サバイバー:宿命の大統領 シーズン1 第1話のあらすじ&感想
第一話:「指定生存者」
Netflixオリジナルドラマ「サバイバー:宿命の大統領」。
サバイバーってことはテロとかで生き残った?と思っちゃいますが、
原題は“Designated Survivor”となっており、今回のタイトルどおり「指定生存者」です。
大統領や閣僚が一同に介する一般教書演説で、
何かあったときに全滅を避けるため予め指定された人物が別の場所で待機するというシステム。
まぁ、そんなことないとは思うけど念のためにね・・・
という予定だったもののまさかの万が一が起きてしまい、
突如アメリカ大統領になってしまった男の話です。
主演は「24」のジャック・バウアーでお馴染みのキーファー・サザーランド。
FBI捜査官の役でマギー・Qも出演してまして、
「24」と「ミッション・インポシブル」がごちゃ混ぜになりそうな予感もします。
*
住宅都市開発長官のトム・カークマンは美しい弁護士の妻アレックス、
ティーンエイジャーの息子レオそして愛らしい娘のペニーと暮らす良き夫で父親です。
いつものようにホワイトハウスに出勤した彼は突然罷免を言い渡されます。
カナダにある国際民間航空機関への異動を言い渡されたのです。
ショックを受けながらも大統領命令とあっては逆らえず、帰宅し妻のアレックに報告するトム。
しかしワシントンDCでの暮しを気に入っている彼女は異動に大反対です。
とは言え大統領命令ですもんねぇ・・。
そんな時、トムの携帯に一本の電話が入ります。
「指定生存者」の命令でした。
ビールを飲みながらアレックスとテレビ中継で議事堂の様子を観ていたトムですが、突然テレビの映像が切れて驚きます。
あっと言う間に部屋にはシークレットサービスが押し寄せ彼の身柄を確保します。
咄嗟に窓によりカーテンを開けたトムが見たものは燃え盛る議事堂!
そして罷免されるはずだったトム・カークマンは大統領に就任することになったのでした。
いやぁ~このシステム、本当にあるらしいですね。
いかにもアメリカらしい制度です。
超・超厳重警備でホワイトハウスに移送されるトムとアレックス。
ホワイトハウスはもちろん大混乱。
そんな中、聖書に手を乗せ大統領宣誓をさせられます。
トム、めっちゃ部屋着なんですけど嫌だとか言ってられない雰囲気です。
宣誓が終わった瞬間「大統領!」と呼ばれ、
ホワイトハウスの地下にある大統領危機管理センターに連れて行かれるトム。
作戦本部となっているそこでは軍の司令官や各分野のスペシャリストが集まり、
今回の爆破に対応しており、だーれもトムに見向きもしません。
補佐官のアーロンの声かけによりようやく静まった一同とまずは犠牲者に黙祷を捧げます。
これがトムの大統領としての初仕事になりました。
黙祷が終わると関係者たちはすぐさま慌ただしくそれぞれの任務に戻り、緊迫した雰囲気が戻って来ました。
トムは耐え切れずトイレで嘔吐します。
すると、隣の個室に居た男性から「気持ちはわかる。全部吐き出した方がいい。」と声を掛けられます。
声の主はスピーチライターのセスでした。
隣に居るのが大統領だと知る由もないセスは
「罷免直前だった出世コース最下位の男に大統領が務まるわけがない。」
と暴言を連発。
個室から出て来た彼はトムを見て仰天します。
セス役の俳優さん、「24」にも出演してましたね。
確か、テロの疑いを掛けられた青年で、実は本当にテロリストだったという役柄だったように記憶してます。
爆破現場にはFBI捜査官のハンナが到着しました。
マギー・Q様💞 相変わらず美しいですね。
彼女、事故現場に恋人が居るようで、案じている様子が度々見られます。
テラスで考え事をするトムのもとにアレックスがやって来ます。
トムは妻に「僕には無理だ。」と弱音を吐きます。
そんな夫にアレックスは「逃げるべきかも。」と語ります。
アレックスはトムや家族に危険が及ぶのを危惧していました。
友人の家に居るはずのレオはクラブで怪しげな薬を売買していました。
そこへシークレットサービスがやって来て、彼をホワイトハウスに連れて行きます。
住宅都市開発長官時代(といってもついさっきですが)の補佐官、エミリーはトムの元へ行こうとしますが、
もう立場が違うとアーロンに止められます。
しかしエミリーも「彼には支えが必要よ。」と食い下がります。
セス、アレックスと共に就任演説を考えていたトムは危機管理センターに呼び出されます。
イランが今回の事件を受け、駆逐艦をアメリカに差し向けているというのです。
大統領として対応を迫られるトムは爆撃を迫る好戦的な軍部を制し、
「私のやり方でやる。」と男気を見せます。
執務室でスーツに着替えたトムはイラン大使を迎えます。
やっぱりスーツを着ると大統領っぽくなりますね!
そしてとぼける大使を前に3時間で駆逐艦を帰港させなければ攻撃をすると毅然と言い放ちます。
恐れをなして退室する大使に「3時間ですよ」と念を押すトム。
恰好良かったです。
爆撃現場では不発弾が見つかり騒然とします。
危険物処理班が確認すると起爆するものではないことが判り、
解析によるとアルカイダなどのテロ組織がよく使用するものであると判りました。
ハンナは今回の爆撃は犯行声明や他の動きがないことから普通のテロとは違うと感じていました。
これは始まりにすぎないと。
ホワイトハウスでは覚悟を決めたトムが就任演説の中継を始めようとしていました。
一方、テラスではトムの存在が気に入らない軍の幹部が不穏な動き。
遂に中継が始まります。
妻アレックスや補佐官のエミリーが見守る中、トムの大統領としての人生がスタートしました。
展開がスピーディーで面白いです。
ただ、
トムがどーーーしてもジャックに見えてしまうのが難点(笑)。
今まで大統領を守っていたのが大統領ですもんね。
24を観ていた人は皆同じだと思います。
全20話と長いのでこれからいろいろな展開があるのかと思うと楽しみです。
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