛や鶏やアルパカたちと、家族みんなで楽しく過ごしているようです。
また、モーガンとヒラリーは2014年から俳優のポール・ラッドと共に「サミュエルズ・スウィート・ショップ」というお菓子屋さんを共同経営しています。
このお店の前の経営者はモーガンたちの共通の友達で、急死したために、彼らが後を引き受けることになりました。
では、ジェフリー・ディーン・モーガンのパーソナルデータをまとめてみましょう!
本名 | ジェフリー・ディーン・モーガン |
生年月日 | 1966年4月22日(おうし座) |
出生地 | アメリカ・ワシントン州シアトル |
俳優活動期間 | 1991年~現在 |
配偶者 | 女優・アンヤ・ロングウェル(1992年結婚~2003年離婚) 女優・ヒラリー・バートン(2014年結婚~) |
子供 | ヒラリー・バートンとの間に2人(一男一女) |
身長 | 188cm |
ジェフリー・ディーン・モーガンのトリビア
では、さらにジェフリー・ディーン・モーガンを知っていただくために、彼のトリビアをご紹介しましょう!
- モーガンは「Bisou(ビズー)」という名前のメスのロットワイラー系の雑種犬を飼っている。「Bisou」はフランス語で「小さなキス」の意味。
- 2006年、捨て犬や捨て猫を救済する目的のオークションに、モーガンは絵を描いて寄付している。
- モーガンはワシントン州シアトルに本拠地を置くNFLチーム「シアトル・シーホークス」の大ファンである。
- モーガンの母、サンディは「グレイズ・アナトミー」の大ファンである。
- よく俳優のハビエル・バルデムと間違えられるとモーガンは語っている。※
- 2015年、モーガンはテレビドラマ「Texas Rising(テキサス・ライジング)」で結核の男を演じるために、短期間に20キロ体重を落とした。その間は1日にツナ缶1個で過ごした。
- 「ウォーキング・デッド」の撮影中、リック役のアンドリュー・リンカーンとの殴り合いのシーンで、モーガンはアンドリューに鼻の骨を折られた。
※ハビエル・バルデム
モーガンだからこそのニーガン
「ウォーキング・デッド」のニーガンと、それを演じる俳優ジェフリー・ディーン・モーガンについてお話してきました。いかがでしたか?
モーガンにとってニーガンは、これまでの俳優人生の中で最もやりがいのある役どころだったのではないでしょうか?
笑顔の素敵な人が良い人を演じるのは王道ですが、極悪非道な悪役を演じると見ごたえがありますね。
もちろん演技力が伴わないと成り立ちません。
モーガンのあの存在感あってのニーガンと言えるでしょう。
さて、「ウォーキング・デッド」もシーズン9に入りましたね。
相変わらず予測不可能な展開で、ニーガンはこれからどうなっていくのでしょうか?
まだまだニーガンから目が離せません!
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