サバイバー:宿命の大統領 シーズン1 第3話のあらすじ&感想
第三話:「誠実さの先に」
爆破された議事堂から一人の生存者が救出されました。
彼の名前はピーター・マクリーシュ議員。
あれほどの爆破現場から救出されたにしては軽傷に見えますが・・・。
ハンナは救出されたのが恋人ではなかったので少しがっかりした様子です。
トムは生存者が発見されて嬉しそうです。この人、ほんとにいい人ですね。
いつも穏やかで家族思いです。
打ち合わせをしていたその時、突如ホワイトハウスの電力が落ち、通信も切断されます。
ホワイトハウスでハッキングが起きたようです。
邸内全てのPCが回収され行われた解析の結果、
テロ組織アルサカールの犯行声明画像が検出されました。
戦争を始めたくてたまらない軍のコクラン大将は犯人が確定したように言いますが、
トムはわざわざハッキングしてまで犯行声明を出すのおかしいと疑問を投げかけます。
かつてアルサカールが他社の事件を自らの犯行と発表した事実があるとの意見や、
FBI副長官が議事堂のテロはアルサカールを犯人に仕立てる罠だというハンナの説を進言したことにより、
裏がとれるまで映像のことを口外しない方針となりました。
戦争がしたくてたまらない大将は不服そうです。
トムは犯行声明をキンブルに見せます。
情報を共有したかったという彼の好意からですが、
キンブルは意外にもアルサカールを犯人とする線に賛成のようでした。
共通の敵はアメリカを一致団結させると言うのです。
事情聴取のため、入院中のマクリーシュ議員のもとをハンナが訪ねます。
しかし重要な証言は得られませんでした。
居室でレオの荷物を片付けていたアレックスとペニーは小袋に入った錠剤を見つけます。
怪しい薬だとすぐに見抜いたアレックスはペニーには頭痛の薬だと嘘を付き、引き出しを開けます。
そこには札束が。
レオ、クラブでヤバそうなドラッグを売買してましたもんね。
テレビ番組のインタビューに臨むトム。
誠実さを前面に問題なく収録は進みますが、
最後にキャスターから当日に罷免を言い渡されていたことを突っ込まれます。
そ、そういえばそうでしたね。
ひとまず部屋を出て部下たちと相談しますが、エミリーは認めるべきと言い、
アーロンは辞任に追い込まれると事実を隠すことを主張します。
この2人、首席補佐官の座を狙っているライバルなんですよね。
席に戻り、同じ質問を受けたトムは「大使の職を打診されただけ。」と答えますが、
クビにされかけたという事実が伝わってしまいました。
マギーは爆破直前の議会の様子を繰り返し見ていました。
特にマクリーシュ議員の移っているところを。
そして映像が爆破の34秒前で途切れていることに気づきます。
そして議会の様子をスマホカメラで撮影する一人の女性に目を付け、
彼女のデータをクラウドで探すよう部下に命じます。
テロで亡くなったリッチモンド大統領の葬儀が行われます。
現大統領であるトムは故人の息子タイラーと事前に打ち合わせを行い弔辞を読む予定でしたが、
インタビューを見たタイラーから罷免される予定だったトムの弔辞は不要と言われてしまいます。
心優しいトムは父親を失ったばかりの彼の意思を尊重し弔辞を辞退します。
トムに代わって弔辞を読んだのはタイラーから依頼されたフックストラテン議員でした。
完璧なスピーチを用意してきたキンブルにしてやられたトム達。
このオバサン、隠していた爪を出してきましたね~。
キンブルの弔辞は大好評。
トムは罷免直前だったことがインタビューの放送により世間に知れ渡り厳しい立場に立たされます。
薬のことをアレックスに責められたレオはかつての自宅に一人戻っていました。
護衛官からそのことを知らされたアレックスは葬儀の後レオのもとへ。
薬に手を染めた理由を問われたレオは理由なんてないと言いますが、
アレックスは
「以前の自分に戻りたかったのよ。でも問題はその前からある。」
と鋭い指摘をするのでした。
ホワイトハウスに戻ったトムは、セスからタイラーは前大統領と2年も前から口もきかないほど不仲だったという事実を聞かされます。
葬儀ではさも仲の良い親子だったような素振りでしたが。
その時、テレビのニュースで公開されるはずのないアルサカールの犯行声明が流れます。
トムはキンブルを呼び出しリークしたのかと聞きます。
キンブルは否定しますが、これでトムが罷免直前だったことは忘れられ、国民が団結すると言います。
もっともな言い分に若干気圧されるトムですが、念のため大統領の座を狙っているのかと問います。
これは否定するキンブルですが、「では3年後は?」という質問には
「予備選があるから2年半後です。」
ってめっちゃ時期大統領狙ってます!
この魔女っぷり、トムの敵う相手ではないような・・。
FBI副長官のオフィスに呼び出されたハンナは更新された志望者リストを渡されます。
そこには彼女の恋人、スコット・ウィラー議員の名前もありました。
議員には妻子がありハンナとは不倫関係でした。
副長官は2人の仲を知っており、ゆえにハンナが少々無理な捜査をすることも承知していたのでした。
今後は判断を誤らないと副長官に誓うハンナでした。
会議中のアーロンを呼び出したトム。
「報道は映像に食いつきいい方向へ向かっています。」
と喜ぶアーロンに、
トムは
「声明をリークしたのは君だな?」
と問います。
アーロンは良かれと思ってやったと言い分を主張しますが、
トムは確証もなく戦線布告はできない。
アーロンの行いはあまりに策略的で反発的だと責めます。
アーロンも出過ぎたことは認めるが結果は最高だったと引き下がりません。
そして自らの辞表をトムに差し出すのでした。
彼もそこまでの覚悟だったということですね。
トムに呼び出されたタイラーが執務室に入って来ます。
葬儀でトムに侮辱的な態度をとったタイラーは警戒した様子でしたが、
トムはあくまでも穏やかに亡くなったリッチモンド大統領が、
タイラーのリサイタルを変装してこっそり見に行っていたことを告げます。
父に愛されていないと思っていたタイラーは、
大統領だった父が自分のことを得意気にトムに話していたと聞き喜びの涙を流すのでした。
トムはエミリーを執務室に呼び、首席補佐官はアーロンに決めたと告げます。
住宅開発長官時代から彼の右腕を務めていたエミリーはもちろん不服そうですが、
「君には君のままでいてほしい。」とトムから言われ特別顧問の職を承諾します。
FBIではスマホで空白の時間に議会の様子を撮影していた女性のデータが取り寄せられ解析されていました。
その結果、マクリーシュ議員だけが爆破の直前に席から消えていたことが判明したのです。
ハンナの勘は的中しましたね。彼が犯人とは限りませんが、何かありそうです。
しかも今回の最後の最後に謎の女性からアーロンがトムのファイルを受け取り、
悪い顔で立ち去りましたよ!トム、こいつで大丈夫なの!?
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